年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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アイスコーヒーの季節がやって来た

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暑い日が続くようになると、冷たいコーヒー(アイスコーヒー)を飲みたくなります。

アイスコーヒーが「冷コー」と呼ばれていた昭和の頃、夏に飲むコーヒーはアイスコーヒー(冷コー)と決まっていました。その頃のアイスコーヒーですが、ブラックで飲める代物では無かったので、砂糖(ガムシロップ)とクリームを添加して飲んでいたものです。

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2018年の現在、「冷コー」という言葉は消滅していて、アイスコーヒーは、ホットコーヒーとは別の飲み物となっていて、1年中飲まれています。昭和の頃とは、完全に生活環境が変わってしまっているのだと思います。

コンビニの挽きたて淹れたてのアイスコーヒー、食品スーパーやドラッグストアーやコンビニの冷蔵棚に並んでいるRTDコーヒー、スターバックスコーヒーなどで売っているコールドブリューコーヒーやドラフトコーヒー(泡立つニトロコーヒー)、喫茶店で売っている淹れたてのアイスコーヒーと、色々なアイスコーヒーが存在しています。

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基本的に、アイスコーヒーは香りを楽しむ飲み物だと考えています。コーヒーの香りを楽しむには、「煎りたて・挽きたて・淹れたて」が必要条件だと考えています。

100円~150円のコンビニアイスコーヒーは「挽きたて淹れたて」ですから、400円~500円の喫茶店のアイスコーヒーが紙パックのアイスコーヒーを使っていたら、それは質の悪いジョークです。

 

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アイスコーヒーの作り方です。最近は、水やお湯に焙煎コーヒー粉を長時間浸漬させて作るコールドブリューコーヒーが流行っているようですが、コーヒーメーカーやハンドドリップ、それにサイフォンでアイスコーヒーを作る場合、「急冷する方法」と「作り置きする方法」の2つの作り方が知られています。

「作り置きした」アイスコーヒーは、どうしても香りの減少やコーヒー浸出液の酸化と言う問題が発生します。(作り置きできる期間は半日くらいです)

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アイスコーヒーは香りの飲み物だと考えている喫茶店の大半は、「急冷する方法」でアイスコーヒーを作っているのだと思います。

濃く淹れたコーヒーを、直接、氷の上に注ぐコーヒーの淹れ方が、「急冷する方法」の基本です。

氷にコーヒーの熱湯浸出液を注ぐと透明なアイスコーヒー が出来上がりますが、反対に、コーヒーの熱湯浸出液に氷を入れると白い濁りが発生します。

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