江川珈琲店のブログ

和歌山市でパパママ規模の珈琲豆焙煎屋を営むエカワ珈琲店のメインブログ。珈琲関係の記事を中心に投稿掲載している雑記ブログ。

「新しい(新鮮な)焙煎コーヒー豆」の供給は不足している

f:id:ekawa:20190401211718j:plain

「新しい(新鮮な)焙煎コーヒー豆」については、供給が需要に追いついていないのかもしれません。ですから、店頭販売する焙煎コーヒー豆の焙煎日を、お客様にお知らせしてきました。ただし、ブレンドした焙煎コーヒー豆については、ブレンドに使っているシングル焙煎コーヒー豆の中で一番日数が経過している焙煎コーヒー豆の日付を焙煎日として表示しています。

 

エカワ珈琲店も、片手で数えられる程度ですが、喫茶店にも焙煎コーヒー豆を買ってもらっています。その喫茶店向けに販売している焙煎コーヒー豆ですが、100g、200gの小分け販売が好評です。

ですから、積極的に焙煎コーヒー豆の小分け販売をアピールすれば、エカワ珈琲店の焙煎コーヒー豆を買ってくれる喫茶店やレストランの店舗数を増やすことができると考えています。

 

ひと昔前くらいだったと思います、はっきりした時期は覚えていないのですが、株式市場に上場している東京の大手コーヒー企業が、小型焙煎機を地方の営業所に設置して、「新しい(新鮮な)焙煎コーヒー豆」需要への対応を検討しているという話を聞いた記憶がます。

その後、地方の営業所でコーヒー豆を焙煎するという話は消えてしまったようですが、その話を、関西の中堅コーヒー企業の社員の方にしたところ、「そんな商売をされたら、今のままなら対抗できない」と語っていました。

 

その関西の中堅コーヒー企業が業務店向けに販売している焙煎コーヒー豆は、工場から出荷された時点で3週間が経過しているそうですから、そして、もちろん小分け販売も不可能だと思いますから、対抗するには、全面的に生産システムを変更する必要が出てくるのだと思います。

エカワ珈琲店ですが、これまで「新しい(新鮮な)焙煎コーヒー豆」を強調する商売に二の足を踏んで来たのかもしれません。「価格競争の罠」にはまってしまって、「底辺への競争」をして来たことを反省している今日この頃です。

「価格競争の罠」にはまれば、一度に大量の焙煎コーヒー豆を販売する工夫が必要ですから、「新しい(新鮮な)焙煎コーヒー豆」を強調すれば、商売に支障をきたします。

 

ですから、「触らぬ神に祟り無し」ということで、何となく、焙煎コーヒー豆の熟成や劣化のメカニズムを説明しないようにして来ました。でも、それは、自分で自分の首を絞めることになっていたのだと思います。

自動化した大規模なコーヒー豆焙煎工場で大量生産するレギュラーコーヒー豆は、マスマーケットをターゲットとしている規格商品(大量生産・大量消費の商品)です。

一方、小型の生産用コーヒー豆焙煎機を駆使して少量生産している焙煎コーヒー豆は、「新しい(新鮮な)焙煎コーヒー豆」を求めているお客さんをターゲットとするオーダーメイド商品だと思います。

 

近年、家庭用焙煎コーヒー豆小売市場でも、喫茶店・飲食店向けの業務用焙煎コーヒー豆市場でも、「新しい(新鮮な)焙煎コーヒー豆」への需要が増加しているのを実感することができます。

地方の町を拠点とする 小規模な珈琲豆焙煎屋が、大規模なコーヒー豆焙煎工場で計画的に大量生産している生産効率・流通効率の良い賞味期限3か月~1年のレギュラーコーヒー豆に価格競争・サービス競争を挑んでも、勝てるはずがありません。

 

しかし、家庭用焙煎コーヒー豆小売市場や喫茶店・レストラン向け業務用焙煎コーヒー豆市場で、急速に需要が増え続けている「新しい(新鮮な)焙煎コーヒー豆」については、小規模(or零細)な地域(ローカル)の珈琲豆焙煎屋に相当有利な条件が揃っているように思われます。

焙煎コーヒー豆小売中心の商売を営んでいるので、そのことを敏感に感じ取ることができます。

 

ひと昔前までなら考えられなかった現象ですが、エカワ珈琲店の店頭では、少しくらい価格が高くても、「新しい(新鮮な)焙煎コーヒー豆」が簡単に売れる時代になっています。(残念ながら、田舎のコーヒー屋ですから、都会のコーヒー屋さんと違って、お客さんの人数はそれほど多くないのですが・・・)

ということで、喫茶店・飲食店向けの業務用焙煎コーヒー豆市場をターゲットとして、少量生産・手づくりの「新しい(新鮮な)焙煎コーヒー豆」を積極的にアピールする商売に挑戦しようかと考えています。

 

地域を拠点とする小さな珈琲豆焙煎屋が、地元の喫茶店に焙煎コーヒー豆を買ってもらうための最強のマーケティング、それは、手づくりした少量生産の「新しい(新鮮な)焙煎コーヒー豆」を、100gあるいは200gという小分けで販売するマーケティングなのかもしれません。もちろん、喫茶店・レストランで使っても採算に合う価格で販売するという条件付きだと思いますが。