年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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コーヒー豆焙煎、生物・物理・化学の知識が必要、50歳で左巻健男さんの科学本のお世話に

コーヒー豆焙煎を生業とするなら、コーヒー豆焙煎を科学的に考察する必要があると思います。そのためには、コーヒー豆焙煎と関係のありそうな基礎的科学知識に馴染んでいる必要があります。

コーヒー豆を焙煎するのに、大学や専門学校で科学知識を学ぶ必要は無いと思いますが、生物学・物理学・化学でコーヒー豆焙煎に関係する部分の科学知識には、ある程度馴染んでいる必要があると思っているわけです。

 

コーヒー豆自家焙煎店のコーヒー豆焙煎は、コーヒー豆の選択から始まります。コーヒー豆はコーヒーノキに成る果実の種ですから、生物学の知識がある程度必要です。

コーヒー豆焙煎は、コーヒー豆に熱を加える作業ですから、熱力学(物理学)の知識がある程度必要です。 

コーヒー豆焙煎屋は、作成している焙煎プロファイルに基づいてコーヒー豆を焙煎します。

焙煎プロファイル作成に当たっては、焙煎中にコーヒー豆に加えられる熱が、コーヒー豆の化学構造にどのような影響を与えているかを理解しておく必要があるわけですが、そのためには、化学の知識がある程度必要になります。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋は30年前に脱サラして、今も昔も零細生業商売のままですが、エカワ珈琲店という屋号の自家焙煎コーヒー豆小売専門店を営んでいます。

脱サラして10年間くらいは、昭和の時代に発行されていた珈琲本などを参考として、見様見真似、無手勝流で、ただ我武者羅にコーヒー豆を焙煎していました。

脱サラして10年以上が経過して、2000年代に入ると、何故か、コーヒー豆焙煎の理論・技術を探求したくなりました。

 

そうすると、生物学・物理学・化学に関するある程度の科学知識が必要になって来ます。

でも、科学と縁のない文科系の人間ですから、生物学・物理学・化学などは苦手中の苦手です。しかし、そうも言っていられないので、中学生の理科の自学自習を始めました。

その時に購入したのが、左巻健男さんの「新しい科学の教科書」です。 

 

左巻健男さんの理科の本ですが、科学に縁のない50歳代の珈琲屋でも理解しやすい内容になっていました。

年老いた珈琲豆焙煎屋が購入したのは、上に貼り付けてある最新版の本ではなくて、2000年代の前半に発行されてベストセラーになっていた1世代前の本ですが、内容はそれほど変わっていないと思います。

 

3か月ほどかけて中学校の理科を大雑把に自学自習して、次に高校理科の本のチャレンジしました。もちろん、購入したのは左巻健男さんの著作です。

こちらの方は、中学生の理科と違って、簡単に自学自習できる代物では無かったわけで、2021年の現在でも、あまり理解できていません。(でも、少しは理解できています)

 

 

左巻健男さんの科学本のお世話になって自学自習して来たコーヒー豆焙煎の理論と技術については、これまでに投資して来たお金を少しでも回収しようと考えて、キンドルで電子書籍をセルフ出版しています。