年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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コーヒー豆自家焙煎店とクラフトコーヒーの業務卸

エカワ珈琲店(店主は年老いた珈琲豆焙煎屋)は、店主の年齢が年齢(71歳)ですから、今はもう自家焙煎コーヒー豆の業務卸には興味が無くなっていて、自家焙煎コーヒー豆の小売だけの身の丈に合った商売を続けています。

しかし、65歳以下の現役世代が店主をしているコーヒー豆自家焙煎店なら、自家焙煎コーヒー豆の業務卸を無視するのはもったいない話だと思います。

自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)の業務卸は、コーヒー豆自家焙煎店商売の安定化に貢献してくれます。

そして、自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)の業務卸は、オフィスコーヒーサービスの分野を除けば、まだまだ開拓途上の商売だと思っています。

 

【参考】2010年頃、アメリカで注目され始めたサードウェーブコーヒーの担い手たちを「日経MJ」が紹介しています。当時のサードウェーブコーヒーの担い手たちは、業務卸を拡大させることで成功を手にしています。

www.ekawacoffee.work

 

業務卸(ホールセール)はコーヒー豆自家焙煎店の経営を安定させてくれる

煎りたてで香りの良いスペシャルティーコーヒーの自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)を、カフェや喫茶店、レストランやホテル、食料品店・美容室・オフィスなどに卸売りする業務卸(ホールセール)は、コーヒー豆自家焙煎店商売の経営安定に貢献してくれます。

アメリカで始まったサードウェーブコーヒー現象の担い手たちは、スペシャルティーコーヒー(クラフトコーヒー)の卸売り業務中心の商売で成長と成功を手にしたわけですから。

 

業務卸(ホールセール)先を30軒確保できれば

カフェ・喫茶店・レストラン・ホテル・食料品店だけでなくて、美容室や自動車販売会社やその他の事業所に自家焙煎コーヒー豆を販売するオフィスコーヒーサービスも業務卸(ホールセール)です。

業務卸先を大体30軒確保できれば、少なくとも月間100㎏くらいの自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)を捌くことになりますから、1㎏4000円で販売するとして、毎月40万円くらいの安定収入を確保できます。

安定収入の確保は、コーヒー豆自家焙煎商売に相当な自由度をもたらしてくれると思います。

また、月間100㎏以上の自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)を捌ければ、コーヒー生豆仕入先の選択肢が拡がります。

 

コーヒー豆焙煎代行業

ロースター(焙煎事業)商売は、基本的に、コーヒー豆自家焙煎店商売を含めてコーヒー豆焙煎代行商売だと思っています。

カフェ・レストラン・ホテル・旅館などがコーヒー豆の自家焙煎を選択すれば、間違いなく事業の生産性が低くなります。

煎りたて新鮮で香りの良いスペシャルティーコーヒーを仕入れられるなら、コーヒー豆を自家焙煎するという選択肢は無くなります。

そのタイプのコーヒー(クラフトコーヒー)を喫茶店・カフェ・レストラン・ホテル・旅館などに供給できるのは、今のところ、地域のコーヒー豆自家焙煎店(ナノロースター)だけです。

地域のコーヒー豆自家焙煎店が、地域の喫茶店・カフェ・レストラン・ホテルに煎りたて新鮮で香りの良いスペシャルティーコーヒーを供給する市場は、まだまだ未開拓のコーヒー消費市場だと思います。

 

2010年代前半頃までの地方都市では

年老いた珈琲豆焙煎屋とその連れ合いが二人だけで切り回しているコーヒー豆自家焙煎店「エカワ珈琲店」ですが、2010年代の前半頃までは、喫茶店・カフェ・レストラン・ホテル・旅館などに、煎りたて新鮮で香りの良いスペシャルティーコーヒーの自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)を売り込みたいと模索・挑戦していました。

しかし、エカワ珈琲店が商売をしている和歌山市では、その頃はまだスペシャルティーコーヒー・自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)に対する認知度が低くて、価格が高くて付帯サービスで劣っているコーヒー豆自家焙煎店を調達先に選択してくれる喫茶店・カフェ・レストラン・ホテル・旅館などは皆無でした。

 

それから10年近くの年月が経過しています

和歌山市クラスの地方都市でも、スペシャルティーコーヒー・自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)に興味を持つコーヒー消費者が増えて来ています。

アメリカのサードウェーブコーヒー現象は、最初、都市部で発生して、徐々に人口の少ない地方の町に普及して行っています。

おそらく、日本でも、同じような道筋を進んで行くのだろうと想像しています。

2020年代前半の今、スペシャリティーコーヒー・自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)が、カフェ・レストラン・ホテル・食料品店などに受け入れられる商売環境が整って来ているような気がします。

 

クラフトコーヒーの小売商売だけでは

経験から、自家焙煎コーヒー豆小売商売だけで人並み(一般的なサラリーマン並み)の暮らしをするのは、都会では可能かもしれませんが、地方都市では無理だと思います。

それを求めるのなら、カフェ・レストラン・ホテル・食料品店向けにスペシャリティーコーヒー・自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)の業務卸先を開拓して、経営基盤を強化する必要があると思います。

ちなみに、エカワ珈琲店のコーヒー豆自家焙煎店商売は、地域のオフィスに自家焙煎コーヒー豆を配達する商売(オフィスコーヒーサービス)から始まりました。

1992年から2000年前後の頃までの大体10年間、オフィスコーヒーサービスがエカワ珈琲店の経済的基盤を支えてくれていました。

 

【参考】レギュラーコーヒーとクラフトコーヒーについての記事です。

www.ekawacoffee.work

 

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