年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

自家焙煎コーヒー豆小売業務に従事して30年、年老いた珈琲豆焙煎屋の珈琲雑記プログ

エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆、アマゾンで好評販売中!!

ネコポス便でセット商品をポストまでお届け

ネコポス便でシングルオリジンをポストまで

 

地方の中核都市に立地する、とあるコーヒー豆自家焙煎店30年の大雑把な軌跡

年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦は、家族営業の小さな軒先店舗の店ですが、エカワ珈琲店という屋号の自家焙煎コーヒー豆小売専門店を、もう彼此30年間くらい営んでいます。

最初の10年間くらい、毎日、午前中にコーヒー豆を自家焙煎して、午後からは自家焙煎したコーヒー豆を配達するという商売をしていました。  

午後7時頃に閉店して、それから夫婦で隣の町まで1時間くらい費やして自家焙煎コーヒー豆を宅配して、その帰り道で食事を済ませて帰って来ることも度々でした。

 

f:id:ekawa:20200703205204p:plain

 

自家焙煎コーヒー豆小売専門店開業から10年間くらいは、ほぼ配達専門で自家焙煎コーヒー豆を売り歩く珈琲豆焙煎屋だったわけです。

主たる配達先は学校や役所やオフィスで、それ以外に、家庭や飲食店へも自家焙煎コーヒー豆を配達していて、それなりの収入を得ていました。

2000年前後のことです。都会からオフィスコーヒーサービス専門の大手珈琲企業が進出して来て、瞬く間に、エカワ珈琲店から配達先の大半を奪って行きました。

徹底した飛び込み訪問営業という営業戦術の前に成す術も無く、営業能力の違いを思い知らされた苦い思い出を持っています。

 

主たる収入源だった学校・役所・オフィスへの自家焙煎コーヒー豆配達が減ってしまったわけですが、丁度よい塩梅に店舗での家庭向け自家焙煎コーヒー豆小売販売が順調に売上を伸ばしていたので、配達売上減少分を店舗売上でカバーできていました。

2002年の春頃になると、店舗小売中心の商売に完全移行していて、自家焙煎コーヒー豆の配達は少なくなっていました。

その2002年の春のこと、ある日突然、エカワ珈琲店の店舗小売にものすごく強力な競合相手が出現します。

 

瞬く間に、自家焙煎コーヒー豆の店舗小売販売が減少して行って、1年後(2003年)の春には、店舗で自家焙煎コーヒー豆を買ってくれていたお客さんの大半が消えてしまっていました。もちろん、色々と販促を試みたのですが、消えたお客さんが帰って来てくれることは無かったわけです。

またまた、物量作戦で競合相手を叩き潰すという市場戦略の前に成す術も無く、資本力の違いを思い知らされた苦い思い出を持っています。

 

店舗小売に執着していても商売が成り立たないので、ホームページビルダーというソフトウェアーを利用して自前の店舗サイトを作成、自家焙煎コーヒー豆の通信販売に挑戦することにしました。

楽天市場などの電子ショッピング市場に出店する経済的余裕が無くて、最初は、ショッピングカートを使わずメールで注文をもらっていました。

その後、2000年代の中頃、おちゃのこネットで自前のショッピングサイトを作成して、通販用ショッピングカートを使った自家焙煎コーヒー豆通信販売に参入した次第です。

ちなみに、おちのこネットは、当時、毎月数百円でショッピングサイトが簡単に作成・運営できる新手のショッピングサイト作成サービスでした。

【関連記事】エカワ珈琲店のショッピングサイトは「おちゃのこネット」で

 

おちゃのこネットを利用して自前のショッピングサイトを作成してから通信販売の注文が少しづつ増え始めて、廃業一歩手前の段階で何とか踏み止まることができました。年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦は、自家焙煎コーヒー豆の通信販売に助けてもらったわけです。

と言っても、経済的余裕が無くて宣伝活動に費やすお金も皆無でしたから、自家焙煎コーヒー豆の通信販売量を急激に増やせたわけでもなくて、本当に少しずつ少しずつ販売量が増えて行くという塩梅(あんばい)でした。

それでも、毎年・毎年、暮らしが楽になって行ったのですから、自家焙煎コーヒー豆の通信販売は、2000年代中頃以降のエカワ珈琲店には大変ありがたい助け舟でした。

 

2010年代に入ると、北米大陸起源のスペシャルティーコーヒーやサードウェーブコーヒーと言う新しい珈琲の概念が都会を中心に登場して来ました。そして、都会の街角で、コーヒー豆を自家焙煎している喫茶店のコーヒーを楽しむ人たちが増えて来るわけです。

年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が営んでいる店舗は、地方の中核都市に位置しています。ですから、スペシャリティーコーヒーやサードウェーブコーヒーという新しい珈琲概念は、都会より相当に遅れてやってきます。

ほんの少しだけ、地方の中核都市にも、スペシャリティーコーヒーやサードウェーブコーヒーという新しい珈琲概念が浸透しつつあった2010年代前半、その流れを取り込めないかと考えて、喫茶店営業許可を再び取得しました。

 

一杯のコーヒーをテイクアウト専門で売り始めて2年くらい経過すると、テイクアウトコーヒーの販売量も増えて来て、それに比例するように自家焙煎コーヒー豆の店舗販売量も順調に増えて行きました。

その矢先、妻が体調を崩して緊急入院となり、約1か月の入院生活を経て退院したのですが、毎月2回~3回の通院が必要で、それにプラスして、退院から半年間くらいは月に1回~2回救急外来のお世話になっていたので、店舗は閉店状態となってしまって、自家焙煎コーヒー豆の通信販売だけは何とか続けているという有様となってしまいました。

家族は夫婦2人だけで、相方は体調が勝れず病院通いをしていて以前のように働けないわけですから、店舗は開店休業状態で通信販売にだけ依存する商売を3年近く続けました。もちろん、貯金を取り崩す赤字経営でしたが・・・。

 

ほぼ自家焙煎コーヒー豆の通信販売に依存する商売をしていたわけですが、宅配送料の大幅値上げに遭遇します。しかし、常連のお客様相手の通信販売に全面依存する商売をしているわけですから、送料値上げ分をお客様に転嫁する勇気がありません。

常連のお客様に依存する通信販売は儲けの少ない薄利多売の商売だったので、宅配送料の大幅値上げは経営を圧迫します。

 

どうしようか迷っていたのですが、幸い相方の体調も回復して来ていて、自家焙煎コーヒー豆の店舗販売に商売の軸を移せる状況になりつつあったので、思い切って送料値上げの一部をお客さんに転嫁させて頂くことにしました。

心配し過ぎていたのかもしれません。送料値上げ分の一部転嫁による影響は、ほぼ皆無でした。しかし、送料の一部をお客さんに負担して頂いても、エカワ珈琲店の販売価格では、赤字にはなりませんが儲けも僅かです。

 

そこで、昨年(2019年)になって、相方の体調も回復していたので、商売の軸足を自家焙煎コーヒー豆の店舗販売に移すことにして、まずgoogle広告で販促活動を開始、秋の終わり頃からは、ラクスルを活用してのチラシ作成・新聞折込も毎月定期的に実施しました。

販促の効果があって、自家焙煎コーヒー豆店舗販売は好調に推移していたのですが、そこに新型コロナウィルスが登場して来て、あっという間に状況が変わってしまいました。

 

通信販売でも、店舗販売でも、オフィス・研究所・美容室などの店舗・公共施設・役所・学校・飲食店・宿泊施設など、自家焙煎コーヒー豆の業務需要が、あっという間に消えて行きました。

3月下旬になると、新型コロナウィルス感染が拡大、4月に入ると緊急事態宣言が発令されました。ただの風邪だと思っていたのが、ただの風邪では無かったわけです。

私は高齢(68歳)で相方は慢性疾患を持っているので、恐怖心には勝てず、4月から自家焙煎コーヒー豆の店舗内販売を休業にしました。

通信販売と、電話予約注文を頂いたお客様に店舗の外で自家焙煎コーヒー豆を引き渡すという販売方法を採用したわけです。もちろん、売上は激減してしまいました。

【関連記事】コーヒー豆自家焙煎店はダークストアと通信販売で生き残る

 

何はともあれ、再び商売の軸足を店舗販売からオンライン通販にシフトさせようと努力しているのですが、宣伝不足などの要因もあって僅かしか受注量は増えていません。

しかし、少しずつですが、増えていることは増えているので、何んとなく手ごたえみたいなものを感じている年老いた珈琲豆焙煎屋の今日この頃です。

関連記事】幾つかある焙煎コーヒー豆販売チャンネルの中で、インターネット通販(オンライン通販)がダントツに成長している