【珈琲物語】年老いた珈琲豆焙煎屋の珈琲物語

年老いた珈琲豆焙煎屋は、連れ合いと2人だけで零細生業パパママ規模のコーヒー豆自家焙煎店を和歌山市で営んでいます。その店の屋号は「エカワ珈琲店」です。そのエカワ珈琲店が発信しているコーヒーストリーを楽しんで頂けたら幸いです

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 コーヒー豆自家焙煎商売 

 

コーヒー生豆高騰の原因と小さなコーヒー豆自家焙煎店のコーヒー生豆価格高騰対策

大手珈琲企業やロースターと呼ばれている中小の珈琲会社、それに街中のコーヒー豆自家焙煎店の主力商品である焙煎コーヒー豆の原料は、赤道を挟んだ南北回帰線の範囲内に位置する国々で生産されているコーヒー生豆です。

コーヒー生豆は、生産地から消費地まで貨物船の大型ステンレスコンテナに入って海上輸送されて来ます。

この大型ステンレスコンテナが不足していて、それが貨物価格の高騰を招いています。

 

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コーヒー生豆価格高騰の最大の原因

貨物価格の高騰は、海上輸送されてくるコーヒー生豆価格の上昇を意味しています。

加えて円安が進んでいて、これもコーヒー生豆価格の上昇の原因となっています。

新型コロナウィルス感染症パンデミックで需要が減少していたのが、ワクチン接種が進んでパンデミックが収まって来て、世界的に需要が回復傾向にあるのもコーヒー生豆価格上昇の原因の一つになっていると言われています。

需要が減少したので在庫量を減らしていたのですが、それが原因で需要の急増に対応できていないという事だと考えられます。

 

気象要因も発生している

そのような理由でコーヒー生豆取引価格が上昇しているわけですから、最終需要者である珈琲企業や珈琲会社、それにコーヒー豆自家焙煎店の仕入価格が上昇するのは当然の帰結です。

これらの要因に続いて、今年の7月に世界最大のコーヒー生豆生産国ブラジルで霜害が発生していて、コロンビアでは雨量が収穫に影響していて、これらの気象要因が、今後さらなるコーヒー生豆価格上昇を招く原因になるかもしれません。

 

消費国に届くコーヒー生豆が不足している

消費地・消費国に届くコーヒー生豆の数量が少なければ、珈琲企業・珈琲会社・コーヒー豆自家焙煎店の間で、あるいは消費地・消費国間の間で、コーヒー生豆の取り合いが始まって、ますます価格が高騰する可能性があります。

少なくともあと1年は、コーヒー生豆価格の高値が続くと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。高値が続くだけでなくてさらなる値上がりがあるかもしれません。

 

焙煎コーヒー豆の末端消費価格は落ち着いている

焙煎コーヒー豆の原料となるコーヒー生豆仕入れ価格は高騰していますが、街で売られている1杯のコーヒーやスーパーマーケットで売っている家庭用焙煎コーヒー豆商品の価格は、以前とほとんど変化していません。

UCCやキーコーヒー、味の素AGFなどの大手珈琲企業は、今年(2021年)の夏に20%程度の値上げを発表していますが、それほどスーパーマーケットで売っている焙煎コーヒー豆価格が高くなっているようには感じられません。

さすがに、100g・100円以下の価格で売っている焙煎コーヒー豆商品は見受けませんが、100g・150円くらいで売っている焙煎コーヒー豆商品は見受けられます。

 

末端消費価格も来年は

焙煎コーヒー豆商品価格や1杯のコーヒーの値段など末端消費価格は、未だにコーヒー生豆仕入れ価格上昇の影響をそれほど受けていないようです。

しかし、コーヒー生豆の海上輸送に起因する物流上の問題が続けば、末端消費価格の上昇は避けられないと思います。

一杯のコーヒーの価格はともかくとして、焙煎コーヒー豆末端消費価格は、そろそろ上昇を開始するように感じられます。

街角のコーヒー豆自家焙煎店の大半は、コーヒー生豆仕入れ価格上昇の圧力に耐えられず、自家焙煎コーヒー豆販売価格の値上げに踏み切っていますが、中小のロースターと呼ばれている珈琲会社も、焙煎コーヒー豆販売価格を値上げしなければ経営が成り立つはずが無いと年老いた珈琲豆焙煎屋は推測しています。

 

コーヒー豆自家焙煎店を取り巻く状況

コーヒー生豆仕入れ価格が、何故上昇しているのかと言うと、コーヒー生豆の流通量が品不足状態になっているからです。

資金力があって物流能力の高い大手・中堅のコーヒー豆焙煎企業は、大量のコーヒー生豆を在庫しているはずですから、コーヒー生豆の品不足という現在の状況に十分対応可能だと思います。

しかし、物流能力がものすごく低い街角の小さなコーヒー豆自家焙煎店には、コーヒー生豆を取り巻く現在の状況は深刻そのものです。

街角の小さなコーヒー豆自家焙煎店は、自前でコーヒー生豆生産者・生産団体からコーヒー生豆を買い付けて輸入しているわけではなくて、商社が輸入したコーヒー生豆を、その商社から直接、あるいはコーヒー生豆問屋さん経由で購入しています。

規模が大きくて資金力のある珈琲豆焙煎屋さんなら、計画的に大量にコーヒー生豆を仕入れる力を持っていますが、街角の小さなコーヒー豆自家焙煎店の大半はスポット買いでコーヒー生豆を仕入れています。

 

エカワ珈琲店のコーヒー生豆仕入れ

例えば、年老いた珈琲豆焙煎屋が連れ合いと2人だけで営んでいるコーヒー豆自家焙煎店「エカワ珈琲店」は、スペシャリティーコーヒーを専門に輸入している総合商社兼松株式会社が運営する「コーヒーネットワーク」から、コーヒー生豆をその時に必要な量だけスポット買いしています。

ですから、百貨店の焙煎コーヒー豆売り場の価格よりも少しだけ安い価格で、品質の良い自家焙煎コーヒー豆を売ることができています。

www.ekawacoffee.work

 

スポット買いだとコーヒー生豆仕入れ価格が高くなる

コーヒー生豆価格高騰の最大の原因が物流に起因しているわけですから、スポット買いだと仕入れ価格が不安定になります。

コーヒー生豆仕入れ価格が不安定だと、販売している自家焙煎コーヒー豆のコスト計算も不安定になります。

しかし、コーヒー生豆の仕入れ価格が変わるたびに自家焙煎コーヒー豆販売価格を変更するのは、実際問題として不可能です。

コストを計算して販売価格を一定に保つには、一度に大量のコーヒー生豆を購入するのが一番ですが、エカワ珈琲店は、コーヒー生豆価格の上昇や品薄状態に対応して、一度に大量のコーヒー生豆を購入する経営的資源を持ち合わせていません。

 

エカワ珈琲店のコーヒー生豆価格高騰対策

ということで、零細生業パパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店「エカワ珈琲店」は、店主が高齢ということもあって、コーヒー生豆価格高騰という現在の状況に対して、商売規模の縮小と少しだけハイエンドな市場(セミ高級品市場)での商売で対応して行こうと考えています。

年老いた珈琲豆焙煎屋はこれまでの零細生業商売経験から、コーヒービジネスは、商業化すればするほど(売上・販売量を増やそうとすればするほど)利幅が減少して行く商売だと考えています。

ですから、商売規模を縮小してある程度の利幅をもらえる商売に移行するのが、最も適切なコーヒー生豆高騰対策だと考えています。

年老いた珈琲豆焙煎屋は、30年間の商売経験から、零細生業商売で生き残って行く道は、商売規模を縮小してもそれなりに暮らして行ける体制を構築することだと考えています。

 

コーヒー生豆価格に関する過去記事

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