現在(2017年)の喫茶店業界ですが、スターバックスやドトールコーヒー、それにこめだ珈琲店などのコーヒーチェーン全盛で、全国いたるところに出店しています。
一方、団塊の世代が若かりし頃に頻繁に利用していた個人経営の喫茶店は、その店舗数を減らし続けています。
日本の喫茶店需要は拡大しているのだと思うのですが、その果実を収穫しているのは、チェーン系の飲食企業なのだと思います。しかし、2010年代に入って、生業店たる個人経営の喫茶店にも少しだけ風が吹き始めているように感じられます。
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10何年か前、団塊の世代が定年退職して時間つぶしを考えるようになれば、団塊消費の一つとして喫茶店が蘇るとする声もありました。
結局、60歳で定年退職した団塊の世代が、昔ながらの喫茶店に戻ってくることは無かったわけです。
何故かと言うと、60歳で定年退職した後も働き続けたからだと思います。
2010年代の中頃になって、年金生活に入る団塊の世代の人たちが多くなってきました。
もし、今(2017年)、エカワ珈琲店の店主が喫茶店を営むとすれば、団塊の世代とそれに連なる世代をターゲットとする喫茶店を営むだろうと思います。
そして、ある程度の繁盛を手に入れる自信を持っているのですが、家庭の事情と財政的な事情で本格的な喫茶店を営むことができません。
団塊の世代をターゲットとする商売は、団塊の世代の商売人が一番適しているのだと思うのですが・・・。
追記/2020年5月25日
2020年に入って出現した新型コロナウィルスの影響で、外食産業は壊滅的な打撃を受けています。
もちろん、個人経営の喫茶店の来店客数も急減しています。個人経営の喫茶店を利用するお客さんの大半は、団塊の世代かそれ以上の年齢の人たちですから、若い人たちが利用するスターバックスコーヒーのような喫茶店よりも、お客さんの減少傾向が高いような気もします。
もちろん、団塊の世代が主たるお客さんである個人経営の喫茶店は、お客さんの大半が団塊の世代かそれ以上の年齢になっているわけですから、テイクアウトでコーヒーを売るのには無理があります。
現役を引退した年齢層の人たちがお客さんですから、コーヒーのデリバリーとも、ほぼ無縁です。(コーヒーのデリバリー=オフイスコーヒーサービスだと考えているので。)
ということで、年老いた珈琲豆焙煎屋ですが、団塊の世代とそれに連なる世代をターゲットとする喫茶店経営という夢とはサヨウナラすることにしました。
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コロナ前でも、個人経営の喫茶店は減り続けていました。コロナ後は、そのスピードが速くなって行くだろうと想像しています。
従来型の個人経営の喫茶店は、儲けられない商売になってしまっていると思います。それが、コロナの登場で、ますます儲けられない商売になってしまったようです。