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生産財としての焙煎コーヒー豆、消費財としての焙煎コーヒー豆

商品としての焙煎コーヒー豆は、2つの性格を持っています。生産財としての焙煎コーヒー豆と、消費財としての焙煎コーヒー豆という2つの性格です。

喫茶店・レストラン・ホテル・その他の飲食施設、オフィスコーヒーサービスで使われる焙煎コーヒー豆は生産財で、百貨店・量販店・コーヒー豆専門店で小売販売されている焙煎コーヒー豆は消費財です。

業務用に使われている焙煎コーヒー豆が生産財で、一般消費者向けに小売販売されている焙煎コーヒー豆が消費財です。

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生産財と消費財とでは、同じ焙煎コーヒー豆であっても、売り方が違ってきます。

日本には、大・中・小・零細と、数多くのコーヒー豆焙煎加工事業者が存在していて、その事業者の大半は、生産財としての焙煎コーヒー豆を商っています。

生産財としての焙煎コーヒー豆を商っている焙煎事業者は、規模の大小を問わずロースターと呼ばれています。

 

生産財としての焙煎コーヒー豆を商う場合、その対象は、喫茶店・飲食店・事業所などの事業者ということになります。

一方、消費財としての焙煎コーヒー豆を取り扱う場合、一般消費者を対象に焙煎コーヒー豆を取り扱うことになります。現在のところ、この分野を手がけているのは、大手・中堅事業者とコーヒー豆自家焙煎店だけだと思います。

 

消費財としての焙煎コーヒー豆を取り扱っている場合でも、百貨店・量販店・生協などの流通小売業者で再販売されている場合と、大手・中堅コーヒー企業の直営店で小売販売されている場合と、零細生業パパママ規模のコーヒー豆自家焙煎店の店舗で小売販売されている場合があります。

 

焙煎コーヒー豆消費財市場の大半は、百貨店・量販店・生協などの流通小売事業者で占められていて、大手・中堅のコーヒー豆焙煎加工事業者と限定された中規模コーヒー豆焙煎加工事業者が焙煎コーヒー豆を供給しています。

そして、焙煎コーヒー豆を供給している大手・中堅コーヒー企業は、流通小売事業者の店舗での自社商品のシェアを高めるための営業活動をしています。

ですから、零細小規模で無名のコーヒー豆自家焙煎店の焙煎したコーヒー豆が、流通小売事業者の店舗に並ぶことはありません。

www.ekawacoffee.work

 

年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦は、2人だけで営む零細生業の自家焙煎コーヒー豆小売専門店を営んでいます。屋号は、エカワ珈琲店です。

エカワ珈琲店のような零細個人事業者は、通称『コーヒー豆自家焙煎店』と呼ばれていて、営業力も流通小売事業者へのコネも無いわけで、だから自ら焙煎加工したコーヒー豆を、自らの店舗で消費者に直接小売販売しています。

焙煎コーヒー豆の消費財市場で『コーヒー豆自家焙煎店』の占める割合はごく僅かなのですが、最終顧客である一般の消費者と直接対応しているわけですから、お客さんの動向を逸早く把握することができます。

 

消費財商品の売れる売れないは、財布のひもを握っている最終顧客(一般の消費者)の動向によって決まると考えています。

焙煎コーヒー豆について一般消費者の動向を把握するのに一番適しているのが、『コーヒー豆自家焙煎店』だと考えています。

そして、自家焙煎コーヒー豆小売店の場合、開業して数ヶ月以内、長くとも1年以内に利益を出せる店でなければ、一般消費者の動向を調査・把握できていない店ということになるのだと思います。

 

最後に、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が営んでいるエカワ珈琲店は、自家焙煎コーヒー豆小売専門で商売しています。店舗と通販(アマゾン) で小売販売していて、最終消費者がお客さんです。よろしければ、一度お試し頂ければ幸いです。

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