「我が輩は珈琲博士、笑いと科学のスペシャルブレンド」という本ですが、エカワ珈琲店のアマゾンアソシエイト経由で、今年(2016年)に入ってから2冊売れています。
本の著者は、「ハトを寄せ付けない銅像の化学的研究」でイグ・ノーベル賞を授賞された元金沢大学教授の廣瀬幸雄さんです。
廣瀬幸雄さの珈琲に関係する著作は、20年近く前に出版された「工学屋の見たコーヒーの世界」以来、ほとんどを蔵書しています。
しかし、「我が輩は珈琲博士、笑いと科学のスペシャルブレンド」に関しては、その存在自体知りませんでした。
アマゾンアソシエイトの注文レポートを点検していて、「我が輩は珈琲博士、笑いと科学のスペシャルブレンド」の存在を先日(8月中旬)知った次第です。
で、早速購入して、エカワ珈琲店のコーヒー本蔵書に加わって頂きました。
「我が輩は珈琲博士、笑いと科学のスペシャルブレンド」は、コーヒーの科学に関する本ではありません。
2010年8月~2011年12月にかけて北国新聞に連載していた、廣瀬幸雄さんのコーヒー体験のエピソードを綴ったコラムを加筆編集した本で、同じく北国新聞に連載したコラム記事をまとめて一冊の本にした「工学屋の見たコーヒーの世界」と同系統の本なのだと思います。
「工学屋の見たコーヒーの世界」を読んだときに感じなかったのですが、 「我が輩は珈琲博士、笑いと科学のスペシャルブレンド」を読み終えて、エカワ珈琲店の店主の若いころ、初めて五木寛之さんのエッセイ本「風に吹かれて」を読み終えた時に感じたのと同じような心地よさを覚えました。
「我が輩は珈琲博士、笑いと科学のスペシャルブレンド」の第2章「喫茶店行脚」で、金沢市の老舗喫茶店「ローレンス」に行くと、直木賞を受賞した直後の若き日の五木寛之さんが書き物をしている姿をよく見かけたという記述があります。
もしかしたら、当時、週刊読売で連載していた「風に吹かれて」の原稿を書いていたのかもしれません。