焙煎したコーヒー豆をホールビーンズコーヒー(Whole-Bean Coffee)、それを挽いた(粉砕した)コーヒー粉(あるいは顆粒)をグラウンドコーヒー(Ground Coffee)と呼ぶこともあります。
【参考】下のリンク先ページの記事は、コーヒーミルの2種類のタイプ(挽き方の違うタイプ)について考察した記事です。
目次
ホールビーンズコーヒー
ローストされているが、まだ挽いていない焙煎コーヒー豆をホールビーンコーヒー(Whole-Bean Coffee)と呼んでいます。
コーヒー消費者が焙煎コーヒー豆を購入する場合、特に自家焙煎コーヒー豆を購入する場合、お勧めはホールビーンズコーヒーですが、そのためには、焙煎コーヒー豆を粉砕する道具(コーヒーグラインダー、コーヒーミル)が必要になります。
ホールビーンコーヒー(Whole-Bean Coffee)は、細かく粉状に粉砕していない焙煎したままのコーヒー豆で、細かく粉状に粉砕された焙煎コーヒー粉(グラウンドコーヒー/Ground Coffee)よりも、新鮮さをより長期間保つことができます。
ホールビーンコーヒー(Whole-Bean Coffee)を購入すれば、消費段階で粉の大きさ(挽き具合)を調整ことができます。
グラウンドコーヒー
グラウンドコーヒー(Ground Coffee)は、焙煎コーヒー豆をミルなどを使って細かく粉状に粉砕した焙煎コーヒー粉です。
コーヒーを淹れる時、焙煎コーヒー豆そのままの姿でなくて、焙煎コーヒー豆を顆粒か粉に粉砕しています。
その理由は、焙煎コーヒー豆を粉砕して粉(あるいは顆粒)の姿にすれば、コーヒーの美味しさを作り出す成分を効率よく抽出できるからだと理解しています。
購入の目安は「賞味期限」では無くて「焙煎日」
家庭で美味しいコーヒーを楽しむには、焙煎してから10日以内の自家焙煎コーヒー豆を豆の姿のままで、2週間~3週間くらいで使い切る分量だけ購入するのがベストだと思います。
焙煎コーヒー豆の購入では、「賞味期限」では無くて「焙煎日」を目安にして購入するべきだと思います。
ちなみに、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が細々と営んでいる零細生業ジジババ店のコーヒー豆自家焙煎店「エカワ珈琲店」が売っている自家焙煎コーヒー豆の賞味期限は、焙煎日から1か月以内としてます。
ですから、基本的に焙煎した日から1週間以内、長くても10日間以内の自家焙煎コーヒー豆のみを小売り販売しています。
風味・香りの劣化スピード
焙煎コーヒー豆の劣化は、コーヒー豆焙煎の終了直後から始まります。
最初の5日間~10日間(季節によって変わります)くらいの劣化は一種の「熟成」ですから、焙煎コーヒー豆の香味に良い効果をもたらしてくれます。
しかし、それ以後の劣化は、焙煎コーヒー豆の香り・風味に悪い影響を与えます。
焙煎コーヒー豆を挽くと(粉砕すると)、その劣化スピードが指数関数的にスピードアップして、より多くの酸素を吸収することで、より多くの風味が消失して行きます。
クラインダーに投資する
コーヒー豆自家焙煎店を利用する人の半数くらいは、自宅にグラインダー(コーヒーミル)を持っていますが、流通店舗で焙煎コーヒーを購入する人の大半は、自宅にグラインダー(コーヒーミル)を持っていないと思います。
焙煎コーヒー豆を豆の姿形のままで保存するのと、挽いて保存するのとでは、香り・風味の鮮度劣化スピードは全く違って来ます。
前者の方が、後者よりもはるかに長く鮮度を保ちます。
グラインダー(コーヒーミル)の購入は、コーヒー消費者にとっては大きな投資ですが、絶対に損をしない投資だと思います。
【参考】今、年老いた珈琲豆焙煎屋が購入したいと考えているグラインダーは、カリタの家庭用電動式高級コーヒーミル、ネクストGです。
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