年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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カフェという場のつくり方(自分らしい起業のすすめ)

山納洋(やまのうひろし)さんの著作、『カフェという場のつくり方(自分らしい起業のすすめ)』を蔵書しています。

この本の中でほんの少しだけ、エカワ珈琲店の前身「純喫茶コロナ」が紹介されているので、山納洋さんから献本して頂いた本です。

これまで数多く出版されている「カフェ経営入門orカフェ巡り」的な本とは違って、生活世界の視点からカフェ・喫茶店のマーケティングを語っています。  

カフェという場のつくり方: 自分らしい起業のススメ

カフェという場のつくり方: 自分らしい起業のススメ

 

 

「カフェ経営入門orカフェ巡り」的な本を何冊か購入したことがあるのですが、半分も読まないうちに馬鹿馬鹿しくなってしまって、最後まで読んだ本は皆無でした。

山納洋(やまのうひろし)さんの『カフェという場のつくり方(自分らしい起業のすすめ)』は、2時間足らずで読破することができました。

 

基本的にカフェ・喫茶店マーケティング関係の本だと思うのですが、簡単明解な言葉でカフェ・喫茶店に関するマーケティングを語っているので、ものすごく理解しやすい内容となっています。取材に数年を費やした成果なのかもしれません。

もしかしたら、カフェ・喫茶店のマーケテイングを社会学的に語る本に、初めて出会ったのかもしれないと考えています。

 

「自分らしい起業のすすめ」という題名ですが、もうすでにカフェや喫茶店を経営している人が読んでも、何かを得るものがあるかもしれません。

 「カフェという場のつくり方(自分らしい起業のすすめ)」には、少しだけエカワ珈琲店の前身『純喫茶コロナ』に関する記述もあります。

その僅か2行ほどの部分を記述するのに、エカワ珈琲店ですが、著者(山納洋さん)の取材を何回か受けています。この本を書くにあたって、著者の山納洋さんは、ものすごい量の取材活動をされていました。

山納洋さんは、日本の喫茶店に詳しいライターの中の一人なのだと思います。

 

2012年8月の発売ですから、もう6年間もロングセラーを続けています。

近年のコーヒーブームの影響からか、「コーヒー本」・「カフェ本」が結構人気があるので、その影響もあってロングセラーを続けているのだと思いますが、ロングセラーを続けるだけの価値がある本だと思います。