ドリップコーヒーバッグは、袋に1杯分のコーヒー粉がパックされていて、その袋(バッグ)をカップの縁に引掛けてお湯を注げば1杯分のコーヒーを淹れられる構造になっています。
ドリップコーヒーバックは、大手・中堅珈琲会社だけに限らず、街中の小さな自家焙煎コーヒー豆小売店でも製造可能なコーヒー商品です。
ドリップコーヒーバッグ専用の袋とシーラーとミルと自家焙煎コーヒー豆があれば、街中のコーヒー豆自家焙煎店でも製造できます。
大手・中堅珈琲会社は自動製造マシーンを使って大量生産していますが、零細生業パパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店は手作業で製造します。
年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が2人だけで営んでいる零細生業パパママ店の自家焙煎コーヒー豆小売専門「エカワ珈琲店」でも、ドリップコーヒーバッグを製造して販売していたことがあります。
しかし、今(2022年)は、製造販売を取りやめています。
それには理由があります。
ドリップコーヒーバッグは、1袋づつ個包装されている必要があります。いつでも気楽に1杯分のコーヒーを楽しめるのが特徴ですから、当然です。
手作業で個包装する手間は大変面倒で、包装資材のコストも高くつきます。
エカワ珈琲店が製造販売するなら、1個150円~200円くらいで売らなければ儲けられません。しかし、そのような高級品を売り捌く能力を持ち合わせていません。
また、個包装したドリップコーヒーバッグの賞味期限対策が難しいわけです。
粉砕した焙煎コーヒー粉の劣化スピードは、豆のままの時よりも相当に速くなります。
劣化を遅らせるには、窒素充填した個包装ということになりますが、吹けば飛ぶようなパパママ経営の自家焙煎コーヒー豆小売専門店には、そのような生産設備を用意する能力がありません。
そんなこんなで、エカワ珈琲店は、スペシャリティーコーヒータイプの新鮮な煎りたて自家焙煎コーヒー豆量り売りに特化する商売が似合っていると考えて、その道を一直線に歩んでいます。
ドリップコーヒーバッグのようなタイプのコーヒー商品は、零細生業パパママ経営の自家焙煎コーヒー豆小売店には似合わないと思っています。
ドリップコーヒーバッグというコーヒー商品については、エカワ珈琲店が手作業で製造して販売するよりも、『年老いた珈琲豆焙煎屋の珈琲物語』で信頼できるコーヒーブランドを紹介して、アフリエイト収入の獲得を目指す方が儲けられると考えています。
年老いた珈琲豆焙煎屋が信頼できると考えているコーヒーブランドは幾つかありますが、その中から、キーコーヒーのドリップコーヒーバッグ(商品名はドリップオン)を紹介したページを見て頂けたらと考えてリンクを貼っています。
この記事では、キーコーヒーのサイト内記事を参考にさせて頂いて、『ドリップコーヒーバッグ』の美味しい淹れ方を説明しているので・・・。
ということで、年老いた珈琲豆焙煎屋の独断と偏見に基づく『ドリップコーヒーバッグを使って美味しいコーヒーを淹れる方法』です。
(1)好みのドリップバッグコーヒーを用意します。この記事は、キーコーヒーのサイト内記事を参考にさせて頂いているので、キーコーヒーのドリップオンが色々楽しめる商品を紹介しています。
(2)お湯とカップを用意して、ドリップコーヒーバッグを開けてカップに取り付けます。お湯の温度は、ペーパードリップでコーヒーを淹れる時と同じくらいの温度です。
カップの大きさは、小さくても大きくても、どのようなカップでもオッケーです。
(3)ドリップコーヒーバッグを開封して、用意しているカップに取り付けます。キーコーヒーのドリップオンの場合、両サイドについている茶色のつまみを内側に折り込んで使います。
(4) 1回目のお湯を注ぎます。ドリップオンの場合、1回目に注ぐお湯は大さじ1杯くらいで、焙煎コーヒー粉にしみ込ませるようにゆっくり注ぎます。これが「蒸らし」です。「蒸らし」の時間は10秒くらいが目安となります。
(5)焙煎コーヒー粉が膨らんで泡が出て来て、その泡がくぼんだくらいのタイミングで2回目のお湯を注ぎます。その後、フィルターの上くらいを目途に泡がドーム状に盛り上がるまでお湯を注ぎます。「蒸らし」を含めて3回~4回お湯を注ぐと、140㏄くらいのコーヒーが出来上がります。
(6)カップに1杯分・140㏄のコーヒーを抽出した段階で、ドリップコーヒーバッグをカップから取りはずします。お湯を注ぎ始めてから1分くらいで、1杯分のコーヒーが出来上がります。