エカワ珈琲店のブログ

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珈琲社会学・パパママストア

零細生業商売の可能性

エカワ珈琲店の店主は地方公務員から独立し、30数年間零細生業のコーヒー豆自家焙煎店を営んでいます。 小規模商売の強みを活かし、オンライン活用や電子書籍出版で宣伝と収入を得つつ、興味ある仕事を選びながら持続可能な商売を続けています。 (1)零細…

コーヒー文化の新しい風、ナノロースターのスモールバッチロースト

北米のサードウェーブコーヒーはマイクロロースターが担っていて、米国の隔月間雑誌「ローストマガジン」は年間焙煎量45トン以上をラージロースター、それ以下をマイクロロースターと定義しています。 コーヒー豆自家焙煎店はナノロースター コーヒー豆自…

コーヒービジネスの付加価値の大半は消費地で作られていた、スペシャルティーコーヒーが登場するまでは

コーヒービジネスは、熱帯地域で生産された生豆を消費地で焙煎・加工し販売する単純な仕組みで成り立っており、付加価値の多くは消費地で生まれていました。 アメリカのファーストウェーブコーヒーは、輸入したコーヒー豆を焙煎して多くの消費者に販売する単…

コーヒーを売っている場所と焙煎したコーヒー豆の価格

喫茶店商売が全盛だった昭和の頃、コーヒーは喫茶店で楽しむ飲み物で、焙煎したコーヒー豆はどこにでも売っている商品では無かったわけです。 今は、スーパーやコンビニなどの流通店舗、コーヒー豆自家焙煎店、喫茶店チェーン、焙煎コーヒー豆小売店チェーン…

生産財としての焙煎コーヒー豆、消費財としての焙煎コーヒー豆

焙煎コーヒー豆には、生産財(業務用)と消費財(小売用)の二つの性格があり、用途により区別されます。 生産財としての焙煎コーヒー豆は主に事業者向けに販売され、消費財としては一般消費者向けに大手・中堅の珈琲会社や街中のコーヒー豆自家焙煎店が取り…

コーヒーのグローバルパラドックス、コーヒー生豆はグローバル商品で自家焙煎コーヒー豆はローカル商品

焙煎コーヒー豆の原料であるコーヒー生豆は、南北回帰線の内側の熱帯地域に位置する国々で生産されて、世界中の国々(コーヒー消費地)に輸出されていて、石油に次ぐ貿易商品だと言われています。 乾燥処理されて輸出されるコーヒー生豆は、長期間の保存・保管…