年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

コーヒー情報記事を専門にエントリーしているブログです。年老いた珈琲豆焙煎屋の稼ぎ頭のブログです。

シングルオリジンについて

マイクロロースターと呼ばれるアメリカコーヒー業界第3の波系のコーヒー屋さんのサイトを訪問すると、「single origin」という言葉と頻繁に遭遇します。 取り扱っているコーヒー豆のことを、「single origin(シングル・オリジン)」と表現しているのだと思う…

エイジングコーヒー/Aging Coffee

美味しいコーヒーを淹れるための最初のステージの一つ、それがコーヒー生豆のエイジングのステージだとエカワ珈琲店は考えています。 一般的に、コーヒーにそれほど興味の無い人には、エイジングコーヒーとオールドコーヒー、この2つが同じように見えるかも…

エカワ珈琲店の焙煎コーヒー豆商売と「これが運命」

5kgのコーヒー生豆を焙煎可能な富士珈機製の生産用小型コーヒー豆焙煎機を導入して、本格的に自家焙煎コーヒー豆小売商売を始めたのは1992年の春のことです。 配達先の中心は、和歌山市内とその郊外に立地している会社・学校・役所でした。 2000年…

独立系喫茶店・カフェの最強の差別化戦略、それはコーヒー豆の自家焙煎だと思います

コーヒー主力の商売を営む喫茶店・カフェ業界ですが、チエーン系の喫茶店・カフェの勢いが強くて、独立系の喫茶店・カフェを圧倒しつつあるように思われます。 また、独立系の喫茶店・カフェは、低価格のコンビニコーヒーにも需要を奪われているようです。 …

コーヒー豆焙煎と油脂成分の酸化

一般論ですが、コーヒー豆の焙煎操作とは、コーヒー生豆に熱を加えることで、水分を蒸発させて、コーヒー豆内部の細胞組織を0.02mm~0.09mmの空洞を伴う均一なハニカム構造(蜂の巣のような構造)に変化させて、抽出するべきコーヒー成分を細胞膜…

コーヒー生豆エイジング/エカワ珈琲店の見解

100年くらい前に発行されたコーヒーの本「オール・アバウト・コーヒー」に、インドネシアで収穫されたコーヒー生豆を、帆船を使って赤道直下の海を何ヶ月も費やしてニューヨークまで運んでいた時代があって、その帆船で運んで来たコーヒー生豆を焙煎加工…

江崎珈琲店

江崎珈琲店さんは、佐賀県三瀬峠にある人気の観光スポット「まっちゃん」内で、屋台形式の珈琲店を営んでいます。 その人気の観光スポット「まっちゃん」が、只今、改装中ということで、その間、珈琲屋さん巡りを楽しんでいて、和歌山市のエカワ珈琲店にも、…

コーヒー豆自家焙煎店は、現実を受け入れて、その中で一番儲けられる商売を・・・

2010年~2015年の間に、コーヒー生豆価格が2回乱高下しました。 2010年のコーヒー生豆の高騰とその後の下落、2014年のコーヒー生豆価格の高騰とその後の下落の2回です。 2016年の現在も、エカワ珈琲店の財政事情はそれほど安定してい…

スターバックスコーヒーが、ネスレの次世代コーヒーが

2010年の春、スターバックスコーヒーがAGFと組んで日本の家庭用コーヒー市場に進出してきました。 その年だったと思います。世界最大のコーヒー企業の日本法人ネスレ日本が、「次世代コーヒー」と銘打って、新製法のインスタントコーヒー(ソリュブルコー…

欧米の標準的なな焙煎コーヒー豆の煎り具合

焙煎コーヒー豆の煎り具合(焙煎度)を浅煎り、中煎り、深煎りの3段階に分類する昔風の簡潔な方法を採用しています。 しかし、21世紀の現在、焙煎コーヒー豆の煎り具合の分類方法は、もう少し細分化したものが一般的となっています。

焙煎コーヒー豆の焙煎度

上の写真は、1997年に発行された伊藤博さんの著書「珈琲を科学する(時事通信社)」から引用させて頂いた八段階に分類した焙煎度の写真です。 ライトローストは、最も浅煎りの焙煎度合で、飲用に堪えません。 シナモンローストも相当な浅煎りで、カッピン…

スターバックスコーヒーもそうなのですが、優れたコーヒーブランドは、独自の販売チャネルを持っています

成熟してしまった市場で大量生産・大量消費向け商品を販売する方法として、マスコミ広告などを駆使して競合相手からマーケットシェアを奪ってしまうという手法があります。 日本では、もう何年も前から、そのマーケティング手法を駆使したとしても、なかなか…

分子ガストロミーと分子クッキングとコーヒー豆の焙煎

Wikipedia(日本語版)は、分子ガストロミーを、調理を物理的、化学的に解析する科学的学問分野で分子美食学と呼ばれることもあると解説しています。 分子調理・分子料理は、「食材→調理→料理」のプロセスにおいて、食材の性質の解明、調理中に起こる変化の解…

コーヒー豆自家焙煎店の市場は、コーヒー市場の先端部分にあるのかもしれません

大手・中堅コーヒー企業の主戦場は、家庭用コーヒー市場なのだと思います。 30年近く前、大手・中堅コーヒー企業の主戦場は、喫茶店・レストラン向け業務卸コーヒー市場でした。 家庭用コーヒー市場とオフィスコーヒー市場は、まだまだ未開拓な市場でした…

JABホールディング、キューリグ・グリーンマウンテンを買収

2015年12月8日、日本経済新聞社のWEBニュースが、世界第2位のコーヒー企業ヤコブ・ダウ・エグバーツ(オランダ)を傘下に持つ投資ファンドのJABホールディング(ルクセンブルク、ドイツ資本)が、12月7日、同3位の米キューリグ・グリーン・マ…