【珈琲物語】年老いた珈琲豆焙煎屋の珈琲物語

年老いた珈琲豆焙煎屋は、連れ合いと2人だけで零細生業パパママ規模のコーヒー豆自家焙煎店を和歌山市で営んでいます。その店の屋号は「エカワ珈琲店」です。そのエカワ珈琲店が発信しているコーヒーストリーを楽しんで頂けたら幸いです

スターバックスコーヒーもそうなのですが、優れたコーヒーブランドは、独自の販売チャネルを持っています

成熟してしまった市場で大量生産・大量消費向け商品を販売する方法として、マスコミ広告などを駆使して競合相手からマーケットシェアを奪ってしまうという手法があります。

日本では、もう何年も前から、そのマーケティング手法を駆使したとしても、なかなか効果が出ないようになってしまっています。

www.ekawacoffee.work

 

とくに、エカワ珈琲店(店主は年老いた珈琲豆焙煎屋)の属するコーヒー業界では、その傾向が顕著になって来ているみたいです。

原因は、スターバックスに代表される、ブランドの時代に突入しているからだと思います。

 

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(スターバックスのサイトより引用させて頂きました)

 

「優れたブランド」とは、その商品を使っていると見栄えがして心地よい気分になる商品で、そのブランド企業が、生き生きと力を発揮できる分野にて、独創的で分かりやすいビジョンを持って商品を提供しているブランドです。

そして、優れたブランドは、必ず、お客さんに快適さを感じさせる販売チャネルを持っているわけです。

 

日本のコーヒー市場で一番知られているコーヒーブランドといえば、間違いなく「スターバックス」です。

そのスターバックスのマーケティング戦略はというと、既存の市場で競争するのではなくて新しい市場を開拓することだそうです。

その基礎となっているのが、スターバックスの店舗網だと思います。

 

考えて見れば、コーヒー市場が成熟してしまっているアメリカで、シアトルの小さなコーヒー企業だったスターバックスコーヒーが、スペシャリティーコーヒー豆(?)と、そのコーヒー豆を使ったコーヒー飲料の市場を開拓したことで、グローバルなコーヒー企業に成長することができたわけです。

 

スターバックスコーヒーが日本にやって来た頃、コーヒー店を対象とする季刊雑誌に「店の近くにスターバックスがやって来たら」という記事が掲載されていました。

しかし、現在(2016年)から考えると、スターバックスは脅威でも何でもなくて、コーヒー豆自家焙煎店商売の立場からはプラスに作用する要因でした。

 

一方で、零細生業の自家焙煎コーヒー豆小売店であるエカワ珈琲店は、資金力のある大手コーヒー企業の「自分たちよりも弱いものを叩き潰して、その市場を奪ってしまうビジネス」に、何度も何度も泣かされた経験を持っています。

大手コーヒー企業との市場の奪い合いは、エカワ珈琲店の商売にマイナス要因だけを運んできました。

エカワ珈琲店ですが、数年前(2010年頃)から、日本のコーヒー企業を模範とする商売ではなくて、アメリカのサードウェーブコーヒー系のコーヒー屋さんを見習った商売に活路を求めてきました。

 

そして、自店で焙煎したコーヒー豆を、直接お客さんに小売販売するエカワ珈琲店独特の販売チャネル開拓に力を注いできました。

何とか食べて行くことができるだけの販売チャネルですが、これが「エカワ珈琲店ブランド」という小さな小さな未完成のストアブランドを支えてくれています。

今後は、60代半ばという年齢のことは考え無いことにして、小さくても優れているストアブランドの確立と、もう少しだけ販売チャネルの容量を大きくすることを目標に頑張ってみるつもりです。