ローストカーブ図(コーヒー豆焙煎曲線)の存在を知ったのは、2010年代の前半で、インターネット内をネットサーフィンしていて見つけました。
ローストカーブ図は、食品加工や調理で使われているクッキング曲線のコーヒー豆焙煎版だと理解しています。
コーヒー豆自家焙煎店のコーヒー豆焙煎は、コーヒー生豆を小型コーヒー豆焙煎機を使って熱を与えて行くクッキング操作ですから、ローストカーブ図はS字型曲線図になるのが必然だと思っています。
エカワ珈琲店は、バッチサイズ5kg(1回で焙煎できるコーヒー豆の重量が5kg)のドラム式の小型コーヒー豆焙煎機で、御年30数歳の富士珈機製のロートルな焙煎機を使ってコーヒー豆を焙煎しています。
20世紀のコーヒー豆焙煎機ですから、焙煎中のコーヒー豆のローストカーブをリアルタイムで表示するディスプレイ画面などは付属していません。
エカワ珈琲店のロートルな焙煎機でも、ローストカーブ図を作成するソフトウェアーを購入して、焙煎機の制御箱とパソコンを接続して、焙煎中の温度データをパソコンに取り込めば、ローストカーブの動きを確認しながらコーヒー豆を焙煎することも可能です。
コーヒー豆焙煎プロファイル作成には、幾つもの因子が関係して来ると思っています。
コーヒー生豆の重さ、コーヒー生豆の大きさ、コーヒー生豆の水分含有量、焙煎機周囲の気温や湿度などなど・・・。
焙煎プロファイルの方程式を作って、幾つもの因子の変数をその方程式で計算して、理想的なロストカーブ図を思い描いて、ディスプレイ画面に表示されるローストカーブを参考にしてコーヒー豆の焙煎をコントロールするのは、エカワ珈琲店の実力では無理だと思っています。
ローストカーブ図は、コーヒー豆焙煎の出来具合を推察するのに便利なデータだと思っていますが、1回1回の焙煎でローストカーブ図を作成する必要は無いと思っています。
大雑把なデータに基づく簡単なローストカーブ図なら、エクセルで作成できます。
エカワ珈琲店は、コーヒー豆を自家焙煎して、その自家焙煎したコーヒー豆を販売して生計を立てているのですから、コーヒーのプロです。
プロですから、当然、1回1回の焙煎について、1回1回記録を残しています(下の写真のように)。
その記録したデータを使えば、大雑把なローストカーブ図をエクセルで作成できます。
ちなみに、その記録の保存期間は長くて2か月くらいとしています。
コーヒー豆焙煎中の記録は2か月くらいで廃棄処分していますが、焙煎中に気が付いた事、思いついた事(もちろん、焙煎に関する事)などを、はてなブログを利用して作っている非公開の「珈琲ノート」に断片記事として保存しています。
そして、その「珈琲ノート」に保存しているコーヒー豆焙煎に関する断片記事を整理整頓して、電子書籍としてキンドルで有料公開しているのが『コーヒー豆自家焙煎談義シリーズ』です。
(※)今年(2025年)になってからは、1月に「第6集」、3月に「第7集」と「第8集」を出版しています。
「ローストカーブ図とエカワ珈琲店」に関する記事は、エカワ珈琲店がnote で運営している『エカワ珈琲店ブックス』にエントリーしている有料記事『コーヒー豆焙煎とエカワ珈琲店』の中にも収録しています。