我が家でも、何年も前からジップロック(ZIPLOC)を使っています。しかし、冷蔵庫や冷凍庫で焙煎コーヒー豆を保存する場合、ジップロックは無くてはならない代物だとは知らなかったわけです。
年老いた珈琲豆焙煎屋は知らなかったわけですが、焙煎コーヒー豆を家庭の冷蔵庫・冷凍庫で保存する場合、ジプロックを使うのは世界の常識になっているようです。
【目次】
- 焙煎コーヒー豆の冷蔵庫・冷凍庫保存にジップロックが必需品と知らなかった理由
- 焙煎コーヒー豆は時間・日数の経過とともに劣化して行く
- 冷たくて(or涼しくて)暗い場所で保管する
- ジップロックを使った焙煎コーヒー豆の保存方法 (冷蔵庫、冷凍庫での・・・)
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焙煎コーヒー豆の冷蔵庫・冷凍庫保存にジップロックが必需品と知らなかった理由
只今69歳で、地方の中核都市で夫婦2人だけで、しがない珈琲豆焙煎屋「エカワ珈琲店」を細々と営んでいます。
自家焙煎コーヒー豆小売専門店なのですが、何分小規模零細パパママ規模の生業商売ですから、短期間で売れてしまう量だけを焙煎して、自家焙煎コーヒー豆のままなら、焙煎した日から4~5週間くらいまで、自家焙煎コーヒー豆を粉砕して粉にすれば、粉砕した日から1週間~2週間くらいでお召し上がり頂くことを前提にして小売り販売しています。
保存の仕方は、冷暗所で密閉保存する常温保存を前提としています。ですから、冷蔵庫・冷凍庫での保存してもらうという発想が無かったわけです。
焙煎コーヒー豆は時間・日数の経過とともに劣化して行く
焙煎したコーヒー豆は、焙煎終了後も常に変化しています。新鮮な焙煎コーヒー豆であっても、時間・日数の経過とともにゆっくりと劣化して行きます。そして、その劣化スピードは、温度や湿度が高いところに保存すると速くなります。
季節にもよりますが、冷暗所で常温保存した焙煎コーヒー豆を使ってコーヒーを淹れる場合、焙煎後1週間~3週間くらい保存している焙煎コーヒー豆で淹れたコーヒーが一番美味しいはずだと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。
焙煎後1週間くらいは、焙煎コーヒー豆の熟成期間です。まだ、この期間中は、風味や香りが作られている最中です。
焙煎後3週間を経過すると、焙煎コーヒー豆から新鮮な風味や香りが消えて行って、コーヒーの味が落ち着いて来て、ありきたりのコーヒーが出来上がるようになります。
以上、豆の姿形のままで常温保存しておいた場合の話で、例えエカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆であっても、そうなります。
冷たくて(or涼しくて)暗い場所で保管する
例えば、エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆は、気温が高くて湿度も高い夏場なら3週間くらい、気温が低くて乾燥している冬場なら4週間くらい、冷暗所での常温保存に耐えられると考えています。
もし、それ以上の長期間(夏なら3週間以上、冬なら5週間以上)、焙煎コーヒー豆を保存するのなら、冷蔵庫や冷凍庫で保存する必要があると考えます。
ただし、冷蔵庫や冷凍庫で焙煎コーヒー豆を保存する場合、焙煎コーヒー豆が庫内の様々なニオイを吸収・吸着するのを防ぐ必要があります。そのための必需品が、ジップロックです。
ジップロックを使った焙煎コーヒー豆の保存方法 (冷蔵庫、冷凍庫での・・・)
焙煎コーヒー豆を袋に入れて密封します。その焙煎コーヒー豆を入れて密封した袋を、ジップロックに入れて保存します。
あるいは、焙煎コーヒー豆を小さなジップロックの袋にいれて小分けします。そして、その焙煎コーヒー豆の入っているジップロックの袋を、より大きなジップロックの袋に入れて冷蔵庫or冷凍庫に入れて保存します。
ちなみに、焙煎コーヒー豆を冷蔵庫や冷凍庫で保存すると、風味劣化のスピードが緩慢になりますが、風味劣化を止めることはできないと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。
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