最近、喫茶店・飲食店向け業務卸について、色々と調べています。
エカワ珈琲店(店主は年老いた珈琲豆焙煎屋)ですが、1990年代、オフィス向け業務卸が順調に推移していた頃、喫茶店・飲食店向け業務卸も積極的に開拓したいと考えていました。
21世紀に入って、オフィス向け業務卸が急速に下降線を描き始めて、それと並行するように焙煎コーヒー豆の店舗販売も急速に下降線を描き始めたので、喫茶店・飲食店向け業務卸を積極的に開拓する余裕が無くなってしまいました。
【目次】
新しいコーヒー文化に注目
2010年代に入って、都会で新しいコーヒー文化が注目され始めて、昨年(2014年)あたりからは、その新しいコーヒー文化が、地方の町のコーヒー豆自家焙煎店周辺にまで影響を及ぼし始めています。
焙煎コーヒー豆の小売りについては、21世紀に入った頃の15年前とは大幅に商環境も商売の仕方も変化しています。
エカワ珈琲店は、自家焙煎コーヒー豆小売商売を営んでいるのですが、15年前とは、商売の有様が全く異なってしまっています。
時々、数年ぶり、10何年かぶりというお客さんも来店してくれるのですが、現在のエカワ珈琲店に戸惑っている様子が伝わってきます。
コーヒー豆自家焙煎店商売も様変わり
コーヒー豆自家焙煎店の焙煎コーヒー豆小売商売は、21世紀に入ってからの10数年で、相当大幅に変わってしまいました。
コーヒー豆自家焙煎店にやって来るお客さんの求めている何かが変化しているのですから、その変化に合わせて何かを変えて行かなければ、商売が縮小してしまいます。
コーヒー豆自家焙煎店は小規模な商売ですから、商売の縮小は命取りになることも有り得ます。
ですから、お客さんのライフスタイルに適合すべく、コーヒー豆自家焙煎店の商売も変わって行く必要があったわけです。
焙煎コーヒー豆業務卸は変化していない
ブログネタにしようと考えて、何年かぶりに喫茶店・飲食店向け業務卸について少し調べたのですが、この分野については、10数年前と、もしかしたら20年以上前の昔と、商売そのものがそれほど変化していないように年老いた珈琲豆焙煎屋の目には見えます。
昔ながらの営業力主体の商売で、コーヒーを大量に消費するだろうお客さんには、高価な調理器具を無償貸与するなど、平均的な消費者に平均的な商品を提供する商売を営んでいるように見えます。
特別な消費者に特別な商品を
コーヒー豆自家焙煎店商売ですが、20世紀は、平均的な消費者に平均的な商品を提供する商売で成り立っていましたが、21世紀に入ってからは、特別な消費者に特別な商品を提供する商売でなければ成り立たなくなっています。
2010年代に入って、独立系の喫茶店・飲食店の焙煎コーヒー豆需要は、特別な消費者に特別な商品を提供する需要へと様変わりしつつあります。
コーヒー豆自家焙煎店の有望な未開拓市場
もしかしたら喫茶店・飲食店の業務卸をターゲットとして、コーヒー豆自家焙煎店が、特別な消費者に特別な商品を提供する商売を営めば、喫茶店・飲食店向け業務卸で相当規模の需要を確保できるかもしれません。
特別な消費者に特別な商品を提供する商売については、ある程度の経験(スキル)を持っているわけですから、相当に面白い商売ができるかもしれません。
喫茶店・飲食店向け焙煎コーヒー豆業務卸には、特別な消費者に特別な商品を提供する焙煎コーヒー豆需要という、未開拓の相当に大きな市場が存在している可能性があると年老いた珈琲豆焙煎屋は考えます。