昭和の喫茶店が儲かっていた4つの秘密

f:id:ekawa:20190304204827j:plain

実家が喫茶店を営んでいたので、昭和の喫茶店、特に1960年代の喫茶店が儲かっていたのを、幼なかった頃の記憶に、少年だった頃の記憶に鮮烈に残っています。

実家の喫茶店が儲かっていたので、相当に優雅な少年時代を堪能できたわけですから。そして、20代になってか67歳の現在に至るまで、お金に不自由する生活を十分に経験して来たわけですから。

 

昭和の喫茶店が儲かった理由は唯一つ、高級な(値段の高い/付加価値の高い)コーヒーだけを売っていたからだと思います。収益性の高いビジネスだったわけです。

1960年代(or1970年代)の喫茶店は、収益性の高い儲けられるビジネスだったわけです。

1980年代半ばに、喫茶店数が10数万店と最高を数えるわけですが、その頃の喫茶店市場は競争が激化していて、喫茶店に焙煎コーヒー豆を供給しているロースター(焙煎コーヒー豆の業務卸会社)のアドバイスもあって、メニューの多様化が一気に進みました。

 

その結果、作るのに手間のかかるメニューや原価率の高いメニューが増えて、そのようなメニューが十分な量売れなくて収益を圧迫するようになったのだと思います。(固定費が増加して)

また、食事メニューにコーヒーをサービスするというように、コーヒーからの収益も減って行ったのだと思います。

1960年代(or1970年代)の喫茶店は儲かっていたのですが、それには、以下に掲げるような4つの儲けられる秘密があったと考えています。

 

 

(1)消費者を惹きつける何かを持っていた(or時代が喫茶店を求めていた)

高度経済成長が続いていて、今日よりも明日のほうが豊かになっている時代でしたから、喫茶店も高度経済成長という時代の流れに乗っていたのだと思います。

ちなみに、現在の日本、経済は停滞気味ですが、コーヒービジネスは好調に推移しているようです。

 

(2)コーヒーの値段が高級だった(or原価率が低くて値段が高かった)

昭和の頃、コーヒーは高級商品でした。そして、コーヒーを飲むなら喫茶店を利用する必要がありました。まだまだ、消費者自身でコーヒーを淹れるという習慣が無かったわけです。

 

(3)利益率が高くて単純なメニューを売っていた

コーヒーと相性の良くて比較的簡単に作れる商品(例えば、パンを使ったメニュー)を、高い価格で提供していた。そして、それらのメニューを注文するお客さんは、必ず、コーヒーも一緒に注文していた。

 

(4)コーヒーと一緒に他のメニューを注文する衝動買いが多かった

コーヒーを飲む目的で来店したお客さんが、その時の思い付きでサンドイッチやトーストを注文することが多かった。