先日、アマゾン・アソシエイトの「紹介料レポート」を見て、びっくりしました。
先月(2024年3月)、約30万円もする家庭用コーヒー豆焙煎機が1台、誰かが購入していました。
ブログやホームページで紹介したことが無くて、その存在も知らなかったコーヒー豆焙煎機です。
年老いた珈琲豆焙煎屋が運営・管理しているブログに貼り付けている「アマゾン商品」をクリックして、最終的に「コーヒー焙煎機 SANDBOX SMART R2 コーヒーロースター 」の商品ページにたどり着いて、この商品を購入されたのだと思います。
ちなみに、約30万円のコーヒー豆焙煎機ですが、当方に入って来る紹介手数料は1000円ポッキリです。(アマゾンも楽天も、紹介料の上限は1000円です)
コーヒー豆焙煎機『Sandbox Smart R2』を検索して、wako coffee さんのユーチューブ動画を見つけて、この焙煎機について学習させてもらいました。
この焙煎機は、1バッチ(1回の焙煎作業)で300gから400gくらいのコーヒー豆を、ほぼ自動で焙煎するのに適していて、家庭用電源で動かせるコーヒー豆焙煎機のようです。
エカワ珈琲店がコーヒー豆の自家焙煎を開始したのは、1989年(平成元年)の夏の事です。
その時に導入したコーヒー豆焙煎機は、400gから500gくらいのコーヒー豆をほぼ自動で焙煎できる「ユーカス」というコーヒー豆焙煎機でした。
「ユーカス」は学習参考書で知られている学習研究社の製品で、家庭用電源で使用できるコーヒー豆焙煎機でした。
購入価格は、50万円くらいだったと思います。
コーヒー豆焙煎機『Sandbox Smart R2』のユーチューブ動画を見ていて、「ユーカス」焙煎機を思い出しました。
1992年(平成4年)の春、富士珈機の5kg焙煎機を導入してからも、5年間くらい併用して使っていました。
ちなみに、富士珈機の5kg焙煎機は、コーヒー豆焙煎中は焙煎機とにらめっこしながら、焙煎工程をコントロールしながらコーヒー豆を焙煎するタイプ(クラフトコーヒー焙煎用)のコーヒー豆焙煎機です。
趣味と実益を兼ねる隠居仕事(小遣い稼ぎ、アルバイト感覚で働いている)だと言っても、自家焙煎コーヒー豆は手作りの手工芸品的商品(クラフトコーヒー)です。
御年33歳の年老いたコーヒー豆焙煎機(富士珈機の5kg焙煎機)とにらめっこしながら、1バッチ(1回の焙煎作業)に平均して30分から30数分の時間を消費してコーヒー豆を焙煎しています。
高品質のコーヒー生豆を原料に使って、手作りで手間暇をかけて丁寧に焙煎しているから、そして、その丁寧に焙煎したコーヒー豆が新鮮だから、自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)なのだと自負しています。
しかし、古希3の年寄りには、「手作りで、手間暇をかけて丁寧に焙煎する」作業は、身体的にも精神的にも相当な負荷がかかって来ます。
毎日・毎日休み無くのコーヒー豆焙煎にも、長時間のコーヒー豆焙煎にも、耐えることが出来なくなって来ています。
最先端のコーヒー豆焙煎工場は、デジタル制御の大型コーヒー豆焙煎機が稼働していて、コーヒー豆焙煎反応の変数(パラメーター)を事前に設定して置けば、ほぼ全自動でコーヒー豆を焙煎できるという話を聞きます。
その機能を小型のコーヒー豆焙煎機に付与する研究が進んでいて、焙煎プロファイル(ローストプロファイル)のコーヒー豆焙煎反応の変数(パラメーター)を設定して置けば、後は、ほぼ自動でコーヒー豆を焙煎してくれる焙煎機が登場して来るのも時間の問題のような気がしています。
コーヒー豆焙煎容量(バッチサイズ)1kgくらいで、電磁誘導の理論で焙煎する半熱風式タイプで、コーヒー豆焙煎反応の変数(パラメーター)をある程度精密にデジタル制御できるコーヒー豆焙煎機が登場して、数十万円~100万円くらいの販売価格なら、購入を考えるだろうと思っています。
にらめっこするタイプのコーヒー豆焙煎機では、工芸品タイプの自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)を求めているコーヒー消費者向けクラフトコーヒーを焙煎します。
デジタル制御の焙煎機では、一般向けのコーヒー豆(クラフトコーヒー以外の自家焙煎コーヒー豆)を焙煎してコーヒー消費者に提供します。
そうすれば、エカワ珈琲店を利用するコーヒー消費者の幅を広げることができます。
ということで、これからは、電気を熱源に使ってコーヒー豆を焙煎する、バッチサイズ500gから1kgくらいのコーヒー豆焙煎機にも注目して行きたいと考えています。
2024年からは、零細生業商売のコーヒー豆自家焙煎店から隠居仕事(小遣い稼ぎ)のコーヒー豆自家焙煎店に衣替えしているのですが、未だに、そのような事を考えたりしています。
参考までに、2024年3月にエカワ珈琲店を訪問してくれた中国・重慶市でコーヒー豆自家焙煎店(ロースタリーカフェ)を営んでいる若い同業者(中国の方です)によると、中国では、ショップローストに使えるコーヒー豆焙煎機はバッチサイズ2kgまでに限定されていて、それ以上だと「工場」の許可が必要とのことでした。