年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

コーヒー情報記事を専門にエントリーしているブログです。年老いた珈琲豆焙煎屋の稼ぎ頭のブログです。

コーヒー豆自家焙煎店は、現実を受け入れて、その中で一番儲けられる商売を・・・

2010年~2015年の間に、コーヒー生豆価格が2回乱高下しました。 2010年のコーヒー生豆の高騰とその後の下落、2014年のコーヒー生豆価格の高騰とその後の下落の2回です。 2016年の現在も、エカワ珈琲店の財政事情はそれほど安定してい…

スターバックスコーヒーが、ネスレの次世代コーヒーが

2010年の春、スターバックスコーヒーがAGFと組んで日本の家庭用コーヒー市場に進出してきました。 その年だったと思います。世界最大のコーヒー企業の日本法人ネスレ日本が、「次世代コーヒー」と銘打って、新製法のインスタントコーヒー(ソリュブルコー…

欧米の標準的なな焙煎コーヒー豆の煎り具合

焙煎コーヒー豆の煎り具合(焙煎度)を浅煎り、中煎り、深煎りの3段階に分類する昔風の簡潔な方法を採用しています。 しかし、21世紀の現在、焙煎コーヒー豆の煎り具合の分類方法は、もう少し細分化したものが一般的となっています。

焙煎コーヒー豆の焙煎度

上の写真は、1997年に発行された伊藤博さんの著書「珈琲を科学する(時事通信社)」から引用させて頂いた八段階に分類した焙煎度の写真です。 ライトローストは、最も浅煎りの焙煎度合で、飲用に堪えません。 シナモンローストも相当な浅煎りで、カッピン…

スターバックスコーヒーもそうなのですが、優れたコーヒーブランドは、独自の販売チャネルを持っています

成熟してしまった市場で大量生産・大量消費向け商品を販売する方法として、マスコミ広告などを駆使して競合相手からマーケットシェアを奪ってしまうという手法があります。 日本では、もう何年も前から、そのマーケティング手法を駆使したとしても、なかなか…

分子ガストロミーと分子クッキングとコーヒー豆の焙煎

Wikipedia(日本語版)は、分子ガストロミーを、調理を物理的、化学的に解析する科学的学問分野で分子美食学と呼ばれることもあると解説しています。 分子調理・分子料理は、「食材→調理→料理」のプロセスにおいて、食材の性質の解明、調理中に起こる変化の解…

コーヒー豆自家焙煎店の市場は、コーヒー市場の先端部分にあるのかもしれません

大手・中堅コーヒー企業の主戦場は、家庭用コーヒー市場なのだと思います。 30年近く前、大手・中堅コーヒー企業の主戦場は、喫茶店・レストラン向け業務卸コーヒー市場でした。 家庭用コーヒー市場とオフィスコーヒー市場は、まだまだ未開拓な市場でした…

JABホールディング、キューリグ・グリーンマウンテンを買収

2015年12月8日、日本経済新聞社のWEBニュースが、世界第2位のコーヒー企業ヤコブ・ダウ・エグバーツ(オランダ)を傘下に持つ投資ファンドのJABホールディング(ルクセンブルク、ドイツ資本)が、12月7日、同3位の米キューリグ・グリーン・マ…

アメリカで発生しているローカルフードムーブメントについて

スターバックスコーヒージャパンの元経営主体だったサザビーリーグが、アメリカで大人気の高品質ハンバーガーレストラン「シェイクシャック(Shake Shack)」日本1号店を、2015年11月13日、東京青山に出店したというニュースが流れています。

喫茶店、飲食店向け自家焙煎コーヒー豆業務卸は、コーヒー豆自家焙煎店の有望な未開拓市場

最近、喫茶店・飲食店向け業務卸について、色々と調べています。 エカワ珈琲店(店主は年老いた珈琲豆焙煎屋)ですが、1990年代、オフィス向け業務卸が順調に推移していた頃、喫茶店・飲食店向け業務卸も積極的に開拓したいと考えていました。 // 21世紀…

エカワ珈琲店の反省

21世紀に入ってからの十数年間、エカワ珈琲店は、停滞、低迷、衰退を続けていて、焙煎コーヒー豆の販売量も売り上げも、全盛期の3分の1以下にまで落ち込んでいます。 大手コーヒー企業との闘いに敗れたということも影響していると思うのですが、それだけ…

マイクロロースターとラージロースター

アメリカで発行されているコーヒー豆焙煎事業者向けの隔月刊雑誌「ローストマガジン」が主催する、『今年のロースター大賞」的なコンテストがあります。 この賞の対象となるコーヒー豆焙煎事業者を、年間コーヒー豆焙煎量45トンくらいを境目として、それ以…

ネスカフェサテライトと業務用コーヒー豆市場、街中の小さなコーヒー豆自家焙煎店とは競合しない

ネスレ日本が、業務用コーヒー豆市場への攻勢を強めているのだと思います。 オフィスコーヒー市場をターゲットとする「ネスカフェアンバサダー」のマーケティング戦略が成功しているようで、職場で飲むコーヒーはネスカフェというオフィスが増加しているとも…

「煎り立て、新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」の供給は、不足しているのだと思います。

「煎り立て、新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」については、供給が需要に追いついていないのかもしれません。 年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が営んでいる自家焙煎コーヒー豆小売専門店「エカワ珈琲店」のお客さんですが、2010年代の中頃あたりから、焙煎コー…

今、日本のファーストウェーブコーヒー市場が流動化しているのかもしれません

日本のコーヒー市場ですが、ファーストウェーブコーヒー市場、セカンドウェーブコーヒー市場、サードウェーブコーヒー市場、もう一つの規模の小さなコーヒー市場と、4つの波のコーヒー市場が存在しているのだと、エカワ珈琲店は考えています。