基本的に、個人経営の喫茶店は儲からないビジネスだと考えています

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流行の先端を行く空間デザインと居心地の良い雰囲気、それに加えて良質のコーヒーや紅茶、軽食を提供するのが喫茶店・カフェビジネスだと考えています。

昔から、喫茶店・カフェは、 公共の場or社交の場としての役割を担っていて、その役割を果たせれば繁盛できて、果たせなければ閑古鳥が鳴くビジネスだと考えています。

 

   

喫茶店のビジネスモデル 

喫茶店・カフェのビジネスモデルは、スターバックスコーヒーが全世界に広げて行ったビジネスモデルです。しかし、昭和の頃の日本では、すでにこのビジネスモデルは存在していました。

1960年代、1970年代の日本で、このビジネスモデルを地で行って繁盛していたのが地域の個人経営の喫茶店でした。

当時、喫茶店は、それほど技術を習得していなくても、それほど資本力が無くても始められる喫茶店は、脱サラビジネスの代表的な存在でした。それほど資本力が必要無いといっても、数百万円~1000万円くらいの開業資金が必要でしたが。

 

喫茶店を始めるには

(1)フランチャイズに加入する

(2)誰かが営んでいた喫茶店の権利を購入する

(3)立地の選定、店舗の造作と、初めから自分で始める

という選択肢があるようです。

 

現在の喫茶店ビジネスは

昭和の頃の喫茶店全盛時代の喫茶店ビジネスは「個人でも儲けられるビジネス」でしたが、現在の喫茶店ビジネスは個人経営では儲けられないビジネスになっています。

喫茶店を始めるにあたっては、「基本的に儲からない商売」で「赤字が出なければ御の字の商売」だということを念頭に置いておく必要があるようです。

個人経営の喫茶店の最大の弱点は、コーヒー1杯の価格が安すぎること、あるいは、客単価が低すぎることにあると考えています。

50年前の1970年前後、喫茶店で飲むコーヒー1杯の価格は100円くらいでした。50年後の現在、コンビニコーヒー1杯の価格は100円くらいですから。

 

喫茶店のフランチャイズチェーンに加入するのは無鉄砲

基本的に喫茶店は儲からない商売だと思います。ですから、莫大な資金を必要とするフランチャイズに個人で加入するのは、冒険では無くて無鉄砲だと思います。

個人経営の喫茶店やカフェは、オーナーの個性(生き様)に依存する部分が大きいビジネスですから、基本的にフランチャイズビジネスに向いていないと考えています。

30年前、ドトールコーヒーのフランチャイズに加入するのに数千万円必要という話を聞いたことがあります。喫茶店のフランチャイズは、個人で加入するシステムでは無くて、法人がノーハウを購入するシステムになっているのだと思います。

 

喫茶店のボランタリーチェーン化が衰退の原因

あれだけ繁盛していた昭和の喫茶店の衰退原因を分析すれば、喫茶店経営にフランチャイズビジネスが向いていないのを理解できるはずです。衰退の最大の原因が、喫茶店ビジネスの同質化にあったわけですから。

店頭には、焙煎コーヒー豆を供給している珈琲屋さん(or珈琲企業)の社名が書かれている看板が出ていて、提供する商品の中身も価格も、どの喫茶店も同じようなものでした。

個人経営の喫茶店なのですが、チェーン店のようになビジネスをしていたわけです。

 

喫茶店の権利を購入するのは資金の無駄遣い 

喫茶店が繁盛していた1970年代、誰かが営んでいた喫茶店の権利が相当な高額で売買されていました。しかし、思うように儲けられないので店を手放すわけですから、権利を高額で購入した人の大半は大損したという話を聞いたことがあります。

個人で喫茶店経営を始めるなら、立地の選定、店舗の造作と、初めから自分で始めるのが無難な方法だと思います。でも、喫茶店は儲けられない商売ですから、資本の投入は最低必要限に抑えるべきだと思います。できれば、趣味の範囲内で営むのが理想だと思います。

 

もしも、個人経営の喫茶店ビジネスで繁盛できたなら

もし、個人経営の喫茶店ビジネスで繁盛して儲けられたなら、チェーン店化はものすごく簡単だと思います。チェーン店ビジネスとは、その繁盛して儲けている喫茶店の店舗経営を複製するビジネスですから・・・。

小生、珈琲ビジネスの片隅で約30年間棲息していますが、地方の中核都市周辺で、その手の話を全く聞いたことがありません。

ということで、基本的に、個人経営の喫茶店は儲からないビジネスだと考えているわけです。

 

おせっかいかもしれませんが、参考までに

小さな喫茶店やカフェは儲からないビジネスですから、どうしても新規に参入するのなら、ボランティア的な商売を営むのが良いと考えています。

www.ekawacoffee.work

個人経営の喫茶店は、副業(or複業)ビジネスが最適だと考えている今日この頃です。