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コーヒー生産国が、焙煎コーヒー豆(レギュラーコーヒー)を輸出する時代に・・・

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coffee networkより引用

サードウェーブコーヒー文化現象の影響からか、「煎りたて、挽きたて、淹れ立て」のコーヒーに注目が集まっています。

もしかしたら、それほど遠くない将来、消費国で焙煎加工するコーヒー豆は、マイクロロースター(地域ロースター)やナノロースター(コーヒー豆自家焙煎店)で焙煎加工する焙煎コーヒー豆が主流となる可能性があるかもしれないと思わせるようなニュースを、ヨーロッパのマスコミが報じています。

 

 

ルワンダ農民コーヒー会社/Rwanda Farmers Coffee Campany

最近、ルワンダの首都キガリの近郊で、「ルワンダ農民コーヒー会社/Rwanda Farmers Coffee Campany」のコーヒー豆焙煎工場が完成したと報道されています。

約300万ドルを投入して完成したコーヒー豆焙煎工場は、1日に約3トンのコーヒー豆を焙煎・包装する能力を持っているそうです。

販売先も確保されていて、ゴリラコーヒーというブランドで、マクドナルドが英国で所有しているホテル向けに輸出されると報じられています。

 

日本のレギュラーコーヒーの賞味期限は1年 

考えてみれば、日本のレギュラーコーヒーと呼ばれているタイプの焙煎コーヒー豆の賞味期間は1年となっています。それだけ、包装技術が進歩しているのだと思います。

そして、生産国のコーヒー豆焙煎工場の環境も、消費国のコーヒー豆焙煎工場とほとんど同じような環境で焙煎作業が行われていると思います。

1日に約3トンもの大量のコーヒー豆を焙煎加工できる工場ですから、オートメーション化された最新の設備を持つ工場のはずです。

最新の包装技術を駆使してパッキングされている賞味期間の長いタイプの焙煎コーヒー豆(レギュラーコーヒー)については、生産国のオートメーション化した焙煎工場で焙煎・包装した製品が消費地に輸入される時代がやって来るかもしれません。 

現在でも、アメリカやイタリアで焙煎された焙煎コーヒー豆が日本に輸入されているわけですから、夢物語では無いと考えています。 

 

ヨーロッパから始まる

マクドナルドの所有する英国のホテルに、これまで、焙煎コーヒー豆を納入していたコーヒー企業があるはずです。

ホテルで使用する分だけの販売量減少なら、それほど経営に影響が出ないのかもしれませんが、ヨーロッパには社会的意識の高い人たちが多いわけですから、アフリカのコーヒー豆焙煎工場で焙煎加工してパッキングした焙煎コーヒー豆製品の輸入が、今後、ヨーロッパ全域に拡大して行く可能性が高くなるかもしれません。

フェアトレード運動も、オランダ、イギリスから開始されて、全世界に拡がっていったのだと思います。 

もしかしたら、日本の大手コーヒー企業ですが、田舎の小規模なコーヒー豆自家焙煎店などを目の敵にしていないで、グローバルな視点でコーヒー企業のビジネスを考えることが必要な時代になって来ているのかもしれません。

日本の大手コーヒー企業が、日本の国内市場で今までと同じようなビジネスを展開しているだけでは、じり貧が待っているだけだと思います。(そうなれば、胸がすっとするかもしれませんが!!)