この記事「エカワ珈琲店版、コーヒー果実の栽培と収穫に関する20世紀の知識、(開花結実)」は、1990年代の後半に仕入れた大雑把な「コーヒー果実の栽培と収穫に関する知識」に基づいています。
1990年代に仕入れた「コーヒー果実の栽培と収穫に関する知識」ですから、2025年の現在では時代遅れの知識になっているかもしれません。
★「コーヒー果実の栽培と収穫に関する20世紀の知識」の目次は、リンク先ページで確認して頂けます。
開花結実
コーヒーノキは、2~3年、順調に生育すると、ジャスミンのように甘くて爽やかな香りを放つ5弁の白い花をつけると理解しています。
その花の生命は2~3日くらいで、アラビカ種は自家受粉、ロブスタ種は他家受粉だとも理解しています。
珈琲書籍の説明では、コーヒーノキの葉は光沢のある濃緑色で、表面はやや波打っていて、長さは10数cmで先端がとがっていてクリの葉に似ているとなっています。
5~9弁(普通は5弁)の小さな花をつけ、花の中には淡緑色のおしべ5本が、めしべ1本を囲んでいるそうです。
自家受粉のアラビカ種の花粉は、粘り気があって飛散し難くなっているようですが、他家受粉のロブスタ種やリベリカ種などの花粉は、風で飛散しやすいように軽くて乾燥していると説明されています。
開花後、しばらくすれば緑色の実が出て来て、6~8ヶ月後には、その実は赤く熟すると理解しています。
収穫期の果実は赤く熟していてさくらんぼに似ているので、「コーヒーチェリー」と呼ばれています。
果実を樹上で放置しておくと、しだいに黒ずんで行くようです。
珈琲書籍などの写真や説明から、コーヒーの果実は、直径1~1.5センチメートルで楕円形をしていて、果肉の中に、茶褐色の内果皮(パーチメント)があり、その中に銀皮(シルバースキン)で包まれた種子があるようです。
コーヒーの果実には、受精によって2個がぺアーになった半円形の種子(フラットビーン/平豆)ができると説明されていますが、約10%くらいの確率で、枝の先端部で養分や水分が行き渡らず一つしか受精しなかったり、途中で退化したりして丸い小粒な一つだけの種子(ビーペリー/丸豆)になることがあるようです。
((Wikipedia/coffeeより引用))
果実の構造は、上の写真の ように、一番外側に果皮(外皮)、それにつつまれた甘くて弾力のある果肉(パルプ)、その内側の繊維質の厚い皮がパーチメント、さらに内側のシルバースキン(銀皮、種皮)となっていると理解しています。
コーヒーの種子は、そのコーヒーの果実の最も中心部に位置していると理解しています。
(※)エカワ珈琲店の副業です。キンドルでコーヒー関係の電子書籍をセルフ出版しています。