年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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デロンギのコロナ禍におけるコーヒー飲用調査2021年版から

デロンギ・ジャパンは、10月1日コーヒーの日に合わせて、2021年度版「コロナ禍におけるコーヒー飲用調査」を発表しています。

⇒デロンギ、ニュース$トピックスのページ(2021年10月1 日)

インターネットを使った調査で、調査期間き8月24日~9月2日、対象は、1週間に1回以上コーヒーを飲んでいる20歳~69歳の有職者(仕事に就いている人)の男女400人です。

 

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その「コロナ禍におけるコーヒー飲用調査2021年版」によると、長引くコロナ禍で、約7割の人たちが毎日「おうちコーヒー」を楽しんでいて、焙煎コーヒー豆やコーヒーの飲み方にこだわってコーヒーを楽しむ傾向があることが明らかになっていて、4人に1人は自分の好みに合うコーヒーを探しているとのことです。

カフェラテなどミルクを添加するホワイトコーヒーを楽しむ女性は男性の2倍以上いて、「飲むと落ち着くホットコーヒー」「ごくごく飲めるアイスコーヒー」などと、場面・場面で幾つかの種類のコーヒーを飲む分けている人が多数派となっています。

 

「コロナ禍におけるコーヒー飲用調査2021年版」によると、焙煎コーヒー豆を豆の姿形のままで購入してコーヒーを淹れる毎に挽いている人が1割くらい居ます。

コーヒーのクオリティーを追求するコーヒー消費者が1割も居るというのは、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が2人だけで細々と営んでいるエカワ珈琲店(和歌山市)には朗報です。

 

何故朗報かというと、コーヒー消費者の中の1割の人たちが、家で飲むコーヒーにこだわっているという事が、その理由です。

今後、家で毎日飲むコーヒーにクォリティーを追求するコーヒー消費者が、ある程度は増えて行くと考えられます。

コーヒー豆自家焙煎店ビジネスは、今も昔も、基本的にコーヒーのクォリティーを追求するコーヒービジネスだと思います。

 

家でコーヒーを毎日飲む消費者が増えて、コーヒーのクォリティーを追求する消費者も増えれば、高齢の店主が営んでいる小さなコーヒー豆自家焙煎店も何らかのメリットを享受できると思います。

1990年代、コーヒー豆自家焙煎店には、2つのビジネス形態がありました。

1つは、コーヒーのクォリティーを追求するためにコーヒー豆を自家焙煎するビジネスで、もう一つは、ロースターと呼ばれている焙煎コーヒー豆業務卸の隙間を埋めるビジネスでした。

 

1989年にコーヒー豆自家焙煎を開始したエカワ珈琲店は、後者を選択しました。

エカワ珈琲店の立地する和歌山市では、前者タイプの商売は難しいと考えたからです。それに、新しく始めた自家焙煎コーヒー豆小売商売は、お客さんの来てくれない喫茶店からの商売替えだったわけですから。

それから30年以上の年月が経過した2021年、未だに自家焙煎コーヒー豆小売商売は続けられていますが、夫婦2人だけで営んでいる零細生業パパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店ですから、30年前とほとんど事業規模に差がありません。

 

今も昔も、零細生業規模のコーヒー豆自家焙煎店です。

70歳と高齢ですが、「趣味がコーヒー、特技もコーヒー」ですから、生業商売の範囲内で珈琲商売を続けて行くつもりです。年金だけで食べて行くのは無理ですから、それしか選択肢がありません。

とは言っても、30年前と違って、珈琲商売を楽しめる環境が整って来ています。

デロンギの発表した「コロナ禍におけるコーヒー飲用調査2021年版」を読んで、その事を確信できたような気がします。

 

参考までに、エカワ珈琲店の30年の様々な軌跡は、noteマガジン『エカワ珈琲店のコーヒー物語』で読んで頂けるように記事を追加して行く予定です。

記事の追加に合わせて、購入金額も改訂して行くつもりです。

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