9月30日、1998年の秋に購入してエイジングしていたエチオピア・モカ(自然コーヒー)を焙煎しました。
エカワ珈琲店にて、15年間、熟成させたコーヒー豆です。
購入した当初、焙煎して香味を確認したところ、発酵臭がきつくて嫌味な酸味と雑味を感じたものです。
10年前に焙煎したときも、購入当初と同じくらいの嫌悪感を覚えました。
5年前に焙煎したときは、発酵臭や嫌な酸味は減少していましたが、雑味があって風味をそれほど感じることができなかったのを覚えています。
で、15年目の今年、やっとエイジングが成功したみたいです。
ほとんど発酵臭が無くなっていて、スッキリした酸味を感じることができて、風味の素晴らしいコーヒーが出来上がります。
飲み終わった後も、長い間、風味が口の中に残っているのが自覚できます。
1週間、毎日、香味の点検をしています。
コーヒーを淹れる時のコーヒー粉のふくらみ具合はもう一つなのですが、風味の心地良さは上昇しています。
10月の末ごろまで、香味の点検を続けるつもりです。
約30数キログラムの生豆が残っているので、11月の後半までには商品として登場させるつもりです。
販売価格は高くなると思いますが、それだけの価値がある商品だと自負しています。
(15年間エイジングしたモカコーヒーの生豆)