【珈琲物語】年老いた珈琲豆焙煎屋の珈琲物語

年老いた珈琲豆焙煎屋は、連れ合いと2人だけで零細生業パパママ規模のコーヒー豆自家焙煎店を和歌山市で営んでいます。その店の屋号は「エカワ珈琲店」です。そのエカワ珈琲店が発信しているコーヒーストリーを楽しんで頂けたら幸いです

【コーヒー豆自家焙煎店開業】コーヒー豆自家焙煎店商売事始め、コーヒー豆自家焙煎店商売を分析する

焙煎機メーカーが開催するコーヒー豆焙煎セミナーは受講者で溢れていて、新品の小型生産用コーヒー豆焙煎機の購入は注文してから早くて半年待ち、長ければ1年待ちという話を聞きます。

世界的にスペシャリティーコーヒーが人気を博していて、日本でも、コーヒーに興味を持つ消費者の心を掴んでいるようです。

スペシャリティーコーヒー生豆の定義は、生産農園・生産者組合を特定できるコーヒー生豆で、丁寧に生産されている高品質のコーヒー生豆ですが、焙煎したスペシャリティーコーヒー豆の定義は、その高品質のコーヒー生豆を原料に使って1回1回丁寧に焙煎している煎りたての(鮮度の良い)焙煎コーヒー豆だと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。

そして、この焙煎したスペシャリティーコーヒー豆の定義をクリアーできるのは、今のところコーヒー豆自家焙煎店の自家焙煎コーヒー豆だけだと思っています。

 

【目次】

 

焙煎したスペシャリティーコーヒー豆の小売価格

スペシャリティーコーヒー生豆は、生産者が丁寧に生産しているコーヒー生豆ですから、当然、調達価格は高くなります。

そのスペシャリティーコーヒー生豆を原料に使って、小型生産用コーヒー豆焙煎機で1回1回少量焙煎しているわけですから、自家焙煎コーヒー豆の販売価格を高く設定しなければ商売が成り立ちません。

アメリカの焙煎したスペシャリティーコーヒー豆小売価格は、100g・600円~100g・1300円くらいということですが、日本でも同じくらいの価格で販売されています。

 

コーヒー豆自家焙煎店の販売量

コーヒー豆自家焙煎店商売には、家族経営で月間コーヒー豆焙煎量が平均して400kg未満の小さなコーヒー豆自家焙煎店(ナノロースター)の商売と、それ以上のコーヒー豆焙煎量をクリアーしていて成長街道を走っているコーヒー豆自家焙煎店(マイクロロースター)の商売に分類できると思います。

前者はコーヒー豆焙煎容量3kg~5kgの直火式か半熱風式のドラム型コーヒー豆焙煎機を使っていて、後者はコーヒー豆焙煎容量5kgくらいからコーヒー豆焙煎容量15kgくらいまでのドラム型コーヒー豆焙煎機を使ってコーヒー豆を焙煎しています。

 

コーヒー豆自家焙煎店のコーヒー豆焙煎機のサイズ

喫茶店・カフェがロースタリーカフェに変身する場合、コーヒー豆焙煎容量が1kgから5kgくらいの小型コーヒー豆焙煎機が適していると思います。

設置スペースと自家焙煎コーヒー豆の消費量・販売量を考慮して、コーヒー豆焙煎機を選択するのが賢明だと思います。

コーヒー豆焙煎容量の小さいコーヒー豆焙煎機を購入することで、購入費用を抑えるだけで無くて、自家焙煎したコーヒー豆の鮮度維持も容易になります。

それに、コーヒー豆焙煎回数(バッチ数)が多くなるので、コーヒー豆焙煎の熟練期間が短くなります。(その替わり、貧乏暇なしの忙しさが待って居ます)

コーヒー豆焙煎容量1kgの焙煎機なら、月間販売量80kg~100kgくらいまでは対応できると思います。

コーヒー豆焙煎容量3kgの焙煎機なら、月間販売量250kg~300kgくらいまでは対応できると思います。

コーヒー豆焙煎容量5kgの焙煎機なら、月間販売量500kgくらいまで対応できると思います。

 

コーヒー豆自家焙煎店の成長とコーヒー豆焙煎機

コーヒー豆自家焙煎店がコーヒー豆焙煎量を拡大するには、より大きなコーヒー豆焙煎機に投資する必要があると思います。

設置スペースの都合もありますが、コーヒー豆焙煎容量の小さすぎる焙煎機だと、コーヒー豆の焙煎に費やす時間が長くなって販売や学習(ビジネスを発展させる時間)がおろそかになってしまいます。

実際の1バッチのコーヒー豆焙煎量は、空気の流れをスムーズにしなければならないので、コーヒー豆焙煎容量の75%~80%くらいになります。

それを考慮すると、最初に購入するコーヒー豆焙煎機は、コーヒー豆焙煎容量が3kg~5kgが適当で、販売量が増えて焙煎量が増えればコーヒー豆焙煎容量が5kgのコーヒー豆焙煎機をもう一台購入するという選択がベターだと思います。

 

コーヒー豆自家焙煎店商売を始める

コーヒー豆自家焙煎店商売の基本は、高品質・少量生産・多銘柄・少量消費(販売)で、それに最適な原料がスペシャリティーコーヒー生豆です。

生産者が丁寧に作っている高品質のスペシャリティーコーヒー生豆を原料に使っていても、そのことを最終消費者と共有できていなければ商売は成り立ちません。

スペシャリティーコーヒー生豆を使った自家焙煎コーヒー豆は、レギュラーコーヒーでは無くてクラフトコーヒーですから、消費者に自家焙煎コーヒー豆のストーリーを提供して顧客基盤を徐々に構築して行く必要があると思います。

レギュラーコーヒーならバーゲンセールなどの販促手段が有効に作用して短期間に顧客基盤を確立することも可能だと思いますが、売値の高いクラフトコーヒーの顧客基盤確立にはある程度の期間が必要になります。

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コーヒー豆自家焙煎店商売のハードルは低くなっている

年老いた珈琲豆焙煎屋がコーヒー豆自家焙煎店商売に飛び込んだ30年前と比べても、21世紀に入った2000年代の初めころと比べても、コーヒー豆自家焙煎店商売のハードルは相当に低くなっていると思います。

30年前、20年前のコーヒー豆自家焙煎店はレギュラーコーヒーを商っていましたが、現在(2022年)のコーヒー豆自家焙煎店はスペシャリティーコーヒー生豆を原料に使うクラフトコーヒーを商っています。

そして、そのクラフトコーヒーを求めるコーヒー消費者が、毎年・毎年増え続けています。また、コーヒー豆焙煎技術に関する情報の入手も容易になっています。

 

マーケティングとブランディング

コーヒー豆自家焙煎店商売のハードルは低くなっていて、新規開業だけでなくて、新たにコーヒー豆の自家焙煎を導入する喫茶店やカフェも増えています。

レギュラーコーヒーの市場には激しい競争が存在していますが、クラフトコーヒーの市場では、それほど競争は存在していません。

しかし、コーヒー豆自家焙煎店が今くらいのスピードで増え続ければ、競争が激しくなって行くのは避けられないと思います。

競争が激しくなる市場では、際立った何かを持っている必要があると思います。

そのためには、マーケティングとブランディングが重要になって来ると思います。

 

コーヒー生豆の調達

コーヒー生豆の調達は、コーヒー豆自家焙煎店商売の命運を握っています。

小さなコーヒー豆自家焙煎店のコーヒー生豆調達は、スペシャリティーコーヒー生豆の取り扱いに豊富な経験・知識を持っていて、信頼関係を構築しているコーヒー生豆商社から調達するのが基本だと思います。

コーヒー生豆の調達については、品質の安定しているスペシャリティーコーヒー生豆の調達は必須ですから。

ちなみに、年老いた珈琲豆焙煎屋とその連れ合いが二人だけで営んでいる小さなコーヒー豆自家焙煎店「エカワ珈琲店」は、スペシャリティーコーヒー生豆輸入の老舗「兼松(株)のコーヒーネットワーク」を通じて調達しています。

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コーヒー豆自家焙煎商売について

コーヒー豆自家焙煎店商売30年間の経験から、自家焙煎コーヒー豆はそれほど簡単に売れる商品ではありません。

コーヒー豆自家焙煎店商売は、まず月間100kgの焙煎コーヒー豆を売ることを目標にして、それが達成できたら月間300kg、それも達成できたら月間500kgと売れるようになって行く商売だと思います。

使用するコーヒー豆焙煎機も、自家焙煎コーヒー豆の月間販売量に適合するコーヒー豆焙煎容量のコーヒー豆焙煎機を導入する必要があると考えています。

自家焙煎コーヒー豆販売量の多いコーヒー豆自家焙煎店が、コーヒー豆焙煎容量の小さいコーヒー豆焙煎機を使っている場合、コーヒー豆焙煎に使う時間が長くなります。

反対に、自家焙煎コーヒー豆の販売量が少ないコーヒー豆自家焙煎店が、コーヒー豆焙煎容量の大きいコーヒー豆焙煎機を使っている場合、自家焙煎コーヒー豆の鮮度管理が大変難しくなります。

 

エカワ珈琲店の場合は

エカワ珈琲店(店主は年老いた珈琲豆焙煎屋)は、1回(1バッチ)当たり、最大で5kgのコーヒー豆を焙煎できる容量(焙煎容量、ロースターサイズ)のコーヒー豆焙煎機と、最大で1kgのコーヒー豆を焙煎できる容量のコーヒー豆焙煎機を使っています。

いつもコーヒー豆焙煎に使っているのは前者で、後者はサンプル焙煎やカフェインレスコーヒーなどの特別注文に対応する焙煎で使っています。(予備の焙煎機として使っています。)

どちらも熱源がガスで、前者は直火型で後者は半熱風型です。

ちなみに、最大焙煎容量5kgのコーヒー豆焙煎機は30年前に購入した代物ですが、今も元気に働いてくれていて、年老いた珈琲豆焙煎屋との相性は抜群です。

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【参考までに】

この記事の続編記事「コーヒー豆自家焙煎店商売で食べて行く方法、貧乏な珈琲豆焙煎屋にサヨウナラする方法」をnote で有料公開していますが、一部は無料で読んで頂けます。

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