珈琲商売で生計を立てている個人経営の自営業者なら、焙煎コーヒー豆のブレンドについて相当程度の基礎知識を持つ必要があると年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。
理由は、珈琲屋が自分の店の独自性を強調するマーケティングで一番簡単なのが、独自の焙煎コーヒー豆ブレンド(ハウスブレンド)を持つことだと考えているからです。
焙煎コーヒー豆をブレンドする方法として、コーヒー生豆の段階でブレンドして焙煎するプレミックス焙煎(混合焙煎)と、焙煎した単品銘柄のコーヒー豆を使ってブレンドするアフターミックス焙煎(単品焙煎)という2つの方法が知られています。
個人経営の小規模なコーヒー豆自家焙煎店や喫茶店の場合、後者の方法で焙煎コーヒー豆ブレンド(ハウスブレンド)を作っています。
コーヒー豆自家焙煎店や喫茶店が焙煎コーヒー豆をブレンドする(ハウスブレンドを持つ)ことで、コーヒーメニューの多様化、店の独自性を強調する、コーヒーの価格を調整するというメリットが得られます。
新しい焙煎コーヒー豆ブレンドを創作するには、それなりのコーヒーに関する知識を取得している必要があります。(珈琲のプロとしての知識が必要になります)
どのような単品銘柄の焙煎コーヒー豆を、どのくらいの割合で混ぜ合わせれば、どのような風味のブレンドコーヒーが出来上がるかというような事柄を大雑把に把握している必要があります。
それらについては、様々な珈琲本で、焙煎コーヒー豆単品銘柄の基本的な性格の目安や、目的とする風味を持つ焙煎コーヒー豆ブレンドを作るときの配合比率の目安、その時に使用する焙煎コーヒー豆単品銘柄の種類の目安などが公開されています。
note で有料公開している下のリンク先記事でも、昔の珈琲本を参考にして、幾つかの配合例を掲載しています。(年老いた珈琲豆焙煎屋が書いた記事です)
新しい焙煎コーヒー豆ブレンド(ハウスブレンド)を創作する技術的な手法については、その昔から(昭和の頃から)、いつものコーヒーの淹れ方で淹れた単品銘柄焙煎のコーヒーを使って、配合比率や配合する単品銘柄コーヒーを試行錯誤しながらブレンドコーヒーを構築して行く方法が知られています。
ブレンドコーヒーに配合する単品銘柄は3種類~5種類が適切で、配合比率の基本は、2種類の単品銘柄を配合するなら、6対4か7対3が適切だと言われています。
単品銘柄の種類が増えた場合、単品銘柄2種類の配合事例を応用すれば良いというのが、年老いた珈琲豆焙煎屋の考え方です。
この記事は、noteで有料公開(下のリンク先記事)している『新しい焙煎コーヒー豆のブレンドを創作する方法 | コーヒー豆自家焙煎店・喫茶店の場合は・・・』の案内記事的な性格を持っています。