年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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コーヒー生豆商社㈱セラード珈琲が、コーヒー生豆小分け専門会社㈱マドゥーラ設立

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セラード珈琲のフェイスブックから引用

2000年前後の数年、㈱セラード珈琲のブラジルコーヒー豆のお世話になっていました。

2000年前後のエカワ珈琲店は、毎月500kg~600kgくらいのコーヒー生豆を購入していたので、何社かのコーヒー生豆商社(or問屋)さんからコーヒー生豆を購入することが可能でした。もちろん、1袋(60kg~70kg)単位での購入です。

 

2002年頃から、焙煎コーヒー豆の販売量減少が始まって、現在(2019年)の月間焙煎コーヒー豆販売量は100~150kgくらいになっています。ですから、コーヒー生豆商社との付き合いも、1社だけになっています。

で、10年以上も取引をしていないのですが、㈱セラード珈琲様からは、時々、ダイレクトメールが届きます。

 

4月の初め頃に届いたダイレクトメールには、㈱セラード珈琲さんが、コーヒー生豆の小分け専門会社㈱マドゥーラを、2019年4月15日に設立するとの案内が入っていました。

コーヒー生豆小分け販売の受注は、5月GWの連休明け以降になるそうで、コーヒー生豆1kgからの小分け販売に対応するとのことです。

 

只今、コーヒーブームの真っ只中で、コーヒー豆自家焙煎店(ナノロースター)も、兼業を含めれば全国に約6000店あるとも言われています。

コーヒー豆自家焙煎店(ナノロースター)の増加に伴ってコーヒー生豆を卸売する問屋さんも増えているそうですが、総合商社がコーヒー生豆の大半を輸入していて、現地生産者とのダイレクトトレードで輸入されるコーヒー生豆はごく僅かとのことです。

㈱セラード珈琲さんは、そのごく僅かのダイレクトトレードのコーヒー生豆を取り扱っているコーヒー生豆商社さんです。

 

㈱セラード珈琲さんですが、エカワ珈琲店がブラジルコーヒー豆を購入していた2000年前後、色々と苦労されていたようですが、その後、スペシャリティーコーヒーブームの後押しもあって順調に業績を伸ばしているようです。

欧米、特にアメリカの小規模な珈琲豆焙煎屋にとっては、焙煎コーヒー豆の焙煎日表示は必須事項になっています。この流れは、当然、近いうちに日本にもやって来るはずです。

 

焙煎日を袋に表示して売るには、小型焙煎機で少量生産することが必要になります。おそらく、今後、500g・1kg容量の手軽な価格のコーヒー豆焙煎機が登場して来ることが予想されます。そうなると、コーヒー豆を自家焙煎する喫茶店も増えるはずです。

エカワ珈琲店は、コーヒー生豆の小分け販売に将来性があると考えています。北米大陸では、もうすでに、コーヒー生豆小分け専門商社が存在していて活況を呈しているわけですから。

 

コーヒー生豆小分け販売を消費するのは、コーヒー豆自家焙煎店だけとは限りません。ホームロースト向けの需要も考えられます。

ちなみに、エカワ珈琲店ですが、アマゾンを通じて、通信販売限定でコーヒー生豆を小分け販売しています。でも、コーヒー生豆商社さんの小分け販売には対抗できませんから、アマゾンでコーヒー生豆を売るのは止めようと考えています。