ローカルフードブームメントが地域のホテル・レストラン・カフェ・喫茶店のコーヒー需要を変化させるかも

最近のエカワ珈琲店(年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が2人だけで営んでいます)ですが、自家焙煎コーヒー豆の小売専門に徹していて、喫茶店・カフェとの取引では小売価格で購入して頂いています。そして、販売方法も、店舗販売と運送便利用の通信販売と、業務店も一般のお客さんも、同じ販売方法で対応させて頂いています。

それでも、数店舗の喫茶店・カフェに自家焙煎コーヒー豆を買って頂けています。ホテル・レストラン・旅館などには購入して頂けていませんが。

 

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ホテル・レストラン・喫茶店・カフェと・・・ 

エカワ珈琲店は零細生業パパママ店ですが、以前(何年か前まで)はホテル・レストラン・喫茶店・カフェと何んとか取引関係を持ちたいと考えていました。

それほど積極的に営業活動を展開したわけでは無いのですが、和歌山市のビジネス街に店舗を構えてコーヒー豆を自家焙煎しているわけですから、年に何回か、ホテル・レストラン・喫茶店・カフェから取引の照会を受けます。

そして、両手の指で数えるよりも少し多い数のホテル・レストラン・喫茶店・カフェと取引をさせて頂いた経験を持っています。 

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大手珈琲ロースターの影、中堅・中規模珈琲ロースターの影

ホテルのレストランやラウンジ、ホテルや商業施設に出店しているレストランやカフェと取引させて頂くと、必ず、大手珈琲ロースターの影を感じることになります。

街の喫茶店・カフェ・レストランとの取引では大手珈琲ロースターの影はほとんど感じませんが、中堅・中規模珈琲ロースターの影を感じるわけです。

以前の年老いた珈琲豆焙煎屋は、それは当たり前のことで、不思議でも何でも無いことだと思っていました。

でも最近(2016年頃から)は、ホテル・レストラン・喫茶店・カフェとの取引で、大手珈琲ロースターの影や中堅・中規模珈琲ロースターの影を何故感じたのだろうか、その不思議さについて考えるようになっています。 

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コモディティー市場 

大手珈琲ロースターや中堅珈琲ロースターは、大量生産・大量消費のコモディティー市場に棲息しています。おそらく、中規模珈琲ロースターも同じ大量生産・大量消費のコモディティー市場で棲息しているのだと思います。一方、コーヒー豆自家焙煎店は、少量生産・少量消費のコミュニティ市場で棲息しているわけです。

コモディティー市場とコミュニティー市場は、全く性質の異なった市場です。それに、コモディティー市場は規模の大きい市場で、コミュニティー市場は規模の小さな市場です。

大手・中堅珈琲ロースターがコモディティー市場で棲息しているから、大量生産・大量消費ビジネスが可能なのだと思います。そして、中規模珈琲ロースターが苦戦しているのも、中規模珈琲ロースターがコモディティー市場にビジネスの基盤を置いているからだと思います。 

コミュニティー市場 

コミュニティー市場で、大量生産・大量消費のビジネスモデルは通用しません。

大手・中堅珈琲ロースターが、コーヒー豆自家焙煎店が棲息するコミュニティー市場で商売を営むのは至難の技で、無理をすれば、相当に大きなエネルギーを浪費することになるのだと思います。おそらく、中規模珈琲ロースターの場合も、同じだと思います。

零細生業パパママ規模のコーヒー豆自家焙煎店は、もともとコミュニティー市場で棲息するしか無いビジネスです。

大手・中堅・中規模珈琲ロースターですが、ホテル・レストラン・カフェ・喫茶店のコーヒー需要のうち、コミュニティー市場の領域に属するコーヒー需要については、コスト構造が違いすぎるわけですから、コーヒー豆自家焙煎店に太刀打ちするのは至難の技だと思います。

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コミュニティー市場のコーヒー需要 

飲食のコミュニティー市場と言えば、地産・地消の食材です。地域の珈琲豆焙煎屋の新鮮な煎りたて自家焙煎コーヒー豆は、間違いなく地産・地消の分野に入る食材です。

地域を基盤とするホテル・レストラン・カフェ・喫茶店は、地産地消を無視するのは難しいと考えています。ですから、今後、ホテル・レストラン・カフェ・喫茶店のコーヒー需要については、コモディティー市場からコミュニティー市場にシフトして行くだろうと推測しています。

そうでなければ、地域のホテル・レストラン・カフェ・喫茶店が、スターバックスコーヒーやドトールコーヒー、こめだ珈琲店などの喫茶店チェーン店やコンビニコーヒーと対抗するのは難しいだろうと考えています。 

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珈琲コミュニティー市場の今後

中規模珈琲ロースターならコミュニティー市場での展開も可能かもしれませんが、大手中堅珈琲ロースターの場合、コミュニティー市場への進出はビジネスモデルの変更を意味する可能性が高いはずです。

ということで、大手・中堅珈琲ロースターは、今後、コミュニティー珈琲市場でのビジネス展開は後回しにして、コモディティー珈琲市場の掘り起こしを重点戦略とするだろうと、年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。