ローストされている(焙煎を終了している)が、まだ挽いていない(豆の姿形のままの)焙煎コーヒー豆をホールビーンコーヒー(Whole-Bean Coffee)と呼んでいると理解しています。
豆の姿形のままで販売されている焙煎コーヒー豆が、ホールビーンズコーヒーと呼ばれている焙煎コーヒー豆だと思っています。
コーヒー消費者が焙煎コーヒー豆を購入する場合、特に自家焙煎コーヒー豆を購入する場合、エカワ珈琲店がお勧めするのはホールビーンズコーヒーです。
ホールビーンズコーヒーを購入するには、焙煎コーヒー豆を粉砕する道具(コーヒーグラインダー、コーヒーミル)を持っている事が必要条件となります。
家庭向けのコーヒーミルは、数千円から1万数千円くらいで売られていると思います。
家庭で使うコーヒーミルのタイプには、2種類のタイプがあると思っています。
臼歯で焙煎コーヒー豆を粉砕するバリグラインダータイプのコーヒーミルと、プロプラ羽根を回転させる衝撃で焙煎コーヒー豆を粉砕するブレードグラインダータイプのコーヒーミルの2つタイプです。
ホールビーンコーヒー(Whole-Bean Coffee)は、細かく粉状に粉砕していない焙煎したままのコーヒー豆で、細かく粉状に粉砕された焙煎コーヒー粉(グラウンドコーヒー/Ground Coffee)よりも、同じグラム量なら表面積(空気に触れる部分)の合計が少なくなるので、新鮮さをより長期間保つことができます。
表面積(空気に触れる部分)の合計が少ないと、焙煎コーヒー豆の酸化する部分が少なくなるので、酸化による劣化スピードが遅くなります。
それと、焙煎コーヒー豆から香り成分が放出されるスピードも遅くなります。
また、ホールビーンコーヒー(Whole-Bean Coffee)を購入すれば、消費の段階で粉の大きさ(挽き具合)を調整ことが出来ます。
煎りたて新鮮、鮮度の良い自家焙煎コーヒー豆を使ってコーヒーを淹れれば、素晴らしい香りと風味のある美味しいコーヒーが出来上がるとは限らないと思っています。
しかし、鮮度の良い自家焙煎コーヒー豆を使ってコーヒーを淹れなければ、素晴らしい香りと風味を持っている美味しいコーヒーが出来上がるはずが無いとも思っています。
エカワ珈琲店は、焙煎日から1週間以内の「煎りたて新鮮、鮮度の良い自家焙煎コーヒー豆」を購入して、その自家焙煎コーヒー豆の『鮮度が良い』と言える期限は、普通は焙煎日から3週間から4週間くらいが限度だろうと思っています。
(※)2025年7月現在のエカワ珈琲店ですが、焙煎日から古くても1週間以内の自家焙煎コーヒー豆だけを販売する商売は出来なくなっています。
焙煎日から古くても2週間以内の自家焙煎コーヒー豆だけを販売させて頂く事にして、販売する自家焙煎コーヒー豆の銘柄数を絞らせて頂いています。
記事の内容とあまり関係が無いかもしれませんが、エカワ珈琲店は「年老いた珈琲豆焙煎屋」のペンネームで、コーヒーのウンチク記事を収録した「エカワ珈琲店版、コーヒーの基礎知識」というタイトルの電子書籍をキンドルでセルフ出版しています。
購入して頂ければ幸いです。