カリタのドリッパーは穴が3つ、メリタのドリッパーは穴が1つです。
穴が1つのドリッパーよりも穴が3つのドリッパーの方が、当然、抽出したコーヒー成分を含む液体がろ過されてサーバーに落ちてくるスピードが速くなるだろうと思い込んでいました。
お湯を注ぐスピードが速いほど、そして、ろ過されてコーヒーサーバーに落ちてくるスピードが速いほど、スッキリとして透明度の高いコーヒーを淹れることができると年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。
ですから、カリタの3つ穴ドリッパーの方が、メリタの1つ穴ドリッパーよりも理想的なコーヒーを淹れられると思い込んでいたわけです。
しかし、旭屋出版発行の広瀬幸雄さんの著作「もっと知りたいコーヒー学」に掲載されている実験結果によると、その思い込みはどうやら間違っていたようです。
その実験によると、「ドリッパー(ロト)に湯を注ぐだけだと、1つ穴と3つ穴では落ちる速さも量にも差がでるわけですが、ドリッパーにペーパーフィルターをセットして、コーヒー粉を入れて湯を注ぐと、落ちる速さも量も差がなくなる」という結果が出ています。
理由は、ペーパードリップでは、ドリッパーの側面からもコーヒー成分を含むコーヒーの液体が出てくるからとなっています。
年老いた珈琲豆焙煎屋は、淹れる杯数によってドリッパー(ロト)を使いわけています。
1杯~2杯のコーヒーを淹れるなら、1杯~2杯用のコーヒードリッパーを使い、3杯~4杯のコーヒー淹れるなら、2杯~4杯用のコーヒードリッパーを使っています。
それが、コーヒーを淹れるときのブレを、できるだけ少なくできる淹れ方だと考えているわけです。
ということで、アマゾンで購入できるカリタの1杯~2杯用ドリッパーと2杯~4杯用ドリッパーと、メリタの1杯用~2杯用ドリッパと3杯用~5杯用ドリッパーを紹介します。
1杯~2杯用ドリッパー
2杯用~4杯用
カリタのドリッパーでコーヒーを淹れる時も、メリタのドリッパーでコーヒーを淹れるときも、『カリタ式コーヒーの淹れ方』が適用できると思います。
図々しいかもしれませんが、和歌山市のエカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆のお試しセットをアマゾンで買って、カリタやメリタのドリッパーを使ってコーヒーを淹れて頂ければ幸いです。