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コーヒーノキとコーヒー果実

みんなが飲んでいるレギュラーコーヒーやクラフトコーヒー(自家焙煎コーヒー豆)は、コーヒー生豆から作られています。

コーヒー生豆は赤い果実の中の種(タネ)で、「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道周辺の地域、例えばブラジルやエチオピア、ベトナムで栽培されています。

これらの国々は多くの豆を生産し、世界中に輸出しています。

世界の三大嗜好飲料はコーヒー・お茶・ココアで、それぞれ異なる植物からできていますが、どれも昔から親しまれてきました。

 

(1)コーヒーの木てどんなもの?

コーヒーは主に「アラビカ種」と「ロブスタ種」というコフィア属の木の果実から作られ、これらが世界のコーヒーの約99%を占めています。

他にも珍しい品種がありますが少量しか育てられていません。

 

(2)コーヒー果実てどんなもの?

コーヒー豆はコーヒーチェリーの中の種(タネ)で、通常は2つの半円形ですが、約10%は丸いピーベリーです。

豆は複数の皮や果実に包まれ、焙煎で香りや味が生まれます。

 

(3)コーヒーの木はどこで育つの?

コーヒーノキは熱帯の「コーヒーベルト」地域で育ち、アラビカ種は標高が高く涼しい環境を好み、ロブスタ種は暑さに強く低地でも育ちます。

良質なコーヒー豆には適切な土壌、気温、雨量が重要です。

 

(4)コーヒーの木の育て方

コーヒーの木は自然では6〜8mくらいに成長しますが、農園では手入れがしやすいように2〜3mに剪定されます。

種まきから3〜5年で実をつけ始め、20年間が最盛期です。

春にジャスミンのような香りの白い花が咲き、果実は緑から赤に熟して収穫されます。種類によって受粉方法が異なり、ハイブリッド品種も作られています。

 

(5)コーヒーの種類と育てられ方

コーヒーの主な品種はアラビカ種(約65%)とロブスタ種(約35%)で、アラビカ種は香りが良いが暑さや病気に弱く、涼しい高地での栽培に適しています。

ロブスタ種は収穫量が多いです。

 

(6)アラビカ種ってどんなコーヒー?

アラビカ種は世界で最も多く栽培されているコーヒー品種で、香りと味が優れている一方、気候や病害に敏感で育てるのが難しいと言われていて、主に高地で栽培されています。収穫まで約5年かかり、手間がかかります。

 

(7)アラビカ種の主な品種

アラビカ種の主な品種にはティピカとブルボンがあり、ティピカは風味が良いが収穫量が少なく病気に弱い品種です。

一方ブルボンはティピカの突然変異で、香りが良く収穫量が多い品種です。

近年はエチオピア原産のゲイシャも人気です。

 

(8)ロブスタ種(カネフォラ種)

ロブスタ種はサブサハラ地域原産で病気に強く育てやすいが、味はアラビカ種より劣るため主にインスタントやブレンドに使われています。

 

(9)リベリカ種

リベリカ種はリベリアで発見された大きく丈夫なコーヒーの木(コーヒーノキ)で、育てやすいが香りや味が良くないため現在はほとんど栽培されていません。

 

 

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