【珈琲物語】年老いた珈琲豆焙煎屋の珈琲物語

年老いた珈琲豆焙煎屋は、連れ合いと2人だけで零細生業パパママ規模のコーヒー豆自家焙煎店を和歌山市で営んでいます。その店の屋号は「エカワ珈琲店」です。そのエカワ珈琲店が発信しているコーヒーストリーを楽しんで頂けたら幸いです

アメリカでも日本でも、コーヒー消費市場地図が書き換えられていく

アメリカのコーヒー業界地図ですが、この20数年間で相当大幅に変化しているのだと思います。

日本からアメリカのコーヒー業界を観察していて、そのように感じるわけです。

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(ポートランドのCathedrla/兼松のコーヒー会員サイトより)

 

20数年前のアメリカのコーヒー業界地図ですが、大量生産・大量消費に適応する体制を持つ少数のコーヒー企業と、数多くの飲食店や食品販売店が存在しているという構図だったと想像しています。

オートメーション化された大規模な工場で製造されるレギュラーコーヒーやインスタントコーヒーが、アメリカのコーヒー消費市場を席巻していたと考えています。

 

そのアメリカコーヒー消費市場の独占に果敢に挑戦したのが、スターバックスコーヒーに代表されるシアトル系コーヒー企業だと解釈しています。

しかし、そのスターバックスも、大量生産・大量消費系のコーヒー企業に近づいていった結果として、第3の波と呼ばれているコーヒーロースターの活躍が始まりました。

そして、、その第3の波と呼ばれている小規模なコーヒーロースターが一種のブームを創り出して、この20数年間で、アメリカコーヒー業界の地図を大きく塗り替えつつあるようです。

 

焙煎コーヒー豆の製造効率を重視する市場(レギュラーコーヒー市場)が縮小を開始して、「煎りたて、新鮮、香りの良い」コーヒーを焙煎する技術・知識・経験を重視する市場(クラフトコーヒー市場)が拡大しつつあるのが、現在のアメリカのコーヒー市場なのだと思います。

アメリカのコーヒー市場ですが、まだまだ、大量生産・大量消費系のコーヒー企業が、その市場の大半を確保しているわけですから、マイクロロースター(自家焙煎店)が開拓できる市場は広大だと思います。

ということで、アメリカでは、マイクロロースターやナノロースターの開業ブームが続いていると観察しています。

 

アメリカのコーヒー第3の波を支えているのは、独立系の飲食店や食料品販売店の意識だと思います。

「煎りたて、新鮮、香りの良いコーヒー」は、コーヒーに関係するウンチクとは関係なしに、ほとんどの人たちが美味しいと感じることができるはずです。

アメリカの独立系の飲食店や食料品店のオーナーは、そのことを学習しているのだと思います。

第3の波に属するコーヒーロースターが提供する「煎りたて、新鮮、香りの良いコーヒー」を導入することで、チェーン系の飲食店や食料品店と競争しているようです。

 

アメリカから始まった「コーヒー第3の波現象」ですが、日本では、「まだまだ・・」という感じです。

日本のコーヒー市場ですが、一部でスターバックスコーヒーなどのアメリカ系コーヒー企業に市場を奪われていますが、それ以外の部分では、まだまだ、昭和の時代のコーヒー企業の独占が続いています。

そして、独立系の飲食店や食料品店は、毎年、毎年、その数を減少させています。

 

日本には、数千店、もしかしたら、それ以上のコーヒー豆自家焙煎店店が存在していると推定されています。

そして、そのコーヒー豆自家焙煎店は、「煎りたて、新鮮、香りの良いコーヒー豆」を供給することができるわけです。

もしかしたら、日本でも、「コーヒー第3の波」が、これから開始されるのかもしれません。(一緒に、コーヒー第2の波も)

日本全国数千店の自家焙煎コーヒー店が、何店舗かの独立系の飲食店や食料品店と新たに取引を開始するだけで、日本のコーヒー消費市場地図の書き換えが始まるはずです。

www.ekawacoffee.work

 

年老いた珈琲豆焙煎屋は、「コーヒー第3の波」とは、オートメーション化された焙煎工場で製造される効率重視のコーヒーと、小型のコーヒー豆焙煎機で焙煎加工される「煎りたて、新鮮、香りの良いコーヒー」との競争、コーヒー消費市場争奪戦だと考えています。

 コーヒー豆自家焙煎店が生き残るには、昭和の時代のコーヒー企業が抱え込んでいる市場から、「煎りたて、新鮮、香りの良いコーヒー」というコーヒー豆自家焙煎店の市場に、一人でも多くチェンジしてもらえるように全力で努力することだと考えています。

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