令和時代の珈琲トレンド地図、現在進行中の珈琲消費者動向

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筆者ですが、平成元年の8月、自家焙煎したコーヒー豆の小売販売を開始しました。それから30年間に渡って、珈琲の世界で暮らしの糧を得てきたわです。

その30年の間で、珈琲の世界の有様が相当大幅に変化しています。特に、2010年代に入ってからの10年間、珈琲グローバル化の影響を顕著に受けて、珈琲の世界の変化スピードが速くなっているような気がします。 

 

   

珈琲の家庭外消費が進行している

自家焙煎コーヒー豆小売ビジネスを開始した30年前、珈琲の家庭内消費が増え始めていました。それに加えて、インスタントコーヒーから焙煎したコーヒー豆に珈琲需要がシフトしつつあったわけです。

30年後の現在(2019年)、家で飲むコーヒーの需要が伸び悩んでいて、街で飲むコーヒーの需要が増加しています。そして、コンビニコーヒーの大躍進が、その傾向を増幅しているように感じられます。

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珈琲の家庭外消費が珈琲の家庭内消費に影響を与えている

もしかしたら、自家焙煎珈琲豆小売ビジネスに限定されているのかもしれませんが、特別なコーヒーを売る珈琲専門喫茶店での消費者動向が、そのまま珈琲の家庭内消費に持ち込まれているように感じられます。

ライフスタイルが変化しているからかも知れませんが、30年前・20年前と比べればもちろん、10年前と比べても、消費者の焙煎コーヒー豆購入パターンが、差別化した焙煎コーヒー豆の方向にシフトし始めているようにも感じられます。

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RTD(レディートゥードリンク)コーヒー需要再び

缶コーヒーやペットボトルコーヒーの需要ですが、コンビニコーヒーブームの影響で近年低迷しているように感じられます。

しかし、欧米では、このRTDコーヒーへの需要が高まっているようです。

2000年代にはほとんど存在していなかったRTD消費市場ですが、2010年代になって、冷たいコーヒーに注目が集まって、手軽で飲みたいときにすぐに飲めるRTDコーヒーに対する需要が、欧米の若い人たちを中心に高まっていると報じられています。

日本でも、サントリーのクラフトボスが働き盛りの人たちを中心に人気を博して、再び、RTDコーヒー、特に飲み頃サイズのペットボトルコーヒーに注目が集まり始めているようにも感じられます。

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シングルサーブ(カプセルコーヒー、ポッドコーヒー)に対する需要

シングルサーブコーヒー(カプセルコーヒー・ポッドコーヒー)需要の中心地はヨーロッパだとされていますが、北米大陸でも、シングルサーブコーヒー(カプセルコーヒー・ポッドコーヒー)が順調に売上を伸ばしていると報じられています。

シングルサーブコーヒー(カプセルコーヒー・ポッドコーヒー)需要の中心地は欧米、特にヨーロッパだと伝えられていますが、日本でも、オフィスコーヒーサービスでシングルサーブコーヒー(カプセルコーヒー・ポッドコーヒー)が活躍している場面に出合うことが多々あります。

シングルサーブコーヒー(カプセルコーヒー・ポッドコーヒー)の特徴は、その利便性にあると思いますが、コスト的には割高になるわけですから、このまま順調に成長するかどうかについては疑問符が付いていると年老いた珈琲屋の親父は考えています。

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インスタントコーヒー

レギュラーコーヒーとも呼ばれている焙煎コーヒー豆の場合、その鮮度保持が難しいので、消費地での焙煎加工が絶対必要条件となっています。

しかし、乾燥加工するインスタントコーヒーの場合、食品寿命(シェルフライフ)が長いので消費地生産にこだわる必要がありません。

コーヒー豆生産国が、コーヒー豆をそのまま輸出するのとインスタントコーヒーに加工して輸出するのとでは、付加価値が全く違ってきます。

コーヒー豆の二大生産地であるブラジルとベトナムで、インスタントコーヒーの現地生産が増えているようです。

インスタントコーヒーについては、コーヒー豆生産地で生産加工したインスタントコーヒーを消費地の国々が輸入するという方向に進んで行くだろうと推測しています。

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ブラジルと中国の珈琲消費者動向

ブラジルは、世界最大のコーヒー豆生産国で世界第2位のコーヒー消費国です。そのブラジルで、特別なコーヒー(プレミアムコーヒー)に消費者の注目が集まり始めているという話が聞こえてきます。

Luckin Coffee という出前中心の喫茶店が急成長している中国では、都市部でのコーヒー消費が増え続けているようですが、中国全体を観察すれば、コーヒー消費量は依然としてまだまだ少ないと報じられています。

また、コーヒー需要が増えている中国の都市部のコーヒー価格ですが、日本よりも割高な価格設定になっているという話も聞きます。

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