流動化する珈琲市場、セリングからブランドマーケティングへ

日本の珈琲市場ですが、完全にブランドの時代に突入しているような気がします。

スターバックスコーヒーやこめだ珈琲店などの有名喫茶店ブランドが店舗数を増やしていて、ブルーボトルコーヒーも健闘していて、日本勢なら、まるやま珈琲店や猿田彦珈琲に勢いがあります。

今の日本の珈琲市場で勢いがあるのはブランドビジネスを展開している珈琲屋さんで、昔ながら営業力を駆使するビジネスを展開する珈琲屋さんに勢いがあるようには感じられません。

 

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日本の人口構成と消費

2018年11月時点の日本の人口構成ですが、3人に1人が65歳以上で、60歳~80歳の人口が約5000万人で、55歳以上が人口の半分くらいを占めています。

55歳以上、特に60歳~80歳の間の世代は、大量生産・大量消費の社会で年齢を重ねて来たわけですが、その大量生産・大量消費の社会に、もう飽きてしまっているような気もします。

20歳から55歳の社会活動の中心を担っている世代は、大量生産・大量消費に束縛されずに暮らして来た世代です。

ということは、大量生産・大量消費全盛時代に採用されていた、作ったものを売るにはどうすればよいかだけを考えた商売をしていたのでは、商品が売れなくなってしまう可能性が大きいわけです。

 

商品を売る競争からブランド競争の時代へ

大量生産・大量消費向け商品については、作ったものを売るというセリングの手法は、もう時代遅れになっているのだと思います。

大量生産・大量消費向け商品は、ブランド競争の時代に突入しているような気がします。

現在の日本で、セリングの手法を使用できるのは、小規模あるいは零細生業の商売を営んでいる事業者だけだと思います。しかし、地域を基盤とする小規模・零細生業商売であっても、その規模に応じたブランディングは必要だと感じている今日この頃です。

ちなみに、エカワ珈琲店の店舗小売ビジネスは、50歳~80歳の間の家庭でブラックコーヒーを楽しんでいる地元(or地域)の消費者をターゲットとしているつもりです。

 

珈琲ブランドの寡占化

HORIGUCHI COFFEE さんのブログ記事によると、「コーヒー焙煎量は、大手数社で70%程度のシェアがあり寡占化が進んでいる」ようです。

日本の珈琲業界では、コーヒー豆焙煎量(or焙煎コーヒー豆生産量)の寡占化が進行しているわけですが、世界の珈琲業界では、珈琲ブランドの寡占化が進行しているように感じられます。

ドイツ資本のJABホールディングスは、キューリグ・グリーン・マウンテンやピーツコーヒー、スタンプタウンコーヒーやインテリジェンシアコーヒー、カリブーコーヒーなど多くのコーヒーブランドを支配下に置いています。

世界一の珈琲食品企業ネスレは、ブルーボトルコーヒー株式の約60%を数百億円で取得して、スターバックスコーヒー商品を販売する権利を数千億円かけて取得しています。

コカコーラーは、イギリス本拠の喫茶店ブランド「コスタコーヒー」を約5700億円で買収しています。

 

珈琲屋はブランドで勝負する 

大量生産・大量消費の珈琲市場が、ブランド支配力の強い市場になって行くのはもちろんのこと、先駆け的な珈琲市場も、ブランドの威力が強い市場になって行くのだろうと推測しています。

ちなみに、昭和の頃と変わらぬ零細生業パパママ経営の珈琲豆焙煎屋(エカワ珈琲店)は、釣鐘曲線の後方部分に存在する珈琲市場で頑張って行くつもりです。今更、ビジネス規模の拡大は無理だと思いますから・・・。

 

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