年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ | エカワ珈琲店

和歌山市のお城の近くで、エカワ珈琲店という屋号の自家焙煎コーヒー豆小売専門店を営んでいます。30年の歴史を持っていますが、今も昔も、夫婦2人だけで営む零細生業パパママ店のままです。そのエカワ珈琲店が発信する珈琲ニュースレターです。

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煎りたて新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆消費市場は、未開拓の成長市場だと思います

小説家やノンフィクション作家は、お互いにお互いを評価し合うことで作品の品質を競い合っています。そして、評価し合って競い合うことで、お互いに自分たちの読者を増やして行きます。この光景を、頂上への競争と呼ぶのだと思います。

経済の世界で頂上の競争が行われていると、お互いに影響を与え合うことで切磋琢磨して、お互いのレベルが向上して市場規模が拡大して行きます。 

 

現在(2020年)はインターネット経由で商品を売買できる時代ですから、 商品棚は無限に存在しています。

一つの商品棚を取り合うゼロサムゲームの競争は、もう時代遅れの競争になっているのかもしれません。

例えば本の売り方です。書店で本を売る、オンライン販売で本を売る、インターネット経由で電子書籍を売ると、本の売り方にも、色々な売り方が存在する時代になっています。

 

長い間、レギュラーコーヒー豆という商品が、日本の焙煎コーヒー豆消費市場をほぼ独占して来ました。

日本の焙煎コーヒー豆市場は、大中小零細の珈琲屋が一つの商品棚を奪い合っている市場で、事業としてビジネスを展開している珈琲会社も、生業商売をしているコーヒー豆自家焙煎店も、同じ市場で一つの商品棚を奪い合う競争をしていたような気がします。

 

その結果として、事業として珈琲ビジネスを展開している珈琲会社の寡占化が進行して、零細生業パパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店などは、焙煎コーヒー豆消費市場の片隅で棲息するのが精一杯の状態に追い詰められていったわけです。

 

焙煎コーヒー豆消費市場の動向を冷静に眺めると、2000年代後半頃までは、大手・中堅珈琲会社による寡占化が進行している市場で、焙煎コーヒー豆業務卸(喫茶店、レストラン、ホテルなどへの焙煎コーヒー豆販売)やオフィスコーヒーの市場については完全に、焙煎コーヒー豆の家庭消費市場についても相当に寡占化が進行していました。

 

体力勝負で焙煎コーヒー豆の商品棚を奪い合う完全なゼロサムゲームの市場で、本当の競争である『頂上への競争』が存在していない寡占化した市場だったような気がします。

頂上への競争が存在しない市場だったので、アメリカからやって来たスターバックスコーヒーが、簡単に日本中を席巻して独り勝ちできたと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。

 

しかし、2010年代の中頃あたりから、焙煎コーヒー豆消費市場の寡占化進行にブレーキがかかって来ているような気がしています。

2010年代に入って、日本のコーヒー消費市場にもスペシャリティーコーヒーブームがやって来て、「煎りたて新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」に注目が集まるようになっています。

 

煎りたて新鮮で香りの良い焙煎コーヒー豆の市場は、プレーヤーが互いに切磋琢磨して競い合う「頂上への競争」が存在している、未開拓の成長市場だと思います。

ゼロサムゲームの寡占化した動きの少ない市場では無くて、拡大を続ける動きの大きい市場ですから、今後、多くの人たちがこの市場に参入して来て、より良い文化、より良い製品、より良い仕事、より多くの楽しさを作り出して行くのだと思います。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が営んでいる自家焙煎コーヒー豆小売専門店は、零細生業パパママ商売をしています。

煎りたて新鮮、香りの良い自家焙煎コーヒー豆を求めているお客さんとインターネットなどを通じて出会うことで、何とか生き残ってきました。

僅かに存在していた、個人消費向けの煎りたて新鮮な自家焙煎コーヒー豆の市場で何とか頑張って来たわけです。

 

2020年の現在、スマートフォンが普及していて、誰もがインターネットを活用する風景が日常となって、 焙煎コーヒー豆消費市場でも、本の市場と同様のことが起ころうとしているような気がします。

既存の焙煎コーヒー豆消費市場は、ほぼ大勢が固まっている市場で、今後の急成長は見込め無い市場だと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。

 

一方、煎りたて新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆の消費市場は、現在のところ、それほど市場規模は大きくありませんが、今後、参入者が増加することによって急拡大して行く市場だと考えています。

年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦の店は、吹けば飛ぶような零細生業パパママ経営の自家焙煎コーヒー豆小売専門店ですが、間違いなく、この未開拓の焙煎コーヒー豆消費市場で始まるだろう「頂上への競争」に参加できる資格を持っていると考えています。というよりも、絶対に参加しようと考えています。