年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

自家焙煎コーヒー豆小売業務に従事して30年、年老いた珈琲豆焙煎屋の珈琲雑記プログ

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コーヒー業界第1の波、第2の波、そして第3の波

アメリカのスーパーマーケットの商品棚には、大手コーヒー豆焙煎企業であるマックスウェルコーヒーハウス、フォルジャーズ、ヒルズブラザーズ、の焙煎コーヒー豆がぎっしりと並べられていると、何年か前にネットサーフィンしていて読んだことがあります。 

大量生産・大量消費型のアメリカのコーヒー豆焙煎企業は、オートメーション化された大規模工場の稼働率を維持する必要から、スーパーマーケットの棚スペースの取り合いをしているのだと思います。

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【目次】

アメリカのコーヒー業界、第1の波

アメリカのコーヒー豆焙煎業界は、19世紀の中頃から100年間に渡って成長を謳歌しました。アメリカのコーヒー業界、第1の波です。

この時期に誕生・強大化したのが、現在、スーパーマーケットの棚スペースを取り合っているアメリカの大手コーヒー製造企業4ブランドだと年老いた珈琲豆焙煎屋は理解しています。

その後、大量生産・大量消費型の平均的な焙煎コーヒー豆に拒絶反応を示す人が多くなって、20世紀の中頃から、アメリカ珈琲業界に停滞・衰退期が訪れました。

アメリカの人たちの食生活レベルの向上に、アメリカの珈琲業界が対応できなかったのが原因だったのかもしれません。

 

アメリカのコーヒー業界で発生した第2の波

そのアメリカのコーヒー業界に、スターバックスコーヒーというシアトルの小さなコーヒー会社が異変を起こしました。

1971年、シアトルに1号店を開店したスターバックスは、破竹の勢いで店舗数を増やして行きます。そして、スペシャリティーコーヒーという用語をアメリカの人たちの生活の中に定着させてしまいました。

スターバックスコーヒーの破竹の快進撃に刺激されて、スペシャリティーコーヒーを取り扱うコーヒーチェーンが増えて行きました。

アメリカのコーヒー業界で発生した第2の波です。

 

アメリカコーヒー業界第3の波 

そして、21世紀に入ってからは、ローカルに基礎を置く少量生産・少量消費型の比較的小規模なコーヒー会社の活躍が目立っています。

大量生産ではなくて少量生産で、工場の稼働率を気にする必要もないコーヒービジネスを営む数多くのコーヒー豆焙煎屋さんの活躍が目立つようになっています。

アメリカコーヒー業界第3の波の主役は、少量生産・少量消費で個性的な自家焙煎コーヒー豆を製造販売する小規模なコーヒー豆焙煎屋なのだと思います。

 

そこで、日本のコーヒー業界です。

日本のコーヒー業界も、第1の波、第2の波を経験しているのだと思います。ですから、第3の波が始まっても不思議では無いのかもしれません。もしかしたら、昨今の若い人たちが起業するコーヒー豆自家焙煎店が、日本の珈琲業界に訪れているコーヒー第3の波なのかもしれません。

昭和の時代、コーヒー豆の焙煎会社は、喫茶店業界の成長と歩調を合わせて巨大化して行きました。

日本のスーパーマーケットの商品棚にも、巨大化したコーヒー企業のブランドを冠したコーヒーが並んでいます。

これが、日本のコーヒー業界に訪れたコーヒー第1の波だとすると、コーヒー第2の波は、スターバックスコーヒーの日本上陸で始まったと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えます。

1990年代、アメリカからスターバックスコーヒーが日本にやって来て、瞬く間に、日本の喫茶店市場を席巻してしまいました。そして、同じくシアトル系のターリーズコーヒーなども登場して来たわけですから。

21世紀に入ってから10年以上の年月が経過して、自家焙煎店と呼ばれている日本の小規模なコーヒー豆焙煎屋の中から、アメリカで第3の波を引き起こしているコーヒー屋さんと同じような波風を立てようとしているコーヒー屋さんも登場して来ています。

アメリカから、コーヒー第3の波のトップグループを走っているブルーボトルコーヒーが、2015年2月、日本の東京にやって来ています。

 

アメリカでも日本でも 

アメリカのコーヒー業界第1の波の主役である4ブランドですが、始まりは小さな自家焙煎コーヒー豆の製造小売店だったわけです。

100年以上も前の昔、自分たちで焙煎加工したコーヒー豆を、馬車に積み込んで売り歩いていたわけです。

日本の大手コーヒー企業の始まりも、同じような感じなのかもしれません。

戦争の傷跡から復興しようとしていた街中を、自分たちで焙煎加工したコーヒー豆を、背中に背負って、あるいは自転車の荷台に積んで売り歩いていたのだと思います。

コーヒー業界のビジネスサイクルですが、大量生産・大量消費の時代から、再び少量生産・少量消費の時代へと循環しているのかもしれません。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋の場合は

年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が営んでいるエカワ珈琲店ですが、68歳と59歳の夫婦2人だけで営んでいる零細生業パパママ規模の自家焙煎コーヒー豆小売専門店です。

そして、自家焙煎コーヒー豆小売専門店を始めて30年以上の年月が経過しています。

少量生産・少量消費向けの自家焙煎コーヒー豆を小売しているわけですが、グローバルなコーヒーの世界でいうサードウェーブコーヒー的な珈琲ビジネスにはついて行けません。

ということで、昔ながらの自家焙煎コーヒー豆小売専門店商売に精を出すしか術がありません。しかし、幸い、今の日本は高齢化社会の真っただ中にあるわけですから、まだまだ、昔ながらの珈琲ビジネスが通用するような気がします。

ただし、零細生業パパママ経営の自家焙煎コーヒー豆小売商売に限るという制約があると思いますが。