エカワ珈琲店のブログ

エカワ珈琲店のコーヒー情報専門サイト

小説「コーヒー豆焙煎の手引き」

電子書籍『小説・コーヒー豆焙煎の手引き』を出版しました! 2025年12月12日(金)、キンドルで新しい電子書籍『小説・コーヒー豆焙煎の手引き』をセルフ出版しました! この本は、約1万5000字(全56ページ)の小説仕立てで、コーヒー豆の焙…

コーヒー豆の焙煎と「メラノイジン」のひみつ

コーヒー豆を焙煎すると、成分が反応して香り・味・色が生まれます。 色や味の中心は、「メラノイジン」という褐色の物質です。 ちなみに、香りは別の成分が関係しています。 品種や焙煎方法の違いで、コーヒーは多様な味わいを持ちます。 だから、コーヒー…

二酸化炭素プロセス――超臨界二酸化炭素法

カフェインをぬいたコーヒーってどんなもの?〜デカフェのひみつ〜 デカフェは、カフェインが気になる人でもコーヒーを楽しめるように工夫されたやさしいコーヒーです。 そして、二酸化炭素プロセスは、おいしさを守りながらカフェインをぬく、すごい技術で…

コーヒー豆焙煎中に発生する、メイラード反応、ストレッカー分解、カラメル化反応

コーヒー豆の焙煎中には、豆の色が黄色から濃い茶色に変わる非酵素的褐変反応が起こります。 これは主にメイラード反応とカラメル化反応によるもので、焙煎時の香りはこれらに加えストレッカー分解も関係しているとエカワ珈琲店は考えています。 (1) 褐変現…

エクセルでローストカーブ図を作成する方法

「コーヒー豆焙煎プロファイル」とローストカーブ図は同じものではありません。 エカワ珈琲店では、プロファイルは焙煎の設計図、ローストカーブ図は技術的な操作過程の図表だと考えています。 (1)リアルタイムでローストカーブ図を見ながら 最新のコーヒー…

コーヒー豆焙煎のエクササイズ

エカワ珈琲店は、74歳の男性が妻の介護をしながら一人で営む小さな自家焙煎コーヒー豆小売専門店です。 バッチサイズ5kgの小型ドラム式焙煎機で焙煎し、銘柄ごとに基本の焙煎方法(マスタープロファイル)を作成しています。 各ロットごとにマスタープロフ…

コーヒー豆はどうやって加工されるの?

コーヒーの味や香りは、育て方だけでなく、収穫のタイミングや加工方法によっても大きく変わります。 特に収穫後の「精製」は、香りや味に大きな影響を与えます。 コーヒーの実は時間が経つと傷むため、収穫後すぐに加工を始めることが重要です。 まず「乾燥…

焙煎コーヒー豆の焙煎度(煎り具合)

コーヒー豆の「焙煎度」とは、豆の煎り具合のことで、主に「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3種類があります。 浅煎りは酸味が強く甘みや香りも感じられ、中煎りは苦みがありコーヒーらしい味わい、深煎りは焙煎による独特の香りと味が特徴です。 焙煎度は…

コーヒーノキとコーヒー果実

みんなが飲んでいるレギュラーコーヒーやクラフトコーヒー(自家焙煎コーヒー豆)は、コーヒー生豆から作られています。 コーヒー生豆は赤い果実の中の種(タネ)で、「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道周辺の地域、例えばブラジルやエチオピア、ベトナムで栽培さ…

コーヒー豆の焙煎について | コーヒーロースティング

選別・精製・ラベル分類された生豆は、焙煎により一般的な焙煎豆(レギュラーコーヒーまたは自家焙煎のクラフトコーヒー)となります。生豆のまま小売されることは稀です。 焙煎は生豆を物理・化学的に変化させ、味や香りの基礎を作ります。 焙煎が進むと水…

零細生業商売の可能性

エカワ珈琲店の店主は地方公務員から独立し、30数年間零細生業のコーヒー豆自家焙煎店を営んでいます。 小規模商売の強みを活かし、オンライン活用や電子書籍出版で宣伝と収入を得つつ、興味ある仕事を選びながら持続可能な商売を続けています。 (1)零細…

エカワ珈琲店のコーヒー豆の自家焙煎体験談

コーヒーは多くの人に愛される一方、科学や職人技の融合で焙煎される商品です。 エカワ珈琲店は、大量生産のレギュラーコーヒーと小規模生産のクラフトコーヒーを異なる商品だと考えています。 (1)コーヒー豆の焙煎とは コーヒー豆の焙煎は、生豆を高温にさ…

コーヒー文化の新しい風、ナノロースターのスモールバッチロースト

北米のサードウェーブコーヒーはマイクロロースターが担っていて、米国の隔月間雑誌「ローストマガジン」は年間焙煎量45トン以上をラージロースター、それ以下をマイクロロースターと定義しています。 コーヒー豆自家焙煎店はナノロースター コーヒー豆自…

焙煎したコーヒー豆の保存と脱酸素剤

エカワ珈琲店へGO!(1) 作者:年老いた珈琲豆焙煎屋 Amazon 焙煎コーヒー豆保存に使う脱酸素剤の条件 自家焙煎のコーヒー豆の賞味期限について 腐敗しなくても、品質は落ちていく 焙煎コーヒー豆の鮮度を保つための工夫 焙煎コーヒー豆保存に使う脱酸素剤の条…

エカワ珈琲店の珈琲短編小説集(1)

2025年10月25日(土曜日)、電子書籍『エカワ珈琲店の珈琲短編小説集(1)』をキンドルでセルフ出版しました。 「エカワ珈琲店の珈琲短編小説集(1)」には、珈琲と喫茶店を題材とする短編小説を4作品収録しています。 『エカワ珈琲店の珈琲短編小説集(…

コーヒービジネスの付加価値の大半は消費地で作られていた、スペシャルティーコーヒーが登場するまでは

コーヒービジネスは、熱帯地域で生産された生豆を消費地で焙煎・加工し販売する単純な仕組みで成り立っており、付加価値の多くは消費地で生まれていました。 アメリカのファーストウェーブコーヒーは、輸入したコーヒー豆を焙煎して多くの消費者に販売する単…

コーヒーを売っている場所と焙煎したコーヒー豆の価格

喫茶店商売が全盛だった昭和の頃、コーヒーは喫茶店で楽しむ飲み物で、焙煎したコーヒー豆はどこにでも売っている商品では無かったわけです。 今は、スーパーやコンビニなどの流通店舗、コーヒー豆自家焙煎店、喫茶店チェーン、焙煎コーヒー豆小売店チェーン…

生産財としての焙煎コーヒー豆、消費財としての焙煎コーヒー豆

焙煎コーヒー豆には、生産財(業務用)と消費財(小売用)の二つの性格があり、用途により区別されます。 生産財としての焙煎コーヒー豆は主に事業者向けに販売され、消費財としては一般消費者向けに大手・中堅の珈琲会社や街中のコーヒー豆自家焙煎店が取り…

コーヒーのグローバルパラドックス、コーヒー生豆はグローバル商品で自家焙煎コーヒー豆はローカル商品

焙煎コーヒー豆の原料であるコーヒー生豆は、南北回帰線の内側の熱帯地域に位置する国々で生産されて、世界中の国々(コーヒー消費地)に輸出されていて、石油に次ぐ貿易商品だと言われています。 乾燥処理されて輸出されるコーヒー生豆は、長期間の保存・保管…

零細生業ジジババ店のマーケティング(2)

2025年10月24日(金曜日)、電子書籍『零細生業ジジババ店のマーケティング(2)』をキンドルでセルフ出版しました。 『零細生業ジジババ店のマーケティング(2)』の目次と要約は以下の通りです。 零細生業ジジババ店のマーケティング(2) 作者:年老い…

新鮮な焙煎コーヒー豆と脱ガスと熟成の関係

新鮮な焙煎コーヒー豆が、全てベストとは限りません。 しかし、新鮮な焙煎コーヒー豆でなければ、ベストではありません。 その事を理解するには、新鮮な焙煎コーヒー豆について知る必要があると思っています。

エカワ珈琲店の珈琲社会学(1)

2025年10月17日(金曜日)、電子書籍『エカワ珈琲店へ珈琲社会学(1)』をキンドルでセルフ出版しました。 『エカワ珈琲店へ珈琲社会学(1)』の目次と要約は以下の通りです。 エカワ珈琲店の珈琲社会学(1) 作者:年老いた珈琲豆焙煎屋 Amazon 『エカワ…

エカワ珈琲店へGO!(1)

2025年10月17日(金曜日)、電子書籍『エカワ珈琲店へGO!(1)』をキンドルでセルフ出版しました。 エカワ珈琲店へGO!(1) 作者:年老いた珈琲豆焙煎屋 Amazon 『エカワ珈琲店へGO!(1)』の目次です。 【1】エカワ珈琲店の履歴書 (1)エカワ珈琲店の簡…

コーヒーの抽出と収率(抽出率)

コーヒーを淹れるとき、焙煎したコーヒー豆の粉の中からいろんな成分が水に溶け出します。これをコーヒーの「抽出(ちゅうしゅつ)」といいます。 焙煎したコーヒー豆の粉からどれだけ成分が出てきたかを「抽出量(ちゅうしゅつりょう)」と呼びます。 たと…

浸漬法(シンシ法)ってなに?

浸漬法(シンシ法)/Steepingとは、お湯と粉を一緒に混ぜ合わせて、ある時間が経過してからろ過するコーヒーの淹れ方(抽出方法)です。 コーヒーの味をじっくりと引き出す抽出方法で、コーヒーの抽出原理の一つです。 【1】浸漬法(しんしほう)ってなに? 【…

限界抽出量と適正抽出量の違いと意味

コーヒー抽出は焙煎豆の粉から成分を溶かし出す工程で、理想の収率は18~22%。収率が低いと酸味が強く、高いと苦味が増し、温度や時間、粉の粒度が影響する。

苦み、ビター(Bitter)

焙煎したコーヒー豆は全て、多い少ないの違いがありますが「苦味」を持っています。 適度な苦味は、甘味とほど良く調和します。ダークローストのコーヒー豆で淹れたコーヒーや過剰抽出のコーヒーは、不快な苦味を感じます。

コーヒー豆自家焙煎店市場の進化とトレンド

コーヒー豆自家焙煎店の市場は、ここ数年で大きく進化しています。コーヒー豆自家焙煎店市場の今後のトレンドは、まさに“深化と拡張”のフェーズに入っていると思います。

パイロリシス(熱分解)とは、豆の声を聴く熱分解

パイロリシス(熱分解)とは?簡単に言うと、コーヒー生豆が高温で加熱されたときに起こる非酵素的な熱分解反応で、香味、色、質感など焙煎コーヒー豆の個性を形作る重要なプロセスだと思っています。

自家焙煎コーヒーの風味を楽しむ方法、自家焙煎コーヒー豆の味を点検する方法

エカワ珈琲店は、和歌山県庁近くに立地している店舗(住居兼用の軒先店舗)と通信販売(自前の通販サイトとアマゾン)を通じて、鮮度の良い自家焙煎コーヒー豆を小売販売しています。 最大5kgのコーヒー豆を焙煎可能な(ハッチサイズ5kg)小型生産用コーヒー豆焙…