年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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焙煎コーヒー豆の鮮度と保存、焙煎コーヒー豆の賞味期限と冷暗所保存

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ロースト(コーヒー豆の焙煎)が終了して焙煎機のドラムから排出されたその時から、焙煎コーヒー豆の品質変化 が始まります。

焙煎コーヒー豆のままなら約1か月、粉に粉砕すれば3日~5日くらいで風味香味の劣化が目立つようになると言われています。

ですから、家庭で美味しいコーヒーを楽しむには、焙煎してから2週間以内の焙煎コーヒー豆を豆のままで、2週間以内に使い切る分量だけ購入するのがベストだと思います。 

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例えば、毎朝4杯~5杯分のコーヒーを淹れると約30g~35gの焙煎コーヒー豆を使用します。

それが14日分だと、420g~490gの焙煎コーヒー豆を使います。

その場合、2週間に1度、煎りたて新鮮な(焙煎日から1週間以内の)焙煎コーヒー豆を売っているコーヒー豆自家焙煎店で500gの焙煎コーヒー豆を購入するのが、美味しいコーヒーを楽しむ秘訣だと考えています。

 

焙煎コーヒー豆は、保存中に空気に触れたり直射日光にさらされたりすると、あるいは、湿気があったり温度の高い場所で保存すると、風味・香味の劣化スピードが速くなります。

ですから、焙煎コーヒー豆は、密閉した容器(or袋)に入れて、湿気の少ない(orできるだけ乾燥した)冷暗所で保管するのが最適だと思います。

参考までに、密閉された容器(or袋)であっても少量の空気(or酸素)を透過しています。

 

なお、焙煎コーヒー豆を豆のまま保存するのが、風味香味の劣化を最小限に抑える絶対必要条件だと考えています。

また、冷凍庫などで凍らせて長期間(2か月間くらい以上の期間)保存するのは避けるべきだと考えています。

温度や湿度の大きな変動は、焙煎コーヒー豆内のコーヒーオイルや細胞構造に悪影響を与える可能性があります。

その結果、淹れたコーヒーの風味に悪影響を与える可能性が高くなります。(冷凍庫で保存するなら、ジップロップで密閉して小分けが保存するのが絶対必要条件です)

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ちなみに、焙煎コーヒー豆を冷凍庫保存すれば、1年や2年は香味が変化しないとする意見もありますが、年老いた珈琲豆焙煎屋は、「それは無いだろう」と考えています。

冷凍庫(家庭用)で1年保存していた焙煎コーヒー豆で淹れたコーヒーと、焙煎してから2週間くらいが経過している焙煎コーヒー豆で淹れたコーヒーを飲み比べてみたら一目瞭然です。

何と言っても、コーヒーは香りの飲み物ですから、香りが少なくなっている、あるいは香りをほとんど感じ無いコーヒーを飲んで美味しいと感じられるとは思えません。