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エカワ珈琲店版、コーヒー果実の栽培と収穫に関する20世紀の知識【まとめ】

エカワ珈琲店がコーヒー果実の栽培と収穫についての知識を仕入れたのは、「コーヒー豆の焙煎」に興味が出て来ていた1990年代の後半頃の事です。

「コーヒー豆の焙煎」に関する基礎知識を収集していて、一応、コーヒー果実の栽培と収穫に関する大雑把な知識が必要だろうと考えて、2冊の珈琲書籍のお世話になりました。

財団法人科学技術教育協会出版部から1988年9月30日に発行された『生活の科学シリーズ22、コーヒーの科学』と、1997年12月20日に時事通信社から発行されている伊藤博さんの著作『珈琲を科学する』の2冊です。

 

それ以降、「コーヒー果実の栽培と収穫」に関してそれほど興味が沸かなかったので、スペシャルティーコーヒーやエステートコーヒーに関する大雑把な知識以外に新しい知識を仕入れていません。

そんなこんなで、「エカワ珈琲店版、コーヒー果実の栽培と収穫に関する知識」は、1990年代後半に仕入れた知識を整理整頓してまとめた代物ですから、2025年の現在では時代遅れの知識になっているかもしれません。

 

エカワ珈琲店版、コーヒー果実の栽培と収穫に関する知識(まとめ)

種子を播いてからコーヒーノキが成長して結実するまでに約4年、それ以降、収穫が始まって6年目~10年目くらいが収穫のピークで、15年~20年くらいは一定の収穫が可能だとされています。

その間、剪定、整枝、施肥、病害虫防除、除草などの手入れは欠かす事が出来ないとのだと思います。

 

【1】種まきから植え付け

コーヒーノキを増やす方法として、根分け、さし木、つぎ木による方法もあるようですが、一番多い方法は、丈夫な木から採ったタネを播いて育てる方法だと理解しています。

タネのまき方には、苗床で発芽させる方法と、苗床を使わず、土に穴を掘ってタネをまく方法があるようです。

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【2】剪定

木の老化を防いで活性化させることが、コーヒーノキを剪定(せん定)する目的だと理解しています。

コーヒーノキの樹高が高くなりすぎると栽培管理が難しくなるので、栽培管理を容易にするために剪定をしていると思っています。

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【3】マルチング

枯草やマメ科植物、バナナの葉などを根の周囲に敷くマルチング(敷草・覆土)は、コーヒーの栽培に様々な効果をもたらしてくれると言われています。

雨季には雑草が茂るのを抑え、乾季には地面の水分を保持して乾燥するのを防ぎ地面の温度を低くする効果があると説明されています。

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【4】肥培管理

コーヒーノキは、地中から、炭酸カルシウム、窒素、燐酸などを吸収するので、放置しておけば地力が低下してしまうので、地力を維持しながら一定の生産量を上げるためには、どうしても施肥を欠かすことが出来ないと理解しています。

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【5】シェードツリー(日陰樹)

コーヒーの栽培には日光が必要ですが、毎日一定時間、木のまわりの地温を低く保つために日陰も必要です。

その土地に適した樹木をコーヒーノキと伴植して適度な日陰を作ることで、強い炎熱からコーヒーノキを守っています。

このコーヒーノキと伴植する樹木のことをシェードツリーと呼んでいます。

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【6】開花結実

コーヒーノキは、2~3年、順調に生育すると、ジャスミンのように甘くて爽やかな香りを放つ5弁の白い花をつけ、その花の生命は2~3日くらいで、アラビカ種は自家受粉、ロブスタ種は他家受粉だとも理解しています。

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【7】コーヒー果実の収穫

コーヒーの果実を摘み取る作業は、手作業で、あるいは機械で、そのどちらか一つの方法で、コーヒーの果実は収穫されていると理解しています。

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【8】コーヒー豆の産地別特徴

コーヒー生豆の各産地別の特徴を、30年近く前(1990年代後半)にまとめていた資料に基づいて、大雑把に書き出しました。

現在(2025年)の感覚とは、少しズレていると思います。

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(※)エカワ珈琲店は年老いた珈琲豆焙煎屋のペンネームで、キンドルでコーヒーに関係する内容の電子書籍をセルフ出版しています。