年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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コーヒー豆市況の複雑な背景、コーヒー豆(生豆)価格の上昇原因を考える

2020年代に入ってから、コーヒー豆(生豆)相場の上昇が続いています。

今年(2024年)も、コーヒー豆(生豆)相場が高騰していて、その原因は、天候不順による生産量の減少と円高だと報じられています。

その2つが原因だとすれば、生産量が回復して円安になれば、コーヒー豆(生豆)相場は下落するわけです。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋(エカワ珈琲店)は、それだけが原因とは考えていません。

主たる原因は、世界のコーヒー消費量の大幅増加だと思っています。

コーヒー豆(生豆)相場は、横ばいで推移することがあっても、大きく下落することは無いと考えています。

というよりも、コーヒー豆(生豆)価格の上昇が、これからも続いて行くだろうと推測しています。

 

コーヒー豆(生豆)相場で上昇しているコーヒー豆は、コーヒーの世界で暮らしの糧を得ている人たちが、コモディティーコーヒー(コマーシャルコーヒー)と呼んでいるタイプのコーヒー豆(生豆)です。

ニューヨークやロンドンの商品市場で価格が決まるコーヒー豆(生豆)で、マスマーケットで流通している焙煎コーヒー豆商品の原料になっている一般的なコーヒー豆(生豆)です。

マスコミで、コーヒー豆(生豆)価格が高騰していると報じられているのは、コモディティーコーヒー豆(生豆)の価格が高騰している事を意味していると思っています。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋が店主で、夫婦二人だけで家族営業をしているコーヒー豆自家焙煎店「エカワ珈琲店」が、自家焙煎コーヒー豆の原料に使っているコーヒー豆(生豆)は、コーヒーの世界ではスペシャルイティーコーヒーと呼んでいるコーヒー豆(生豆)です。

スペシャルティーコーヒー生豆は、コーヒー生豆輸入事業者と生産国の農園・農協が直接契約して売り買いしているコーヒー生豆で、コーヒー豆(生豆)相場とは縁が無いコーヒー豆(生豆)です。

 

コモディティーコーヒー価格の上昇が続いているのは、新型コロナウィルスパンデミックが始まった2020年代になってからです。

パンデミックが収まっている2024年になっても、価格の上昇が続いています。

スペシャルティーコーヒー豆(生豆)の価格は、2010年代になってから、毎年・毎年、上昇を続けています。

コーヒー豆(生豆)生産者が、コーヒー果実の栽培に関する知識が多ければ多いほど、丁寧に栽培すればするほど、品質の良いコーヒー豆(生豆)が生産されると考えられています。

それらが、一定のレベルに達しているのかを認定しているのが、自然保護団体やフェアトレード団体で、スペシャルティーコーヒー豆(生豆)生産者たちは、その認定を取得しています。

www.ekawacoffee.work

 

コモディティーコーヒーは、相場(需要と供給の要因だけ)で価格が決定する市場取引のコーヒー豆(生豆)ですから、生産の知識を学習して丁寧にコーヒー豆(生豆)を生産しても付加価値が高くなるわけでもありません。
しかし、直接取引のスペシャルティーコーヒーは、「品質評価」次第で付加価値を作り出すことができます。

現実に、スペシャルティーコーヒー豆(生豆)価格は、コモディティーコーヒーの2倍から3倍以上となっています。

そして、それが、コーヒーの世界での常識となっています。

 

アメリカ合衆国でサードウェーブコーヒーが、スペシャルティーコーヒーの静かなブームを作り出してから20年くらいの歳月が経過しています。

今(2024年)では、スペシャルティーコーヒーの静かなブームが、世界中に拡散しています。

世界のコーヒー消費量は大幅に増え続けているようですが、その中でも、スペシャルティーコーヒーの消費量の増加、特に、消費金額ペースでの増加が顕著です。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋が店主のコーヒー豆自家焙煎店「エカワ珈琲店」は、和歌山市のお城の近くに立地しています。

お城の周辺には、幾つかのビジネスホテルが営業していて、インバウンド需要の恩恵にあまり恵まれていない和歌山市でも、お城の周りを歩いていると、必ず外国からの観光客と遭遇します。

www.ekawacoffee.work

 

観光名所でも有名店でも無いエカワ珈琲店にも、外国人観光客が、時々、1杯のテイクアウトコーヒーや100g・200g単位の自家焙煎コーヒー豆を購入するために来店してくれます。

しかし、来店するのは、普通のインバウンド外国人観光客ではなくて、コーヒー豆自家焙煎店巡りをしている台湾の人や、中国本土でロースタリーカフェを営んでいる人などなど、コーヒー豆の焙煎やロースタリーカフェ経営に興味を持っている人たちで、「珈琲おたく」の外国人観光客の人たちです。

 

この1年間でエカワ珈琲店に来店してくれた「珈琲おたく」の外国人観光客は、中国・ホンコン・台湾・タイと、全員がアジアの国々の人たちでスペシャルティーコーヒーに興味を持っている若い人たちです。

スマートフォンの翻訳アプリで会話するのですが、それらアジアの国々のコーヒー消費は、喫茶店・カフェでの消費が大半を占めているとのことです。

家庭でのコーヒー消費が増えて来るのは、これからと言う事だと思います。

経済発展が著しい国々の若い人たちが、スペシャルティーコーヒーに興味を持ち始めているわけですから、世界のコーヒー消費量もコーヒー消費金額も、今後も増え続けると思います。

 

スペシャルティーコーヒーを原料に使っている自家焙煎コーヒー豆は贅沢品で、コモディティーコーヒーを原料に使っているレギュラーコーヒーは普及品だと理解しています。

2020年代になってからのコモディティーコーヒー豆(生豆)価格の上昇は、世界中のコーヒー消費量の増加に加えて、贅沢品のスペシャルティーコーヒーの消費量が増え続けている事が原因していると、エカワ珈琲店(年老いた珈琲豆焙煎屋)は考えています。

 

コーヒー豆(生豆)生産に関する知識をたくさん仕入れて、丁寧にコーヒー豆(生豆)を生産すれば、高い付加価値を手にすることが出来て、その需要が毎年増え続けているのですから、コモディティーコーヒー豆(生豆)の生産からスペシャルティーコーヒー豆(生豆)の生産に衣替えする農家も多くなっているのだと思います。

スペシャルティーコーヒー豆(生豆)の供給量が増え続けていて、コモディティーコーヒー豆(生豆)の供給量が減少している可能性があると思っています。

 

それに加えて、世界のコーヒー消費量が急増しているのだとしたら、コーヒー豆(生豆)相場で取引しているコモディティーコーヒー豆(生豆)の相場価格が上昇を続ける事があっても、大きく下落することは無いと予想しています。

もちろん、スペシャルティーコーヒー豆(生豆)の価格も、下落することは無くて、ゆるやかな上昇が続くだろうと予想しています。