年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

コーヒー情報記事を専門にエントリーしているブログです。年老いた珈琲豆焙煎屋の稼ぎ頭のブログです。

喫茶店、カフェ経営

30年前に金沢喫茶村の鞍信一さんが教えてくれた「喫茶店が生き残る方法」

喫茶店商売の最盛期だった1980年代の中頃、喫茶店の店舗数は10数万店を数えていました。そして、その大半を個人経営の喫茶店が占めていました。 それが、1990年前後の頃には約13万店舗と、数年の間に3万店舗から4万店舗も減少していました。 …

地域に個人経営の小さな喫茶店が存在することのメリット

有名ブランド(例えばスータバックスコーヒーやこめだ珈琲店)の喫茶店チェーンは、日本全国どの街の店でも、スポットライトを受けて消費者の注目を集めています。 一方、個人経営の喫茶店の場合、スポットライトを受けることが稀(まれ)なので、消費者に注目さ…

マルチロースターコーヒーのビジネスモデル、レストラン・カフェ・ホテルの新しい業務用焙煎コーヒー豆仕入れのカタチ

スペシャリティーヒコーヒーは、2010年代の10年間で大きく成長しています。 煎りたて新鮮なスペシャリティーコーヒーを売り物にするコーヒー豆自家焙煎店が、相当なスピードで増え続けています。 これは、日本だけの現象では無くて、世界的レベルで発…

零細生業商売の喫茶店・カフェ・レストランの場合、お客さんは神様では無くて店のインテリアです

喫茶店・カフェ・レストランに来店してくれるお客さんは、その店の大切なインテリアだと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。 個人経営の喫茶店・カフェ・レストランの場合、その店内環境の大部分は、来店してくれるお客さんによって創られているのだと思い…

喫茶店・カフェ・レストランの業務用焙煎コーヒー豆仕入先、近所のコーヒー豆自家焙煎店か業務卸が得意のコーヒー豆焙煎会社か、その長所と短所

コーヒーメニューは、喫茶店・カフェ・レストランに利益をもたらしてくれる大切なメニューだと思います。ですから、業務用焙煎コーヒー豆の調達方法の選択はオーナーの重要な仕事の一つだと思います。

食品サービス業(レストランなど)の経営者なら知って置きたいコーヒートレンド

コーヒーは世界で一番人気のある飲み物で、私たちの食文化に必要不可欠な飲み物となっています。食品サービス業(レストランなど)の経営に携わっているなら、コーヒーという飲み物の新しいトレンド(傾向)を掌握しておく必要があるのだと思います。 【目次】 (…

テイクアウトコーヒーを売るのに必要な紙カップやその他の資材【アマゾンで購入する】

テイクアウトコーヒー用の紙コップや蓋(リッド)は、オンライン通販を使って必要な資材の全てを、小ロットで購入できます。 カフェ・喫茶店用資材を専門に取り扱っている問屋さんで、数量をまとめて購入すれば安く仕入れられますが、ある程度繁盛している店で…

テイクアウトカフェ、テイクアウトコーヒー専門の喫茶店開業体験記、自家焙煎コーヒー豆小売店との兼業ですが

エカワ珈琲店は、新型コロナウィルス感染症対策で、営業形態を、それまでのインストアーショッピ ング(店内販売)から、販売窓口で買ってもらうアウトストアーショッピング(店外販売)に、自家焙煎コーヒー豆の小売営業形態を切り替えました。 ちなみに、エカ…

【珈琲商売夢物語】とある地方都市の小さな家族経営の喫茶店が大手コーヒー企業の喫茶店チェーンに対抗する方法

日本のとある地方都市に、コーヒー豆を自家焙煎している家族経営の喫茶店があります。 コーヒー豆の小売販売プラス喫茶という営業形態で、それなりの収入を確保できていて、その家族は、中間所得層的な生活をエンジョイしていました。 その家族経営の喫茶店…

喫茶店・カフェがコーヒー豆を自家焙煎するメリット、コーヒー豆を自家焙煎する喫茶店・カフェが増えている

客席や営業時間が決まっているわけですから、提供できるカップコーヒーの杯数には限度があります。それに、店舗が繁盛すれば、少ない人数で運営することができなくなるので、人件費コストが増大します。 店舗への来客数は、天候など、様々な事情に左右されま…

レストラン・カフェ・喫茶店が地元食材 | ローカルフードをメニューに使うことのメリット

アメリカで発生したローカルフードムーブメントは、正規の流通ルートから排除された小規模農家が開催した朝市から始まりました。 大量生産、大量消費の市場から排除された(競争に負けた)小規模な生産者や加工業者は、食べて行くために、新しい流通ルートとし…

昭和の頃の繁盛していた喫茶店はコーヒーで儲けていた、現在のスターバックスコーヒーのように

成長を続けている世界一の喫茶店チェーン「スターバックスコーヒー」は、コーヒーを売って儲けています。 スターバックスコーヒーの利益の源泉は、ブラックコーヒーやアレンジコーヒーなどのコーヒードリンクだと思います。 昭和の頃の繁盛していた喫茶店も…

コーヒー中心の飲み物を提供するカフェ・喫茶店商売をしているなら、1度コーヒー豆の焙煎を経験してみるも良いかもしれません

1980年代になると、それまで街中の喫茶店のもう一つの収益源だったコーヒーの出前が減り始めます。 それに代わって、オフィスコーヒーサービスという新しい珈琲ビジネスが台頭して来ました。 喫茶店のコーヒー出前ビジネスがオフィスーコーヒーサービス…

朝食は喫茶店・レストランでコーヒーモーニング

喫茶店の定番メニュー「モーニングサービス」が、昭和の喫茶店全盛時代ほどではありませんが、人気を盛り返しています。 朝の時間帯にコーヒーを注文して、希望すれば、コーヒー1杯の値段でゆで卵とトーストが付いてくるのが、コメダ珈琲店に代表される喫茶…

新型コロナウィルス感染予防、日本フードサービス協会が作成した飲食店の衛生対策ガイドライン

外食産業の業界団体「一般社団法人日本フードサービス協会」は、お客様に安心して外食を楽しんで頂くためには、外食産業に携わる人々の健康管理と各店舗の衛生管理の徹底が必要不可欠だとして、新型コロナウィルス感染予防対策の指針となる衛生管理のガイド…

喫茶店もマーケティングとブランドの時代に突入している

1970年代、1980年代、時間が余れば喫茶店という雰囲気が充満していました。 時間をつぶしに行こう、ちょっと会話をしに行こう、誰々さんに会いに行こうと、誰もが喫茶店に「コミュニティー空間」を求めていました。 喫茶店は、コミュニティー空間を…

マルチロースターショップ(Multi-Roaster-Shops)の利点と問題点

コーヒーにある程度の興味を持っている人なら、もしかしたら、マルチロースターショップ(Multi-Roaster-Shops)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。 一般的に、コーヒーにこだわる喫茶店はコーヒー豆自家焙煎を選択します。これは、日本でもアメリ…

昭和レトロ、個人経営の喫茶店は減り続けている

昭和レトロの雰囲気が売り物の喫茶店チェーンには勢いがあるわけですが、昭和から続くレトロな個人経営の喫茶店は、その店舗数を減らし続けています。 個人経営のレトロな喫茶店、昭和の最盛期に十数万店を数えたわけですが、2016年には数万店にまで減少…

4月13日は喫茶店の日、40年前の喫茶店文化と現在の喫茶店文化の様変わり

4月13日は、「喫茶店の日」です。 「喫茶店の日」という記念日は、総務省統計局のホームページ「なるほど統計学園」によると、明治21年(1888年)4月13日、東京・上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開業したことに由来するそうです。 www.ekawaco…

小さな喫茶店が大手中堅の喫茶店チェーンに対抗する方法

昭和の頃に開業して、現在(2018年)も営業しているパパママ経営の喫茶店、何故、30数年~50年近く営業を続けていられるのかというと、その秘訣はスタッフの質(orパパとママの人柄)に依存する割合が高いような気がします。 五木寛之が1968年(昭和…

【小さな喫茶店経営】基本的に、個人経営の喫茶店は儲からないビジネスだと考えています

流行の先端を行く空間デザインと居心地の良い雰囲気、それに加えて良質のコーヒーや紅茶、軽食を提供するのが、喫茶店・カフェビジネスだと考えています。 昔から、喫茶店・カフェは、 公共の場or社交の場としての役割を担っていて、その役割を果たせれば繁…

喫茶店に満ち足りた社会で小さな喫茶店が生き残って行く方法

日本は、喫茶店に満ち足りている社会だと思います。 昔ながらの喫茶店の店舗数に限定すれば、最盛期(1980年代中頃)の半分以下にまで減少していますが、その店舗の減少分をファミリーレストランやハンバーガーチェーンなどのファーストフードチェーンが補…

独立系の喫茶店・レストランの焙煎コーヒー豆調達先にはローカルロースター(地元のコーヒー豆自家焙煎店)が適していると思う理由

調達価格や品質に問題がなければ、個人経営の喫茶店やレストラン、地域の独立系飲食企業の焙煎コーヒー豆調達先として、基本的に地元のコーヒー豆自家焙煎店が一番適しているはずだと考えています。

小さなカフェ・喫茶店は儲からない

開店しても僅か数年で閉店する店がほとんどなのが、小さなカフェ・喫茶店の経営です。そして、閉店した時点で、相当多額の負債が残っていたりするわけです。

小規模な喫茶店・小さなレストランの焙煎コーヒー豆調達先に、地元のコーヒー豆自家焙煎店が適している理由【小さな喫茶店】

調達価格に問題がなければ、個人経営の喫茶店やレストラン、地域の独立系飲食企業の焙煎コーヒー豆調達先として、基本的に地元のコーヒー豆自家焙煎店が一番適しているはずだと自負しています。

ミネルバ茶房という喫茶店

1968年(昭和43年)に発表された、五木寛之の小説『ソフィアの秋』の舞台となった喫茶店、それが『ミネルバ茶房』です。 エカワ珈琲店の店主は、この小説の冒頭部分、「店もまた人である、・・・ミネルバ茶房は、とりもなおさず、そこの店主であるところ…

個人経営の喫茶店・カフェ・レストランの焙煎したコーヒー豆調達方法

個人経営の喫茶店・カフェ・レストランなどが焙煎したコーヒー豆を調達する方法ですが、様々な方法があるのだと思います。 現在(2016年)のところ、業務卸を得意とするコーヒー豆焙煎会社(ロースター)から焙煎したコーヒー豆(レギュラーコーヒー豆)を仕入…

零細生業パパママ店が、ウォーターベッド効果の犠牲にならない方法

大手小売事業者は、その購買力・販売力を背景にして、納入業者から安い価格で商品を仕入れることで、コストの削減と収益の拡大が可能となります。 納入業者は、大手小売事業者からの値下げ要求に対して、効率化で対応しようとするのですが、それでも対応でき…

小さなコーヒー店(喫茶店)の最適立地は、スターバックスコーヒーの隣にあるのかもしれません

アメリカの独立系コーヒー店の間で、今、一番人気のある出店場所は、スターバックスコーヒーの店が立地する近くの場所なのだそうです。 理由は、コーヒー好きのお客さんを開拓してくれているので、その相乗効果を期待できるからなのだそうです。

小規模な飲食店舗(軽食喫茶・レストラン)の差別化戦略は、コーヒー豆自家焙煎店にお任せ【小さな喫茶店】

アメリカの飲食店市場では、小規模な飲食店舗やローカルチェーンは差別化マーケティングを駆使することで、大手飲食チェーンの攻勢を凌いでいると理解しています。 マイクロ・ロースターと呼ばれるアメリカの小規模なローカル(地域)のコーヒー豆焙煎屋さんは…