エカワ珈琲店は、自分の店のコーヒー豆焙煎機を駆使して自家焙煎したコーヒー豆に自信を持っています。
「コーヒーのテイスティングはブラックコーヒーで」が常識です。珈琲屋さんが、ブラックコーヒーにミルクを添加してテイスティングすることは有り得ません。
理由は簡単明瞭で、ブラックコーヒーはコーヒー成分だけで出来ていますが、ミルクを添加したコーヒーにはコーヒーの成分とミルクの成分が含まれているからです。
エカワ珈琲店は小規模な珈琲屋ですから、ブラックコーヒーで味わう純粋な香味を追求する商売に徹しています。
しかし、シアトル系の喫茶店チェーンや都会の喫茶店では、ミルクと砂糖を添加して飲むコーヒーが消費者に支持されているようです。
名古屋が本拠の喫茶店チェーンも、ミルクや砂糖を添加するコーヒーが提供されています。
クイックナビゲーション
ブラックコーヒー
ブラックコーヒーとは、砂糖・牛乳・エバミルク・クリーム・植物性フレッシュ・香料などの添加物を添加しないで飲むコーヒーで、抽出したコーヒーに何も添加しないで飲むコーヒーです。コーヒーの成分だけで作られているコーヒーです。
ちなみに、淹れ方や栽培地や精製方法などによって微妙に香味のニュアンスが変化するのがブラックコーヒーですから、栽培方法・精製方法やコーヒー豆が本来持っている酸味や甘味を強調するスペシャリティーコーヒーは、ブラックコーヒーで味わうのが基本になっているようです。
ホワイトコーヒー
ホワイトコーヒーとは、ミルクを入れて飲むコーヒー。ミルクコーヒー。砂糖や牛乳、エバミルク、ホワイトナーなどの添加物を入れて飲むコーヒー。
ミルクコーヒーのベースとなるコーヒー原液は、エスプレッソコーヒーがほとんどで、ミルクとシロップとコーヒー原液の比率は決まっています。また、酸性度の高くて飲み難いブラックコーヒーは、ミルクを添加すると香味がまやかになって飲みやすくなるとされています。
ブラックコーヒーとホワイトコーヒーのカロリー
ブラックコーヒーは、コーヒーを淹れることによって生成する酸味・苦味・甘味・風味を味わうコーヒードリンクで、お茶などと同じ低カロリーの飲み物です。
ブラックコーヒーのカロリーは、200ccで2カロリーくらいで、含まれている脂肪はごく僅かです。(淹れ方によって、少し変化しますが)
ミルクコーヒー(orホワイトコーヒー)は、甘味やミルクの味でブラックコーヒーを加工するコーヒードリンクですから、基本的に、ブラックコーヒーの香味・風味よりも甘味やミルクの味が勝っているコーヒードリンクで、カロリーの高い飲み物です。
コーヒー以外の添加物を入れて飲むコーヒーがホワイトコーヒーですから、当然、ブラックコーヒーよりもカロリーが高くなります。
世界各地のホワイトコーヒー
英語圏の国々では、牛乳やクリーム、ホワイトナーなどを添加して飲むコーヒーをホワイトコーヒーと呼んでいるようです。しかしながら、アメリカでは、ホワイトコーヒーという用語があまり使われていないようです。
コーヒーの代用品的な飲み物を、ホワイトコーヒーと表現することもあるようです。マレーシアのイポーホワイトコーヒーがよく知られています。
ブラックコーヒーを飲む
目覚めに飲むコーヒーは、ブラックコーヒーに限るという人が大勢いるはずです。目覚めに飲むブラックコーヒーは、一日の始まりのエネルギーを与えてくれます。
ブラックコーヒーには、酸味成分をある程度苦味成分で覆い隠している焙煎コーヒー豆を使って淹れたコーヒーが似合っているのだと思います。
酸味を強く感じるコーヒーを、ミルクも砂糖も添加しないブラックコーヒーで味わうと、酸の強烈な飲みにくいコーヒーになってしまう可能性があります。
ホワイトコーヒーを飲む
酸味を強く感じるコーヒーにミルクを添加すると、コーヒーの酸とミルクが調和してまろやかで濃厚なホワイトコーヒーが出来上がります。
極端に深く焙煎したダークロースト(フレンチロースト)の焙煎コーヒー豆を使ってコーヒーを淹れると、クリームや砂糖をトッピングして飲むタイプのコーヒーが出来上がります。
クリームや砂糖をトッピングして飲むと本当に美味しいのですが、ブラックコーヒーで味わうとなると、相当に飲み難いコーヒーになります。