コーヒー豆の自家焙煎を開始して、焙煎コーヒー豆小売ビジネスを始めたのは1989年(平成元年)のことでした。喫茶店からの商売替えです。
当時、すでに家庭用コーヒーメーカーが相当に普及していて、焙煎コーヒー豆を買って来て、コーヒーメーカーでコーヒーを淹れて飲む家庭が急速に増加していました。
その頃、使った宣伝手段はチラシとダイレクトメールです。出版社は、売上の2割を広告宣伝費に使うと何かの雑誌で読んで、売上の2割は無理でしたが1割くらいを宣伝費に使っていました。
【目次】
- それから20数年、インターネットが全盛に
- インターネット媒体を利用する宣伝は零細生業店に向いている
- WEBサイトを商売に役立てるのは難しい
- 無理をすればマスコミ媒体を利用するのと同じになってしまう
- 自前のWEBサイトを利用する広告4つ心得
それから20数年、インターネットが全盛に
それから、20数年以上が経過して、現在(2019年)はインターネット全盛です。
テレビ、新聞、雑誌、ラジオなどのマスコミ媒体を利用する広告と、インターネット媒体いを利用する広告の違いは何かと考えると、それは、効率の違いだと考えます。
マスコミ媒体を利用する広告とWEBサイトを利用する広告とでは、費用対効果に相当な差異が存在しているのは確かです。
マスコミ媒体を利用する広告は、WEBサイトを利用する広告と比べると、相当に高コストな宣伝手段だと思います。
インターネット媒体を利用する宣伝は零細生業店に向いている
マスコミ媒体、例えば、新聞や雑誌に掲載される広告ですが、運がよければ、その新聞や雑誌を講読している人たちの1%の人たちが、その広告を意識してくれます。そして、その広告を意識した人たちの1%の人たちが、その広告についてまあまあの興味を示してくれると言われています。
インターネット媒体を利用する広告は、もともと興味を持っている人たちが検索とクリックによってWEBサイトにやって来ます。一方、マスコミ媒体を利用する広告は、1%の人たちの中から1%の人たちを探し出す広告です。
ということで、インターネット媒体を利用する広告は、零細生業パパママ店に最適な広告宣伝方法だと考えています。でも、なかなか、商売の役に立ってくれません。
WEBサイトを商売に役立てるのは難しい
インターネット媒体を利用する広告宣伝と言っても、WEBサイトを商売の役に立たせるのは、経験から相当に難しいと合点しています。
WEBサイトへの訪問者ですが、誰も簡単には訪問してくれません。 検索とクリックを駆使してWEBサイトを訪問する人たちは、ものすごく忙しい人たちですから、Google検索の1ページ目か2ページ目で紹介されないWEBサイトは無視されてしまいます。
無視されるのがイヤだからと、専門業者に大金を投じて委任して、検索とクリックを駆使している人たちに注目される方法を使ってWEBサイトの訪問者を増加させるのは、零細生業パパママ店には無理な相談です。年老いた零細生業店の親父には、その方法を理解するだけり知識も財政的基盤も無いわけですから。
無理をすればマスコミ媒体を利用するのと同じになってしまう
無理をして訪問者を増加させるということは、マスコミ媒体を利用する広告に近づくことを意味しているのだと思います。
田舎の零細生業パパママ店が、例えば、ユニクロと同レベルの商売を営むことなど不可能なわけですから、無理をしてWEBサイトの訪問者を増加させることは無意味なのだと考えることにしています。。
不特定多数の訪問者を、零細生業パパママ店のお客さんにすることなど、ほとんど不可能なことだと思います。
自前のWEBサイトを利用する広告4つ心得
そこで、零細生業パパママ店が、WEBサイトを利用する広告心得について、セスゴーディンさんのブログ記事を参考にさせて頂いて考えてみました。それが、以下の4つの心得です。
1つ目の心得
WEBサイトを訪問してくれる人たちが、簡単にお客さんになってくれると思い込んではダメだと考えます。WEBサイトを訪問してくれたという事実だけで、満足するべきだと思っています。
2つ目の心得
WEBサイトの訪問者が興味を失うプロセスを理解して、常にその部分を修正する必要があると考えます。損失をできるだけ少なくする努力が必要だと思いますから。
3つ目の心得
WEBサイトのステップをできるだけ少なくする必要があるみたいです。考えて見れば、各々のステップはコストそのものですから。
4つ目の心得
人それぞれ異なっています。ですから、人それぞれで対処方法を変える必要があると思います。彷徨える大衆に注目されることばかりを考えていると、数少ない真のお客さんを見逃す可能性もあると思います。