【珈琲物語】年老いた珈琲豆焙煎屋の珈琲物語

年老いた珈琲豆焙煎屋は、連れ合いと2人だけで零細生業パパママ規模のコーヒー豆自家焙煎店を和歌山市で営んでいます。その店の屋号は「エカワ珈琲店」です。そのエカワ珈琲店が発信しているコーヒーストリーを楽しんで頂けたら幸いです

注目度、上昇中のカテゴリー

 コーヒー豆自家焙煎商売 

 

コーヒーネットワーク(兼松)が、コモディティーコーヒー生豆の取り扱いも開始してくれました【2016年から】

兼松株式会社(総合商社)が運営管理するCoffee Network は、これまでのスペシャリティーコーヒー生豆に加えて、コモディティータイプのコーヒー生豆も取り扱うと伝えています。

www.coffee-network.jp

 

Coffee Network は、コーヒー豆自家焙煎店向けB to B(事業者間取引)通販サイトの草分けです。これまでは、ほぼスペシャリティーコーヒー生豆オンリーの商品展開をしていました。

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エカワ珈琲店は10年以上前(2004年頃)から利用していて、使用するコーヒー生豆の100%をCoffee Network から仕入れていた時期もあります。

最近は、スペシャリティーコーヒー生豆価格が高騰を続けているので、コモディティータイプのコーヒー生豆も二次問屋(業務専業のロースター)さんから仕入れていて、Coffee Network からの仕入れは全使用量の80%くらいになっています。

 

都会のコーヒー豆自家焙煎店なら、高価格帯のスペシャリティーコーヒーだけでも商売が成り立つかもしれませんが、地方の町のコーヒー豆自家焙煎店では無理です。

高価格帯のスペシャリティーコーヒーに対する絶対的需要が、地方の町には不足しています。

www.ekawacoffee.work

北米大陸でも、サードウェーブコーヒー商売が成り立っているのは、ある程度の人口が集中している地域だけで、人口のまばらな農村地域には浸透していないという話を聞きます。

 

10数年前、月間500kg~600kgのコーヒー生豆を仕入れていた頃、大手コーヒー生豆商社のW社さんに取引を打診したのですが断られた記憶が残っていて、それ以来、大手コーヒー生豆商社さんに仕入れを打診する気持ちが無くなってしまっています。

ということで、現在(2016年7月)、エカワ珈琲店が仕入れに利用できる大手コーヒー生豆商社はCoffee Network を運営管理している兼松株式会社さんだけです。

 

最近、地方の町でも、コーヒーブームの影響からか、「煎りたて、新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」に対する消費者の関心が高まっていて、同時に需要も拡大しています。

今のところ、その需要に応えられるのは、街中のコーヒー豆自家焙煎店だけだと考えています。

www.ekawacoffee.work

 

スペシャリティーコーヒーでなければというコーヒー文化の最先端にいるお客さんは、焙煎コーヒー豆の価格には比較的おおらかです。

でも、「煎りたて、新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」を追求しているお客さんは、焙煎コーヒー豆の価格にシビアではありませんが、できればリーズナブルな価格が良いと考えているお客さんで、あまりにも高級な焙煎コーヒー豆は購入しません。

 

ですから、それなりの品質を持っているコモディティーコーヒー生豆が、喫茶・飲食店業務主体の焙煎会社が仕入れているのと同じくらいの条件で仕入れることができるなら、大いに助かります。

エカワ珈琲店のこれまで蓄積してきた経験・技術・知識を駆使すれば、コモディティーコーヒー生豆を活用して、お客さんにある程度の満足感を与える自家焙煎コーヒー豆を提供できる自信もあります。

 

ということで、地方の町でコーヒー豆自家焙煎商売を営むなら、スペシャリティーコーヒー生豆にプラスして、ニューヨーク相場に連動した価格で手に入るコモディティーコーヒー生豆の活用は絶対必要条件だと、この道30年のエカワ珈琲店は考えている今日この頃です。

 

追記/2022年2月27日

この記事を書いてから6年が経過して、2022年2月現在のエカワ珈琲店は、スペシャリティーコーヒーかそれに準じるクラスのコーヒー生豆を原料に使った自家焙煎コーヒー豆のみを焙煎・販売する商売をしているので、使用するコーヒー生豆のほぼ全量をコーヒーネットワークから仕入れています。

エカワ珈琲店は年老いた珈琲豆焙煎屋とその連れ合いの2人だけで営んでいる零細生業規模のコーヒー豆自家焙煎店で、店主は70歳の高齢者です。

コモディティーのコーヒー生豆を原料にして、ロースターと呼ばれる焙煎コーヒー豆業務卸事業者と競い合って自家焙煎コーヒー豆を売る商売は、もう無理です。

ですから、自家焙煎コーヒー豆の販売価格を、6年前よりも1.5倍~2倍くらいに値上げさせてもらって、スペシャリティーコーヒーかそれに準じるクラスのコーヒー生豆を原料に使った自家焙煎コーヒー豆のみで商売をしていて、コモディティーのコーヒー生豆は使っていません。

www.ekawacoffee.work

 

参考までに、パプアニューギニアのトロピカルマウンテンは、コーヒーネットワーク(兼松)さんが登録している商標で、スペシャリティーコーヒー生豆に準じるクラスのコーヒー生豆です。

エカワ珈琲店は、コーヒーネットワーク(兼松)で仕入れたトロピカルマウンテンを、中深煎り(エカワ珈琲店の焙煎度基準です)に焙煎加工してアマゾンで販売しています。