家庭でコーヒーを淹れるという作業ですが、例え、コーヒーメーカーを使って淹れるとしても相当に面倒な作業だと思います。
ひと昔(10年)前、ふた昔(20年)前と比べて、働き盛りの人たちは忙しくなっているわけですから、コーヒーを淹れるという面倒な作業から解放されて、それなりに美味しく飲めるコーヒーを近所のコンビニで、それも安価で素早く簡単に購入して飲めるとしたら、そちらを選択する消費者が多くなるのは当然だと思います。
2010年以前でも、コンビニエンスストアーでコーヒーが売られていましたが、それほど売れていたように思えません。
2010年代の前半にセルフサービスで短時間で挽きたて淹れたてコーヒーを作れるコーヒー醸造装置が登場して来て、コンビニコーヒーが大ブレイクしたわけです。
消費者の生活スタイルとコンビニコーヒー醸造装置の相性が、抜群だったと解釈しています。
先日、エントリーした記事「コンビニコーヒーのお客さんは、どこからやって来たのだろうか?」を、下にリンクしている記事で紹介してもらいました。
この記事の作者はコーヒーにあまり縁が無かったようですが、コンビニコーヒーの登場でコーヒーが大好きになったようです。これまで、コーヒーに縁の無かった消費者をもゲットしたのがコンビニコーヒーなのかもしれません。
挽きたて淹れたてセルフのコンビニコーヒーが登場して来て、街のコンビニでコーヒーを買って飲むという需要が発生、大ブレイクしたと解釈しています。
できるだけ美味しいコーヒーを飲むための必須条件として、以下の3つの条件が知られています。
(1)煎りたて新鮮な焙煎コーヒー豆を使う(焙煎日から3~4週間以内)
(2)淹れる直前に焙煎コーヒー豆を挽く
(3)淹れたてのコーヒーを飲む
コンビニコーヒーの場合、「(2)挽きたて」と「(3)淹れたて」の条件は満たしています。「(1)煎りたて新鮮」の条件も、醸造装置の性質上、焙煎日から1か月くらい経過している焙煎コーヒー豆を使っているかもしれませんが、ほぼ条件を満たしているだろうと推測しています。
小生、脱サラしてから約30年、自家焙煎珈琲豆小売ビジネスを営んできました。ただ漠然とビジネスを営んで来たわけではなくて、相当に珈琲おたく的なビジネスを営んで来ました。その珈琲経験から、コンビニコーヒーの品質レベルは一定水準以上をクリアしているのは理解できます。
オフィスコーヒーサービスのコーヒーや家で淹れるコーヒーに馴染まなかった人でも、コンビニコーヒーなら抵抗無く飲める人が相当数存在しているようですから。
コンビニコーヒーは、セルフサービスで素早く簡単にコーヒーを淹れることができます。その購入費用は、100円~150円と、ファーストフードレストランのコーヒー価格の半分~3分の1くらいの価格ですから、抵抗無く飲める価格です。
ファーストフードレストランのコーヒー料金一覧表は、下にリンクしている記事から引用しています。詳しくは、下の記事をご覧ください。
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