お布施の原理を知っていますか

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半世紀近く前に発表された梅棹忠夫さんの「情報産業論」という論文の中に、「お布施の原理」という考え方が紹介されています。

この「お布施の原理」が、『情報商品』の価格決定方法に最も適していると年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。

ちなみに、「情報産業論」は、『情報の文明学(中公文庫)』に収録されています。 

情報の文明学 (中公文庫)

情報の文明学 (中公文庫)

 

 

   

お布施の額は格で決まる 

お坊さんと檀家の格によって、お布施の額が決まるという話です。格式の高いお坊さんには、お布施をたくさん支払います。また、檀家がお金持ちの場合、やはり高額のお布施がお坊さんに支払われます。

お布施の額は、お坊さんの提供する情報や労働、それにお経の経済的効果などとは無関係に、お坊さんや檀家の社会的な位置によって決定されています。このようなお布施の決定方法ですが、情報という商品に対する価格の決定方法の1つになりうるという理論です。

お布施の理論が紹介されてから半世紀の年月が経過して、現在(2018年)の日本は、確実に情報産業が主流の社会になっています。ですから、全ての商品(orサービス)の価格決定において、この「お布施の原理」が適用できるのだと思います。

全ての商品(orサービス)は、情報としての価値を持っているわけですから。

 

お布施の原理と珈琲豆焙煎屋ビジネス

そこで、お布施の原理を珈琲豆焙煎屋ビジネスに適用してみました。

マスコミに頻繁に登場する有名な珈琲屋さんは、社会的高位置にある(格が高い)わけですから、少々売値が高くても焙煎コーヒー豆が飛ぶように売れて行きます。しかし、田舎の無名の珈琲屋は、社会的に吹けば飛ぶような存在です(格が低い)から、売値を安くしても簡単には売れません。

ネット通販の世界では、その現象がもっと顕著に現れてきます。情報産業主流の社会では、焙煎コーヒー豆といっても、焙煎機で焙煎加工しただけの商品ではなくて、それにプラスして情報という付加価値が付いているわけですから、そういう現象が発生するのだと思います。

 

無名の珈琲豆焙煎屋が情報社会で生き残るには

そこで、情報産業主流の社会にて、田舎の無名の珈琲豆焙煎屋が生き残る方法について考えてみました。それは、有名な珈琲屋さんと同じ土俵で競争しないことだと考えます。

有名な珈琲屋さんと同じ土俵で戦えば、たとえ焙煎コーヒー豆の品質が同じかそれ以上であったとしても、無名の珈琲屋には勝ち目がありません。 

競争の時代だから負けられないと背伸びをした商売を営めば、間違いなく息切れが待っているはずです。生活を営むだけの収入が確保できればという気持ちで、持続可能な商売に徹するべきだと考えます。

インターネットを利用した個人メディアを通じて、情報をコツコツと発信して行く以外に生き残って行く術は無いと考えています。

 

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