誰だって、美味しいコーヒーを楽しみたいと思っているはずです。しかし、いつもと同じように淹れたはずなのに、不味いコーヒーが出来上がることもあると思います。
何故、そのようなことが起こるのかと考えてみると、5つの理由が思い当たります。
ということで、不味いコーヒーが出来上がる5つの理由と、それらの理由を修正する方法を、思いつくままに書き出してみました。(参考になるかどうか、分かりませんが)
【目次】
- (1)焙煎コーヒー豆が古くなっていた、焙煎コーヒー豆の保管状態が悪かった
- (2)適切に焙煎されていない焙煎コーヒー豆を使ってしまった
- (3)コーヒーを淹れるのに使った器具が汚れていた
- (4)淹れたコーヒーを保温器で温めていた
- (5)水の品質が良く無かった
- (関連記事)
(1)焙煎コーヒー豆が古くなっていた、焙煎コーヒー豆の保管状態が悪かった
焙煎が終了して焙煎機から排出されたその時から、焙煎コーヒー豆の品質変化が始まります。焙煎コーヒー豆のままなら約1か月、粉に粉砕すれば約1週間くらいで風味香味の劣化が目立つようになると言われています。
ですから、家庭で美味しいコーヒーを楽しむには、焙煎してからそれほど日にちの経過していない新鮮な焙煎コーヒー豆を豆のまま購入して、乾燥した涼しい場所で密閉容器に入れて保存して、3週間~4週間くらいで使い切るのがベストだと考えています。
(2)適切に焙煎されていない焙煎コーヒー豆を使ってしまった
過度に深く焙煎している(過度に強烈な煎り具合の)コーヒー豆を使って淹れるコーヒーは、異常に苦くて焦げた味がします。また、過度に浅い煎り具合(過度に浅煎り)の焙煎コーヒー豆を使ってコーヒーを淹れると、色が薄くて香味もほとんど感じられないコーヒが出来上がります。
焙煎コーヒー豆の煎り具合にバラつきのある煎りムラも、不味いコーヒーが出来上がる原因となります。
ある程度の時間を費やして丁寧に焙煎した煎りムラの無い焙煎コーヒー豆、焦げていない焙煎コーヒー豆を、信頼している珈琲屋さんで購入するのがベストだと思います。
(3)コーヒーを淹れるのに使った器具が汚れていた
洗浄のしていないコーヒーメーカーを使ってコーヒーを淹れると、コーヒーメーカーの汚れがコーヒーの香味に悪影響を与えることがあります。また、ハンドドリップでコーヒーを淹れる際も、ドリッパーやサーバーに汚れ物質が付着していて、その汚れ物質がコーヒーの香味に悪影響を与えることもあります。
コーヒーを淹れるのに使う器具の洗浄は欠かせません。
(4)淹れたコーヒーを保温器で温めていた
例えば、コーヒーメーカーでコーヒーを淹れて、サーバーに貯まっているコーヒー浸出液をコーヒーメーカーの保温プレートで温めて置いた場合、必ず、コーヒーの香味が劣化しています。『淹れたてのコーヒーを味わう』、それがベストだと思います。
(5)水の品質が良く無かった
淹れたコーヒー(一杯のコーヒー)の99%は水ですから、一番重要なコーヒー(コーヒー浸出液)の成分は水(淹れるのに使用する水)だと言われています。そして、水に含まれているミネラル成分は、コーヒー(一杯のコーヒー)の色や味覚に影響を与えると言われています。
カルキ臭やカビ臭などの異臭のする水を使って淹れるのは、ご法度です。
これまでの経験から、コーヒーを淹れる時に使う水は、自分が飲んで美味しいと思う水を使って淹れるのが基本だと考えています。
(関連記事)