LINEリサーチが運営する調査メディア『リサーチノート』は、2020年10月30日付けで、「コーヒー派?紅茶派?どっちが多い?」という記事を掲載しています。
その記事によると、調査対象は15歳~59歳の男女5252人で、コーヒー派は全体の7割で紅茶派は全体の3割となっています。
コーヒー派の年代別占有率です。10代でコーヒー派の占めている割合は31%ですが、20代になると60%、30代は79%で平均占有率(約7割)を上回って、40代は83%、50代は86%となっています。
年老いた珈琲豆焙煎屋は珈琲屋ですから、紅茶派の動向には余り興味が無いのですが、コーヒー派の動向には興味があります。
この調査記事で大いに興味を持ったのは、コーヒー派の人たちがどのような時にコーヒーを楽しんでいるのかという調査です。
リサーチノートによると、コーヒーも紅茶も、「仕事/勉強/家事などの合間・休憩しているとき」、「くつろいでいる・のんびりしているとき」、「リラックスしたいとき」に楽しむ割合が高くなっているのですが、特に、コーヒーの場合、「仕事/勉強/家事などの合間・休憩しているとき」に楽しむ割合が高くなっているようです。
ということで、ラインリサーチが調べたコーヒーの楽しみ方ベスト10を転載させて頂きます。(珈琲屋には重要な資料ですから)
(1位)仕事/勉強/家事などの合間・休憩しているとき
(2位)くつろいでいる・のんびりしているとき
(3位)リラックスしたいとき
(4位)気分転換したいとき
(5位)眠気ざましをしたいとき
(6位)朝起きたとき
(7位)おやつのとき
(8位)落ち着きたいとき
(9位)集中したいとき
(10位)くちなおししたいとき
年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦は、パパママ経営の小規模な自家焙煎コーヒー豆小売専門店を営んでいます。
で、自分たちの店で自家焙煎コーヒー豆を買ってくれているお客さんは、どのような時に自分たちの店で買った自家焙煎コーヒー豆でコーヒーを淹れているのだろうかと想像してみました。
勉強や家事の合間はあり得ると思いますが、業務向け自家焙煎コーヒー豆の販売量はごく僅かですから、仕事の合間は皆無だと思います。
コーヒーの家庭消費をターゲットとして、自家焙煎コーヒー豆を売っているので、2位~4位も関係ありません。5位と6位は、大いに関係があると思います。7位~10位は、少しだけ関係があるかもしれません。
このように想像して行くと、街の小さな自家焙煎コーヒー豆小売店には、まだまだ未開の市場が存在しているのが理解できます。